化女沼レジャーランドは1979年に宮城県大崎市でオープンした総合レジャー施設。
遊園地をメインに周辺にはキャンプ場・ゴルフ場も備えた大型複合パークとして全盛期には年間20万人以上の来場者があったとされますが2000年に閉鎖。
現在は化女沼レジャーランドの遊園地の施設などがそのまま残されていることから廃墟ツアーが組まれたり、心霊スポットとしてテレビで紹介もされるようになりました。
化女沼レジャーランドの全盛期から現在まで!
住所:〒989-6251 宮城県大崎市古川小野
アクセス:高速道路の東北自動車道・長者原スマートICから車で約1分、電車の場合はJR古川駅より約9km
「化女沼(けじょぬま)レジャーランド」は、宮城県大崎市に総合レジャー施設として1979年に開園。
遊園地やキャンプ場・ゴルフ場を備え、かつては「1000人で出来る流しそうめん」「映画も撮影された遊園地」として人気を集めました。
全盛期には年間20?30万人の来園者数を記録し野外ステージで「ゴダイゴ (GODIEGO) 」がコンサートを行うなど、アーティストのライブでも有名な遊園地でした。
しかし1990年代にバブルが崩壊したことによって日本全体がレジャー不振となると化女沼レジャーランドからも客足が遠のいていきます。
来園者は激減した化女沼レジャーランドは2001年の10月に閉園し現在は、立入禁止となっている内部を見るために所有者に特別な取材許可となります。
化女沼レジャーランドの所有者は開園当時から現在まで変わらず地元の不動産会社経営者・後藤社長。
少年時代に第二次世界大戦中の「仙台空襲」が原体験となり焼け野原となってしまった仙台市を活気づけるために、化女沼レジャーランドの開園に至ったと言われています。
ちなみに、化女沼レジャーランドでは2003年に「温泉掘削」が行われ、大きな温泉ホテルもまかなえるほどの豊富な湯量を誇る温度も50度以上ある硫黄泉があります。
温泉が出たことを受けて化女沼レジャーランドは温泉施設として再オープンするという噂が出たこともありましたが、しかし許可申請に時間がかかり掘削が閉鎖後になってしまったのです。
化女沼レジャーランドは撮影ロケも!
化女沼レジャーランドは荒れ果てた建物に壊れた看板、バンガローなど当時のまま残されていることから廃墟マニアからは「聖地」として絶大な人気を誇っています。
廃墟ツアーも過去に実施されたことがあり、仙台の旅行会社「たびのレシピ」が主催となり化女沼レジャーランドの廃墟をめぐる見学ツアーがありました。
他にもアニメ「魔法少女まど☆マギ」では劇場版のオープニングに登場した観覧車が化女沼レジャーランドの観覧車とそっくりだと噂になり、そのことからまど☆マギの聖地としてファンが訪れるようにもなっています。
また、映画「スープオペラ」や北海道出身のラッパーSALU「In My Life」のMV撮影ロケにも使用されています。
化女沼レジャーランドは心霊スポットの噂に所有者は…
化女沼レジャーランドは人気廃虚や、まど☆マギの聖地として有名ですが、2015年11月1日に放送されたテレビ番組「映っちゃったGP」で、心霊スポットとして紹介されました。
青白い女性の霊が現れたり、沼から赤ちゃんが泣く声が聞こえたり、夜に女性のすすり泣きが聞こえてくると言われています。
とも。そんな化女沼には「照夜姫伝説」が言い伝えられており、沼のほとりに住んでいた姫が岸辺に立つとその美しさに見とれ蛇が水面に集まるように。
しかし元運営者の後藤社長は完全否定していて、化女沼レジャーランドは残念ながら風評被害に見舞われていることになりますね。
ちなみに、化女沼レジャーランドのあたりには「照夜姫伝説」と称される伝承があることも心霊スポットと言われるようになった要因の一つのようです。
沼のそばに、かつて一人の長者がいた。その長者には美しい一人娘がいた。名は照夜姫と言い、毎日のように沼へ来て日を過ごしていた。その美しさのために、いつしか姫が沼のほとりに近づくと、水面にたくさんの蛇が集まるほどであったという。
ある時、一人の旅の美男が長者の家にやって来て、宿を借りることになった。照夜姫とはすぐに相思相愛の仲となったが、また旅を続けるためにと男は去って行った。
男との別れを嘆き悲しんでいた照夜姫であったが、しばらくして突然の体調の異常に気づく。そのまま産気付いた姫は、その夜のうちに子供を産んだ。しかし赤子は人間ではなく、白蛇だったのである。驚く姫をよそに、生まれた白蛇は沼の底へと沈んでいった。そして姫もその後を追うようにして、愛用の機織りの道具を持って沼へ身を投げたのである。
それから毎年7月7日には、沼の中から機織りをする音が聞こえてくると伝えられる。
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