カラダ探しは『ウェルザード』による小説作品。
時間のループに取り込まれ、毎晩のように真夜中の校舎で血まみれの少女の霊に追われて殺され、時間を前日の朝まで戻されて蘇生するという毎日を繰り返しながら、バラバラに分割された人体のパーツを探索して集めていくというデスゲームに巻き込まれてしまった高校生たちによるサバイバルホラー。
橋本環奈さん主演で実写映画化もされましたが、カラダ探しの最後の結末は?
カラダ探しのあらすじ
女子高生・明日香の生活は、ある日学校にいるはずのない幼い少女から「ワタシのカラダ、探して」と不気味な言葉を言われた日から一変してしまう。その日深夜0時を迎えた瞬間、気付くと明日香はクラスメイト5人と共に深夜の学校に。その後突如全身が血で染まった少女”赤い人”が現れ、全員を次々に殺していく。そしてその日から、6人は同じ日を繰り返すこととなるのだった。明日を迎える唯一の方法は、校内に隠された、とある少女のバラバラにされた”カラダ”をすべて見つけ出すこと……。
カラダ探しネタバレ|最後の結末は?
元々「カラダ探し」と「赤い人」は別々の呪いです。
・「カラダ探し」は赤い人を自由にさせない為に美紀(赤い人である美子の姉)が作りだした檻のようなもの
・「赤い人」は殺された美子を生き返らせようとした父親がバラバラになった美子の体を集めて(心臓だけ見つからなかった)自宅の地下で行った儀式によって集まってしまった(生まれた?)悪霊のようなもの
赤い人のぬいぐるみの中のカラダを取り出すために、健司含む全員で協力します。
ホールに明日香、他のメンバーは赤い人からリレー方式でカラダをパスしていきます。
ここからネタバレですね。
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13215543198
ホール上担当の留美子と理恵がぬいぐるみから頭を取り出し、明日香にパスします(二人は死亡)。赤い人に追いつかれる直前で明日香が頭を棺桶に納めてクリア。
赤い人はホールの中で棒立ちになり、放送が流れます。
内容は「一人一人の名前を読み、死亡確認するものでした。
例 杉本健司 死亡確認 消去します。
激昂した明日香は高広の放送だけ聞き逃しますが、その後放送者が「ホールに来る」と放送したので正気を取り戻します。
やってきたのは遥で、その後頭部の髪が割れ、そこから小野山美紀がでてきます。遥は棺桶に入り、棺桶の遥と合体して復活します。
美紀が一人でホールでキャッキャ遊んでいる間に明日香は遥と話します。
そこでわかる情報を纏めると
・カラダ探しは美紀の呪い
・放送室から来た遥は魂。棺桶の肉体に入ると復活。
・カラダが集まると棺桶の人間は解放され、人々の記憶に棺桶の人間に関する記憶が捏造される。
・カラダ探しが終わると、その場にいる誰かが棺桶に入り次のカラダ探しの「探させる側」になる。
上の事を遥に聞いた直後、明日香は遥に棺桶に突き飛ばされ、気を失います。
明日香はその後学校のホールで目を覚まします。
次の日(10日)になり、皆が生きている事を期待して教室に行くと、皆生きていました。しかし、皆は明日香の存在を忘れていました。
当たり前に教室にやって来た遥を問い詰め、ビンタしたところ、留美子にビンタされ教室を飛び出す明日香。そのまま学校の外へ出ようとしたところ、例の見えない壁があり学校から出られません。
その後八代先生のところへ泣きつき、話を整理します。
纏めると
・棺桶に入った人間は、カラダ探しにかかった日数後、ホールで目が覚める(明日香は11日後。遥は数年)。
・カラダ探しが終わった瞬間に死んでいた人は、棺桶に入った人間、カラダ探しの記憶を失い、翌日目を覚ます(クリアにかかった日数分体は老ける)。
