「警察庁について」
という件名の迷惑メールが確認されています。
あたかかも警察から送信しているように見えますが、迷惑メールなので注意をしましょう。
警察庁の迷惑メールの内容|リモートストーリーズ,セイテイショウジ,エゴクリーン
警察庁について
私たちは警視庁です。 あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され、被害者に300万円の賠償金を支払う必要があります。 至急下記口座にお振込下さい。
1: 金融機関:paypay(ペイペイ)銀行
支店番号:005
支 店 名:ビジネス営業部
口座番号:普通 7585732
口座名義:カ)リモートストーリーズ
漢字:株式会社リモートストーリーズ
东京都千代田区霞关2-1-2
100-8974 「#9110」 03-3581-0141(代表)
「警察庁について」迷惑メールに注意|リモートストーリーズ,セイテイショウジ,エゴクリーン
税務署や国税庁をかたるメールやショートメッセージについて、以前から偽の国税庁ホームページへ誘導する事例が報告されていましたが、警察庁をかたる迷惑メールも増えているようです。
警察庁の正しいアドレスは、「www.npa.go.jp」です。
このアドレス以外のものは、不審なメールやフィッシングサイトの可能性があります。
たとえば、警察庁を装ったウェブサイトに誘導され「マルウェアが検出されました。」というメッセージが表示され、「警察庁セキュリティ無料版アプリ」なる不正アプリのダウンロードが促されることがあります。
また、口座名義には、
リモートストーリーズ
セイテイショウジ
エゴクリーン
アイリー
など実在する企業名が流用されているようなので注意が必要です。
警察庁でも、このようなメールを送信していないとしたうえで、不審なサイトが表示された場合は、不用意に偽アプリをダウンロードしたり、金銭の支払いなどに応じたりせず、警察庁のウェブサイト「フィッシング110番」から、各都道府県警察のフィッシング専用窓口への通報を促しています。
なお、警視庁というものもありますが、警視庁とは、東京都内の警察署を束ねる「東京警察本部」であり、 警察庁とは、日本全国の警察を管理・運営している機関です。
つまり警視庁は警察庁に管理される警察本部の1つというわけです。
「警察庁について」迷惑メールが届いたら?
警察庁をかたる不審なメールやショートメッセージの被害に遭わないために、以下の点に注意しましょう。
不審なメールやショートメッセージの特徴を覚える
警察庁をかたる不審なメールやショートメッセージには、以下の特徴があります。
警察庁の公式ホームページに似せたURLが記載されている。
納税の督促や差押えなどの重要な内容が記載されている。
メールやショートメッセージでURLをクリックして、指定されたサイトにアクセスするよう促される。
サイトにアクセスすると、個人情報やクレジットカード情報の入力を求められる。
これらの特徴を覚えておくことで、不審なメールやショートメッセージを見分けやすくなります。
不審なメールやショートメッセージは絶対に開かない
不審なメールやショートメッセージが届いたら、絶対に開かないようにしましょう。開いてしまうと、ウイルスに感染したり、個人情報が盗まれたりする可能性があります。
もし、間違って開いてしまった場合は、すぐにメールやショートメッセージを削除しましょう。
警察庁からの連絡は原則、電話や郵送で届く
警察庁からの何らかの連絡出会ったり、納税の督促や差押えなどの重要な連絡が届く場合は、原則、郵送で届きます。メールやショートメッセージで届くことはまずありません。
もし、郵送で届くはずの連絡がメールやショートメッセージで届いた場合は、不審なメールやショートメッセージである可能性が高いので、注意しましょう。
警察庁公式ホームページから情報を確認する
警察庁からの連絡や情報を確認する必要がある場合は、必ず警察庁の公式ホームページから確認しましょう。
警察庁の公式ホームページのURLは、https://www.npa.go.jp/ です。
フィッシング被害に遭ってしまった場合
フィッシング被害に遭ってしまった場合は、速やかに以下の対応を行ってください。
■警察に通報する
最寄りの警察署または警察庁の「フィッシング110番」に通報してください。
■金融機関に連絡する
フィッシングサイトで口座情報を入力してしまった場合は、速やかに利用している金融機関に連絡してください。
■パソコンを初期化する
フィッシングサイトにアクセスしたパソコンは、ウイルスに感染している可能性があります。パソコンを初期化するなど、適切な対策を行ってください。
まとめ:「警察庁について」迷惑メール|リモートストーリーズ,セイテイショウジ,エゴクリーン
警察庁をかたる不審なメールやショートメッセージには、以下の注意点があります。
近年、警察庁を装うフィッシング被害が増加しています。フィッシングとは、偽のメールやSMS(ショートメッセージ)を送信し、個人情報や金銭を騙し取る犯罪です。
フィッシングの被害を防ぐためには、以下の点に注意してください。
■不審なURLをクリックしない
警察庁を含む公的な機関は、SMSやメールで個人情報を入力するよう促すことは決してありません。不審なURLをクリックしないよう、注意してください。
■個人情報を入力しない
偽サイトでは、個人情報を入力するよう促されます。絶対に個人情報を入力しないよう、注意してください。
■最新の情報を確認する
警察庁のウェブサイトでは、フィッシングに関する情報が公開されています。最新の情報を確認してください。