管理栄養士は、病気の人や食事をとるのが難しい高齢者、そして健康な人まで、一人ひとりに合わせて栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。そのため、専門的な知識と技術が必要です。栄養士は、主に健康な人に対して、栄養指導や給食の運営を行います。
管理栄養士の国家試験は年に1回、毎年3月中旬ごろに実施され、合格発表は3月下旬となっています。
2024年の第38回管理栄養士試験は下記のような日程・内容で行われました。
■管理栄養士試験の日程・時間
令和5年2月26日(日)
午前:10:00~12:25(2時間25分)
午後:13:40~16:20(2時間40分)
■問い合わせ先
管理栄養士国家試験運営本部事務所
〒130-0022 東京都墨田区江東橋2丁目2番3号 倉持ビルディング第2ビル6階
電話番号:03(6659)9687
第38回管理栄養士試験解答速報2024
2024年の第38回管理栄養士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
イートリート
sgs総合栄養学院
twitterのハッシュタグ「#管理栄養士試験解答速報」
5ch
「資格の大原」と「LEC東京リーガルマインド」では管理栄養士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#管理栄養士試験」や「#管理栄養士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
最も正確な解答は後日、日本医歯薬研修協会ホームページの「解答速報」ページで公開されます。
管理栄養士試験の合格基準・ボーダーは?
管理栄養士試験は配点を1問1点とし、200点満点中、総合点で約60%の正答率が合格基準となっています。
試験は、午前の部・午後の部の2部に分かれており、どちらも1問あたりに割ける時間は1分半程度となっています。
200点満点で合格基準は総合点で120点以上(6割以上)の得点となっていてこの合格基準は、過去10年以上にわたってほぼ変わらない水準となっています。
不適切問題により満点・合格基準点が下がるケースもありますが、基本的には120点以上/200点(正答率60.0%以上)が合格ラインだと考えておきましょう。
過去5年間の合格基準は以下です。
合格基準得点/満点 正答率
第35回 120点以上/200点 60.0%
第34回 120点以上/200点 60.0%
第33回 120点以上/200点 60.0%
第32回 119点以上/200点 59.8%
第31回 120点以上/200点 60.0%
管理栄養士国家試験の合格率
管理栄養士国家試験の合格率は平成29年度より大幅に上昇しています。
受験者数 合格者数 合格率
2022年(第36回) 16,426 10,692 65.1%
2021年(第35回) 16,019 10,292 64.2%
2020年(第34回) 15,943 9,874 61.9%
2019年(第33回) 17,864 10,796 60.4%
2018年(第32回) 17,222 10,472 60.8%
管理栄養士試験の出題範囲・問題数
【午前】
社会・環境と健康 16問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 26問
食べ物と健康 25問
基礎栄養学 14問
応用栄養学 16問
【午後】
栄養教育論 13問
臨床栄養学 26問
公衆栄養学 16問
給食経営管理論 18問
応用力試験 30問
管理栄養士と栄養士の違い
栄養士は、栄養士養成施設で3年間学び、卒業と同時に都道府県知事から免許を取得できます。主に健康な方を対象に、栄養指導や給食運営を行います。
管理栄養士は、栄養士養成施設で4年間学び、さらに管理栄養士国家試験に合格し、厚生労働大臣から免許を取得します。病院や福祉施設などで、病気や高齢で食事がとりづらくなっている方や、健康な方一人ひとりに合わせて、専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。
管理栄養士試験の難易度,受験生感想まとめ
管理栄養士と栄養士は、私たちの健康を支える大切な仕事をしています。これらは、「栄養士法」という法律によって、その仕事の内容や、なるための条件が定められた国家資格です。国家資格とは、国がその資格を持つ人の知識や技術が一定の基準を満たしていると認めることを意味します。管理栄養士の免許は厚生労働大臣が、栄養士の免許は都道府県知事がそれぞれ与えます。