カラス肉の刺身が東京新聞で「究極のジビエ」として紹介されたことが波紋を広げています。
カラスの肉を生で食べることは地域の食文化だとしているものの厚労省が注意喚起しています。
カラス肉の刺身|究極のジビエと東京新聞に厚労省も注意喚起
カラス肉の刺身を「究極のジビエ」と紹介 東京新聞コラムが物議…厚労省も注意喚起「非常に危険」
茨城県ひたちなか市内の住民の家に集まってカラスの肉を生で食べ、その体験を一部地域の食文化だとして紹介した東京新聞の記者コラムに対し、「危険な行為を助長しかねない」などと医師らからツイッター上で批判が相次いでいる。
ジビエ(野生鳥獣肉)を生で食べれば、肝炎などを引き起こし、命を落としかねないことが理由だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7198f9633c056dadcbae5d4f59608a302bfb9804
東京新聞が「<突撃イバラキ>カラス肉の生食文化 究極のジビエに挑戦」という記事で茨城県ひたちなか市内の住民の家に集まってカラスの肉を生で食べ、その体験を一部地域の食文化だとして紹介
ただジビエは野生鳥獣なので、寄生虫や腸管出血性大腸炎、E型肝炎などの食中毒リスクがあります。肉の中心温度が75℃で1分以上と同等の加熱時間を設け、調理に使った器具は熱湯消毒が必須です。
厚労省のサイトを見ると、ジビエの生食について、E型肝炎ウイルス、O157などの腸管出血性大腸菌や寄生虫による食中毒のリスクがあり、場合によっては死亡すると警告している。
茨城県の生活衛生課ではこうした伝統が一部地域であるのかについて
「表に出ないところで愛好者がおられるのかもしれませんが、聞いたことはありませんので、伝統とは言えないのではないかと考えています」
としています。