下賜の意味｜薬屋のひとりごと

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2023.10.23

「下賜」とは意味は？

「薬屋のひとりごと」では「下賜されてしまう」という文がよく出て来ますが、どういった意味なのでしょうか？

「下賜」とは意味は？皇帝からの贈り物ののこと。

「薬屋のひとりごと」では不要になった後宮の女性が、皇帝から部下の男性にプレゼントされてしまうということ。

プレゼントされてしまう女性視点からすると、クビになってしまうようなものなので、下賜されてしまうという表現になっているのでしょう。

主人公のように無理やり連れていかれた場合と違い、多くは貴族の娘などで実家からの期待を背負って後宮に上がっている人が多いのではないでしょうか。花形の就職先のようなものですね。

皇帝の息子を産めば、後の皇帝の母親になれるビッグチャンス。

国母となり女性の中では最高の地位で下手すると皇帝より威張れる可能性があるので向上心の高い女性達は一番を目指すんでしょう。

実家も安泰ですし。

下賜の使い方

下賜とは高貴の人が、身分の低い人に物を与えること。

使い方としては、

「･･･のような小さい公園を下賜せられた。この東洋の金魚も、王女アンの…」太宰治「女の決闘」

「･･･伯爵某々が下賜された土地小住宅とともに十五年年賦で分譲する。」宮本百合子「ロンドン一九二九年」

後宮の妃や女官は主上の手が付き、子を産むことができれば一気に上に上がることができる。

それを望んでいる以上、どれだけ国内の地位が高かろうと「家臣に下げ渡される」のは普通ノーサンキューなのです。

一貫に登場した「芙蓉妃」は入内する以前から両想いの幼馴染がおり、武官となった幼馴染が手柄を立てたことで下賜されることとなった。

得意な舞踊を主上の前で「わざと失敗すること」でお手付きを回避して引き籠っていたが、下賜が決まった所で妙な興味を持たれると困るので、夢遊病を装ってうわさを流していた。