映画「君たちはどう生きるか」で風切りの七番とは?
宮崎駿監督のジブリ映画「君たちはどう生きるか」は吉野源三郎が原作の小説や漫画のストーリーとは全く違う オリジナルストーリー
アオサギの羽根「風切りの七番」を矢羽根にした矢とは?
風切りの七番とは|君たちはどう生きるか(映画)
映画「君たちはどう生きるか」は激化する太平洋戦争のなか、母を亡くした少年「牧眞人」が、父の新たな妻となる母の妹が住む疎開先で、疎外感や鬱屈から離れ、人間の言葉を話すアオサギに導かれ、異世界への冒険を経て成長するというストーリー。
アオサギを突き刺した矢、風切りの七番とはアオサギの羽根を矢羽根にした矢。
風切りの七番がアオサギの嘴を穿つと、アオサギは半鳥人の姿から戻れなくなっていましたが、本来はアオサギの翼(風切羽)の初列7番の羽根が「風切りの七番」なのでは?という考察がみられます。
風切羽とは鳥類の羽毛の一種。前肢から後方に向かって生えている一列の大きな羽毛で、翼の主要部をなす部位。
紙のように軽く、丈夫で折れにくい。羽ばたきで浮力と推進力を生む飛ぶ為の羽。
まとめ:風切りの七番とは|君たちはどう生きるか(映画)
映画「君たちはどう生きるか」ではアオサギの羽根を矢羽根にした矢には「風切りの七番」が用いられているということですが、風切羽のことを指しているとみられます。
風切羽は3つの名称に細分化されます。
初列風切羽(翼の外側)
次列風切羽(翼の内側)
三列風切羽(※明確に定義付けられていない)
初列風切羽は進行方向に推し進める「推進力(すいしんりょく)」を生む役割があり基本的に10枚・11枚持つ鳥が多いですが、種類によっては9~12枚の場合もあるようです
次列風切羽は鳥の種類によって6枚~37枚あり、進行方向に対して垂直に働く「揚力(ようりょく)」を生む役割があります。