KB5041580 は、Windows 10 バージョン22H2 および 21H2 用の累積的なアップデートであり、重要なセキュリティアップデートとバグ修正が含まれています。
主な改善点として、BitLocker 回復画面の不具合修正、ロック画面での Wi-Fi 接続に関する問題への対応、Secure Boot Advanced Targeting (SBAT) の適用などが挙げられます。
KB5041580について|windows update2024年8月
KB5041580 に関する詳細な説明を以下に示します。
KB5041580 は、Windows 10 バージョン 22H2 および 21H2 用の累積的な更新プログラムであり、2024 年 8 月 13 日にリリースされました。 この更新プログラムは、Windows Update から自動的にダウンロードおよびインストールされますが、手動でインストールすることもできます。 KB5041580 には、セキュリティ更新プログラムとバグ修正が含まれています。
KB5041580の主な変更点
KB5041580 の主な変更点は以下のとおりです。
- セキュリティの強化: Windows オペレーティングシステムのセキュリティの問題に対処します。 2024 年 8 月のセキュリティ更新プログラムには、142 件の脆弱性に対する修正が含まれています。
- BitLocker 回復画面の問題: 2024 年 7 月 9 日の更新プログラムのインストール後に、デバイスの起動時に BitLocker 回復画面が表示される問題が修正されました。 この問題は、デバイスの暗号化がオンになっている場合に発生する可能性が高くなります。
- ロック画面の問題: CVE-2024-38143 に対処するために、ロック画面で Wi-Fi に接続するための「Windows ユーザーアカウントを使用する」チェックボックスが使用できなくなりました。
- レジストリキーの削除: セキュリティ強化のため、レジストリキー「NetJoinLegacyAccountReuse」が削除されました。
- SBAT の適用: Windows を実行しているシステムに Secure Boot Advanced Targeting (SBAT) が適用され、脆弱な Linux Extensible Firmware Interface (EFI) (Shim ブートローダー) が実行されないようにします。 この更新プログラムは、Windows と Linux をデュアルブートするシステムには適用されません。
このほかにも、多数のバグ修正が含まれています。
更新プログラムの入手方法
KB5041580 は、以下の方法で入手できます。
- Windows Update: Windows Update から自動的にダウンロードおよびインストールされます。
- Microsoft Update カタログ: Microsoft Update カタログの Web サイトから、スタンドアロン パッケージとしてダウンロードできます。
KB5041580バグ・不具合は?
KB5041580 には、以下の既知の不具合があります。
- デュアルブート環境で Linux が起動しない: この問題は、デュアルブート環境に Secure Boot Advanced Targeting (SBAT) のアップデートが誤って適用されることが原因です。 回避策としては、レジストリキーを追加して SBAT のアップデートがインストールされないようにする方法があります。 また、すでに Linux が起動しなくなっている場合は、セキュアブートを無効化し、Linux を起動してコマンドを実行する手順で復旧できる場合があります。
- ユーザーアカウントのプロフィール画像を変更できない: 2024 年 4 月 24 日に公開されたプレビューリリース KB5036979 以降をインストールすると、ユーザーアカウントのプロフィール画像を変更できなくなる場合があります。 この問題に対する回避策は、Microsoft から提供されていません。
- DHCP オプション 235 の問題: DHCP オプション 235 を使用して Microsoft Connected Cache (MCC) ノードを検索するように設定されている一部の Windows デバイスで、MCC ノードを使用できない場合があります。 この問題は、Microsoft によって認識されていますが、まだ解決されていません。
インストール前の注意点
- 最新のサービス スタック更新プログラム (SSU) をインストールする: Microsoft は、最新の SSU を最新の累積的な更新プログラム (LCU) と組み合わせて提供するようになりました。 KB5041580 をインストールする前に、最新の SSU がインストールされていることを確認してください。
- 必要に応じて特別なスタンドアロン SSU をインストールする: オフラインの OS イメージサービスの場合、または Windows Server Update Services (WSUS) の展開の場合、または Microsoft Update カタログからスタンドアロン パッケージをインストールする場合は、特定の条件下で特別なスタンドアロン SSU をインストールする必要があります。
- 更新プログラムのインストール前に PC をバックアップする: 更新プログラムのインストールによって問題が発生した場合に備えて、PC をバックアップしておくことをお勧めします。
KB5041580終わらない・進まない?
KB5041580 がインストールできない、終わらない・進まない場合は、以下の対処法を試してみてください。
- Windows Update のトラブルシューティングツールを実行する: Windows Update に関連する問題の解決に役立つ場合があります。
- Windows Update コンポーネントをリセットする: Windows Update に関連するコンポーネントが破損していることが原因である可能性があります。
- 関連する更新サービスを再起動する: Windows Update や Background Intelligent Transfer Service などのサービスが正しく実行されていないと、更新プログラムのインストールが失敗する可能性があります。
- システム ファイルチェッカー (SFC) と展開イメージのサービスと管理 (DISM) を使用してシステムファイルを修正する: システムファイルの破損が原因である可能性があります。
- Microsoft Update カタログから手動でダウンロードしてインストールする: Windows Update からインストールできない場合でも、Microsoft Update カタログから手動でダウンロードしてインストールできる場合があります。
まとめ:KB5041580バグ・不具合は?終わらない・進まない?windows update2024年8月
KB5041580は、2024年8月にリリースされたWindows 10のセキュリティ更新プログラムです。この更新プログラムは、Windowsオペレーティングシステムの様々な脆弱性を修正し、システムのセキュリティを強化することを目的としています。
■更新内容のハイライト
- セキュリティの強化: 複数のセキュリティ脆弱性が修正され、システムの安全性が高まりました。
- 機能改善: 一部の機能が改善され、より安定した動作が期待できます。
- 既知の問題: 一部のユーザーでは、更新後に特定の不具合が発生する可能性があります。
■更新による影響と注意点
- デュアルブート環境でのLinuxの起動問題: この更新プログラムをインストールすると、WindowsとLinuxをデュアルブートしている環境で、Linuxが起動できなくなる可能性があります。
- プロフィール画像の変更問題: 一部のユーザーでは、プロフィール画像を変更できなくなる場合があります。
- BitLocker回復画面の表示: デバイスの暗号化が有効になっている場合、更新後にBitLockerの回復画面が表示されることがあります。
- Wi-Fi接続の制限: ロック画面でWi-Fiに接続する際に、「Windowsユーザーアカウントを使用する」チェックボックスが使えなくなる場合があります。
■更新の注意点
- 互換性の問題: 一部のソフトウェアやハードウェアとの間に互換性の問題が発生する可能性があります。
- データのバックアップ: 更新前に必ず重要なデータをバックアップしておきましょう。
- 不具合発生時の対処: 更新後に問題が発生した場合、Microsoftのサポートページやコミュニティフォーラムなどを参考に、対処方法を調べてみましょう。
■更新のインストール方法
- Windows Update: Windows Updateから自動的にダウンロードおよびインストールされます。
- Microsoft Update Catalog: スタンドアロンパッケージをダウンロードして手動でインストールできます。