・カラダ探しが終わった瞬間に生きていた人は、棺桶に入った人間もカラダ探しのことも覚えたまま翌日目を覚ます(こちらも老ける)。
八代先生が以前言いかけた言葉は「最後のカラダはみんな生きているときにしろ。」
その後屋上にいると遥がやってきて、「これから高広とデート」と言い残し去ります。そこに美紀が現れ「迎えにきた」と言いますが、明日香は少しだけ時間をくれと言い、「振り返ったら迎えに来る」と言い残し美紀は消えます。
明日香は最後に高広にを一目見ようと校内へ戻りますが、理恵に気づかれ、理恵から話を聞いていた高広は、明日香に叫び追いかけます。
また屋上へ戻り、柵にもたれて泣いていたところに高広がやってきます。
遥の件について責めている高広に明日香は一人にしてほしいと言いますが、高広は「ずっと探してたんだ」と後ろから抱きしめます。
高広はカラダ探しが終わった瞬間に生きていましたが、明日香が耳を塞いだので放送が聞こえませんでした。
高広が「絶対に探してやる」と約束し、明日香は振り返りながら高広に「大好きだよ」と言い残し、消えます。
ここまでが第一回目のカラダ探しです。
わかりにくい部分を纏めると
・棺桶に入るとすべての人間に忘れられる。カラダ探しにかかった日数後にホールで目覚め、自分のカラダを探してもらうメンバーを選び、自身の魂は放送室に、肉体はカラダとして隠される。
カラダ探しが始まった時点で、カラダ探しをしている人間には棺桶の人間の記憶は擦り込まれている。
カラダが集まるほどカラダを探しているメンバーは忘れられていく。
カラダ探しが終わると、棺桶に入っていた人間は解放され、自身のために作られた記憶のお陰で不自由なく生きていける。
第二回のカラダ探しでは明日香ではなく、相島美雪が主点になります。
カラダ探しが始まるの放課後「学校に一人でいる」条件を満たした美雪(高広は校内にいたのに)は、カラダ探しの外で赤い人に遭遇します。
他メンバーは協力的で無い人も居ましたが、「棺桶に誰かが入らなければいけない」事やカラダ探しを終わらせる方法(赤い人はカラダ探しに閉じ込められている)をカラダ探し中に「美子」として現れた赤い人に聞いた美雪と他メンバー達は、カラダ探しを終わらせるために美紀を棺桶にぶち込みますが、美紀を怒らせ、空間にヒビが入っただけでカラダ探しを永久に終わらせることはできませんでした。
その後、美子から聞いたもう一つの方法を実行するため美雪が棺桶に入ります。因みに全員生存。
その方法は、カラダ探しをさせるため美雪のところへ来た美紀の前で、美雪が振り返り、赤い人を背後に呼び出す方法でした。
カラダ探しの外で赤い人を見た美雪にしかできない方法です。
それにより美雪ごと美紀を殺しますが、カラダ探しによるとてつもない時間や空間の異常が一気に解消された影響で世界が崩壊します。
しかし、すぐに崩壊した世界は戻ります(その瞬間の出来事が『カラダ探し 解』で語られます)。
その後、カラダ探し(美紀)から解放された赤い人を止めるべく、赤い人の呪いを解きます。
因みに、美雪がホールで目覚める前にもカラダ探しが行われました。
カラダ探しは重複するようで、棺桶に入った人が復活するまで待ってくれません。
その話が第3回目で、美紀が死ぬのはその後です。
2章はカラダ探しクリアではなく呪いそのものを解く方法を模索する話です。
→結果、主人公である美雪は赤い人に騙されて「檻」の役目をしていた美紀の呪いを解除してしまいます。
3章は美雪が美紀の呪いを解除している時に留美子と武司が気を失います。その時に二人が見ている夢(想像の世界?)の内容が第3章です。
→結果、赤い人の呪いを解く為に必要な美子の心臓の場所が分かります。
最終章は赤い人の呪いを解く話です。
→結果、留実子・武司・健司・美雪・遥・先生が死亡して残りは助かります。
最後は卒業式の場面で終わります。