金地金の密輸は、昔から世界で大きな問題となっています。密輸によって得られた利益は国外に持ち出され、新たな金地金の購入資金に充てられていると考えられています。
また、このような金地金の密輸は多くの場合、組織的に行われていると考えられ、その密輸を通じて得られた利益は犯罪組織の資金源になっている可能性があると指摘されています。
こうした中、密輸の取り締まりはどんどん厳しくなっていますが、それに伴い密輸犯の手口も巧妙化。
ただ中には時代に逆行するかのような驚くような手口で金塊の密輸を試みようとする犯罪者もいるようですね。
カツラに金塊を隠して密輸!インドの税関で逮捕さる
インドのチェンナイ国際空港で数日前、ドバイから入国しようとした男2人が逮捕された。2人は髪型があまりにも不自然だったことから税関職員が不審に思い、その後の検査でウィッグの下に金や外貨を隠していることが判明した。『Metro』『LADbible』などが伝えている。
https://article.yahoo.co.jp/detail/254efc3fc9f45175651da633045100a39c552e30
インドのチェンナイ国際空港で今月21日、マグルーブ・アクバラリ(Magroob Akbarali)とズバイル・ハッサン・ラフィユシーン(Zubair Hassan Rafiyutheen)の2人が、税関で警備を担当する警官に呼び止められた。
2人は頭頂部が浮き上がった不自然な髪型をしており、税関職員が検査を行ったところ、頭頂部の部分ウィッグの下から金ペーストや米ドルなどの外貨が見つかった。
カツラの中に24金のゴールドペーストを隠し持っていたとして逮捕されたインド人の男2人は、なんと髪を剃ってカツラを装着していました。
アラブ首長国連邦のドバイからインド東部のチェンナイ国際空港に降り立ったインド人の男2人は、カッパのように頭頂部を剃り、金塊を隠すスペースを作り出していました。
しかも、金は頭の形にフィットするよう巧妙に加工!
なぜ空港職員たちはカツラの手口に気づいたのかと言うと、まず1つは、歩き方が妙に不自然だったこと。
背筋をピーンと張りすぎてるように見え少し落ち着きもなかったそうです。
さらにヘアスタイルをやたらと気にしているわりに、手荷物検査で調べた荷物の中にスタイリング剤は見当たりませんでした。
そして、決定的だったのhが頭頂部に不自然な盛り上がりがあったこと。
インド人の男2人はカツラだけではなく靴下と直腸の中にもゴールドペーストを隠し持っていたことが判明。
下着の股間部分からも、同様に黒いビニール袋が発見され中からは米ドルなどの外貨と金ペースト698グラム相当が発見されたそうです。
末端価格は合わせて約38万3000ドル(約4136万円)にも上ったとのこと。
インドでは、同じような手口の密輸が続出していてスペインでも、コカインをカツラの下に隠していた売人が逮捕されているそうです。
コロンビア首都ボゴタから入国しようとした65歳の密輸犯はバルセロナの空港で逮捕されましたが、とても不安そうな様子で、帽子の下に見えるカツラも明らかに不自然なサイズだったことから警察の注目を集めたと発表されています。
カツラを取ってみると、ラップされた500gのコカインが、移動中にずり落ちないよう頭頂部にバランスよく配置されていたのでした。