建築設備士とは、建築物の設備計画、設計、施工、維持管理の分野において、専門的知識と技術を有し、安全かつ快適な建築物を実現するための活動を行う技術者です。建築設備士は、建築設備技術者協会(JABMEE)が実施する建築設備士試験に合格することで取得することができます。
2023年の建築設備士試験は下記のような日程・内容で行われました。
■建築設備士試験の日程・時間
2023年6月18日(日)
■主催団体
公益財団法人 建築技術教育普及センター
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル
TEL 03-6261-3310
http://www.jaeic.or.jp/shiken/bmee/index.html
建築設備士試験解答速報2023
2023年の建築設備士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
日建学院
総合資格院
twitterのハッシュタグ「#建築設備士試験解答速報」
5ch
「資格のTAC」「資格の大原」「LEC東京リーガルマインド」などでは建築設備士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#建築設備士試験」や「#建築設備士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
正式な解答は後日、過去問として建築技術教育普及センターのHPで掲載されます。
建築設備士試験の合格率,合格基準は?
合格基準は、建築一般知識40%以上、建築法規50%以上、建築設備50%以上を確保し、かつ合計基準点60%以上となっています。
各科目および総得点の合格基準点は以下のとおりです。
2022年
建築一般知識13点以上/27点(48.1%)
建築法規9点以上/18点(50.0%)
建築設備30点以上/60点(50.0%)
合計72点以上/105点(68.6%)
2021年
建築一般知識13点以上/27点(48.1%)
建築法規9点以上/18点(50.0%)
建築設備30点以上/60点(50.0%)
合計70点以上/105点(66.7%)
2020年
建築一般知識13点以上/27点(48.1%)
建築法規9点以上/18点(50.0%)
建築設備30点以上/60点(50.0%)
合計67点以上/105点(63.8%)
※「第一次試験」に合格した場合、次年度の「第一次試験」が免除されます。
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2022年 3,183人 516人 16.2%
2021年 3,217人 606人 18.8%
2020年 2,811人 379人 13.5%
2019年 3,198人 610人 19.1%
2018年 3,335人 646人 19.4%
建築設備士試験の試験範囲・出題形式
四肢択一式 105問
※卓上計算機を携行できます
建築一般知識、建築法規:2時間30分
建築設備:3時間30分
一次試験は「建築一般知識30問」「建築法規20問」「建築設備50問」の3つに区分され、総問題数100問で構成されます。
建築設備士とは?
建築設備士は、建築物の設備に関する知識と技術を持つ資格です。建築物の快適性、安全性、省エネルギー性などを確保するために、電気設備や空調設備、給排水設備などの計画・設計・施工・運用・保守などに関わります。
建築設備士の資格は、国や地域によって異なる場合がありますが、一般的には以下のような手続きが必要です。
必要な学歴や経験:建築や設備に関連する学校での学位や専門の教育訓練を受けることが要求される場合があります。また、一定の実務経験を要求される場合もあります。
試験の受験:建築設備士の資格を取得するためには、一般に試験に合格する必要があります。試験は、建築物の設備に関する知識や技術、法令・規制などに関する問題が出題されます。
登録や認定:試験に合格した後、国や地域の建築設備士登録機関に登録する必要があります。登録には一定の手数料がかかる場合があります。
建築設備士は、建築物の設備に関する専門知識を持っており、設備の計画や設計、施工監理、運用管理、保守点検などの業務を担当します。具体的な業務内容は、電気設備や空調設備、給排水設備などの設計や施工管理、エネルギー効率の改善、安全対策の策定などが含まれます。
建築設備士の資格は、建築物の快適性や安全性の向上に貢献する重要な役割を果たします。建築業界やエネルギー管理分野などで需要があり、建築設計事務所、建設会社、公共機関などで働くことが一般的です。
建築設備士試験の難易度,受験生感想まとめ
建築設備士試験は、学科試験と設計製図試験の2つに分かれており、学科試験では、建築設備に関する基礎知識、法令、構造、施工、維持管理などの知識が問われます。設計製図試験では、建築設備の設計図を作成する必要があります。
建築設備士は、建築業界において、幅広い分野で活躍することができます。例えば、設計事務所、建設会社、コンサルタント会社、設備会社、官公庁、教育機関、研究機関などです。建築設備士は、建築物の安全性、快適性、省エネルギー性、環境性能などの向上に貢献しています。
建築設備士は、建築業界において、必要不可欠な資格です。建築設備士の資格を取得することで、建築業界で活躍する機会を広げることができます。