菊池俊秀さんは埼玉県初の地ビール(クラフトビール)の醸造所「氷川ブリュワリー」を立ち上げた人。
ビール好きが高じて脱サラした菊池俊秀さんの経歴やプロフィールをまとめているほか、氷川ブリュワリーの通販は価格についても整理しています。
氷川ブリュワリーの埼玉クラフトビール通販や価格は?
氷川ブリュワリーでは菊池俊秀さんのオリジナルレシピによる4種類の「氷川の杜シリーズ」をベースに様々なクラフトビールを醸造されています。
菊池俊秀さんは地元の埼玉にこだわってホップはさいたま市の農業試験場「見沼グリーンセンター」で試験栽培している「チャレンジャー」という品種を使用。
他にも、明治時代に日本に入り埼玉県が品種改良した「幻の県産ビール麦」といわれるゴールデンメロン埼1号を「さいたまヨーロッパ野菜研究会」メンバー協力のもと復活させています。
同じくさいたま市にあるタキザワ漢方廠(しょう)の調合したシナモン、朝鮮ニンジン、クコなどの漢方を使った「漢万(かんばん)・エール」など、
これまでに300種類を超えるクラフトビールがあり醸造所「氷川ブリュワリー」併設の「ブリューパブ氷川の杜」では新鮮なクラフトビールをそのまま飲むことができます。
菊池俊秀さんの取り組みには埼玉県やさいたま市も全面協力しており、ビール麦の種子やホップの入手、栽培、商品開発などをサポートを受けたそうです。
菊池俊秀さんの氷川ブリュワリーのクラフトビール価格は
12オンスカップ 800円
9オンスカップ 500円
500mlペットボトル 1430円
といった感じになっていて、店舗でテイクアウトはできるものの残念ながら通販には対応していないようです。
そこでおすすめなのが、菊池俊秀さんに倣ってクラフトビールを自前で作ってみることです。
手作りビールキットならネット通販で手軽に入手することができて、最初に1万円程度の一式をそろえたら、あとは材料を購入するだけで自分だけのオリジナルクラフトビールを楽しむことができます。
日本ではアルコール飲料(いわゆるお酒)の製造は酒税法で厳しく規制されているものの、
アルコール度数1%未満であれば酒税法に違反しないのでいくらでも自由にビールを作ることができます。
手作りビールの作り方は簡単で材料のモルトを粉砕し釜の中で温水と混ぜ合わせて放置しデンプンが糖に変わるのを待ちます。
その後、原液をろ過して加熱してホップを混ぜてから酵母を加えおよそ1か月発酵・熟成させるだけ。
使用する麦芽やホップ、酵母の種類を変えるとビールの風味も変わってきますし、煮込む時間、温度によって違いが生まれます。
氷川ブリュワリーの住所やアクセス
住所:
さいたま市大宮区高鼻町1-36-1
連絡先:048-783-5123
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)wikiプロフィール
生年月日:1956年8月
年齢:64歳
出身地:玉県さいたま市(旧大宮市)
高校:埼玉県立浦和高校
大学:山梨大学工学部機械工学科→名古屋工業大学機械工学(最終学歴)
所属: I love Saitamaぷろでゅーす
菊池俊秀さんは大学卒業後、日本光学工業株式会社(現株式会社ニコン)に入社し生産技術を担当。
カメラや半導体製造装置などを製造するための機械、レンズ内超音波モーターや半導体製造装置内のリニアモーター技術の他、検査装置の開発・設計を行い10以上もの特許も取得。
サラリーマン時代は日本国内のみならず海外のラボや工場でも活動をしていたそうです。
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)の経歴
サラリーマンとしては順風満帆といえるキャリアを過ごしてきた菊池俊秀さんですが、
50歳を過ぎたときに「このまま都内で働き続けて退職したら埼玉で周りの人とのコミュニティがなくなる」と第2の人生についてちょっとした不安を覚えます。;
そんなときに大宮に住む人、働く人、色々な人が集まることができる「コワーキングスペース7F」というコミュニティスペースを見つけ、
そこに集まる人たちの「こういうことをやりたい!」という思いに強く影響を受け、自分も何かしたいと考えるようになります。
菊池俊秀さんはもともと友人に誘われて体験したビール工房でのビール作りをきっかけに趣味でクラフトビール作りを10年以上も続けていたことから、
大宮の地域ブランドとしてクラフトビールで町おこしができないか?と知り合った仲間たちに提案。
実はこのとき、大宮駅東口ではロフトの閉店・移設が決まっていて、ただでさえ人通りの減った大宮銀座通り商店街がますます閑散とするのでは?と言われていた時期で、
菊池俊秀さんはクラフトビールには地域活性化という目的も含まれていました。
菊池俊秀さんのクラフトビールの企画は見事に2013年さいたま市ニュービジネス大賞でコミュニティビジネス賞に選出され、
まだまだ現役の会社員だった菊池俊秀さんは早期退職を利用して会社を辞めると、その4ヶ月後には早くも氷川ブリュワリーをオープンさせ2ヶ月後には醸造も開始しています。
これだけのハイテンポで開業に至ったのは奇跡といっても良いものがあり、人に対してではなく場所におりる酒造免許は申請から取得まで最短でも4ヶ月はかかるとされているので、
菊池俊秀さんの開業がいかにハイスピードだったかわかりますね。
■菊池俊秀さんの受賞歴
2013年さいたま市ニュービジネス大賞でコミュニティビジネス賞
2016年、渋沢栄一ビジネス大賞において「地域活性化クラフトビール事業」がベンチャースピリッツ特別賞
さいたま観光国際協会が選定する「第9回さいたま推奨土産品」の金賞
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)のツイッターやインスタグラム
氷川ブリュワリーのツイッター
@HIKAWAbrewery
氷川ブリュワリーのフェイスブック
@hikawa.brewery
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)の高校や大学など学歴は?
菊池俊秀さんは埼玉でも屈指の進学校で知られる男子校・埼玉県立浦和高校に通っており、
大学は山梨大学工学部機械工学科で学んだあと、さらに名古屋工業大学機械工学でも研究をしています。
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)の結婚した嫁は?子供はいる?
菊池俊秀さんは32歳の時に小学校の教員だったすみ子さんと結婚し2人の子供を授かっています。
長男の直樹さんはお店を手伝ってくれていて海外の論文や様々なビールを飲み新しい材料を使ったビール作りのトレンドを研究してはアドバイスをしてくれるそうです。
菊池俊秀さんのお店のフードメニューは妻のすみ子さんのアイデアから生まれたものが多く並んでいます。
菊池俊秀(氷川ブリュワリー)の年収は?
菊池俊秀さんは氷川ブリュワリーを祖業するに当たって起業資金の2,500万円(醸造設備、店舗改装費等)をほぼ退職金で賄ったとされています。
大企業で研究職をしていた50代の頃の年収はおそらくは1000万円近くあったんじゃないかと思います。
ただ現在は1店舗を経営するのみですので、年収としては何とか不自由なく暮らせるだけの収入があるといった感じではないでしょうか。
推測するに、菊池俊秀さんはほとんど借金をせずに開業できているようなので、仮に氷川ブリュワリーが立ち行かなくなっても撤退しても年金で暮らしていけそうですね。