KB5009566は2022年1月12日にWindows Updateで配信されたWindows11用セキュリティ更新プログラム(22000.434)
不具合およびその回避策・解決策は?
KB5009566とは?Windows Update2022年1月
2022年1月のWindows Update「KB5009566」は累積更新プログラムです。
主に次の2点となります。
・Windows11のセキュリティ脆弱性を修正
・2021年11月公開のwindows update「KB5007262」による日本語入力方式エディター (IME) の問題を修正。
「KB5007262」適用後、日本語 IME(Microsoft 日本語 IME とサード パーティの日本語 IM)を使用してテキストを入力すると、テキストが正しく表示されない場合や、マルチバイト文字セット (MBCS)を使用するアプリでテキスト カーソルが予期せず移動することがありました。
KB5009566不具合は?Windows Update2022年1月
KB5009566には以下の既知の不具合があります。
■不具合1
新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。
開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。
○回避策
以下のいずれかの対処方法をご検討ください。
< 対処方法A >
手動で入力モードを変更する。
< 対処方法B >
以前のバージョンのIMEを使用する。『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。
■不具合2
特定のHDRモニターを使用するWindows11 21H2環境において、一部の画像編集アプリ等で色が正常に表示されない・正しくレンダリングされない場合があります。この現象は、主に白色で頻繁に発生します。明るい黄色やその他の色でも発生する場合があります。
この不具合は、Win32 APIが特定の条件下(特定のカラーレンダリング)で予期せぬ情報やエラーを返す際に発生します。全てのカラープロファイル管理プログラムが影響を受けるわけではなく、Microsoft Color Control Panelを含む、Windows11の設定ページで利用できるカラープロファイルオプションは正常に使用できます。
この不具合はWindows11のオリジナルリリース(初期状態)から発生しています。
○回避策
本不具合の対処方法や回避策はMicrosoftから案内されていません。
HDRモニターで発生するため、単純にHDRを無効化すれば不具合の影響は受けないものと思われます。お困りの方はお試しください。
Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、2022年1月下旬に修正を予定しています。