鬼滅の刃で産屋敷邸(鬼殺隊の本拠地)はなぜ無惨に見つかった?
産屋敷邸の場所は隊員の全員が把握していつでも行くことができる場所なのでしょうか?
また、無惨が襲撃に来た際、柱はすぐさま産屋敷の元へ直行していますが、柱だけは産屋敷の居所を知っているのでしょうか?
鬼滅の刃|産屋敷の場所はなぜ無惨に見つかった?
鬼滅の刃で産屋敷邸(鬼殺隊の本拠地)が無惨に見つかった経緯や理由は明確に記述されていません。
産屋敷邸、日輪刀を作る鍛冶師たちが住まう里の所在地などは鬼殺隊内でも最重要機密事項なので、隊の中でも詳細は秘されており、限られた一部の人間しか知らない、と原作に記載があります。
しかし、読み取れる情報を元に、可能性を考察すると、以下の点が考えられます。
無惨の執念: 産屋敷家は千年もの間、鬼舞辻無惨を倒すことに執念を燃やしてきました。無惨もまた、自分を滅ぼそうとする産屋敷家を最大の敵と認識しており、その居場所を突き止めるためにあらゆる手段を講じていた可能性があります。
情報網: 無惨は配下の鬼や、鬼に変えられた人間を通じて広範囲に情報網を築いていたと考えられます。長年の活動の中で、産屋敷家の情報を得る何らかの手がかりを掴んでいた可能性も考えられます。
鳴女の能力: 無惨は、上弦の肆である鳴女の能力で鬼殺隊の居場所を六割把握していました。このことから、産屋敷邸の位置も鳴女の能力によって特定された可能性も考えられます。
上記はあくまで可能性であり、断定的な情報はソースからは得られません。産屋敷が無惨に見つかった明確な理由は、作者のみぞ知る、と言えるでしょう。
鬼滅の刃|産屋敷の場所は誰が知っていた?
炭治郎が折れた刀をもう一度打ってもらうために鍛冶の里へ向かう際、目隠し、耳栓、更に「あなた匂いで察してしまうかもしれないので」ということで鼻にまで栓をされる…というシーンがあります。
その上で、『道案内役の隊員』に負ぶわれて運ばれ、道筋を覚えられないようにあちこちをぐるぐると回って、途中途中で『案内役』が何度も交代するリレー方式である…と描かれています。
案内役も『自分の担当する区間』の道しか知らず、他の案内役がどういうルートを聞いているのか一切分からない。更に都度変更もある…とも。
鍛冶の里に関しては、柱ですら「はじめて知ったけど自分の担当している区域から近かった」という旨のことを言っているので、同じように詳細は知らずにつれてきてもらっていた可能性もあります。
本来は産屋敷邸へもそれくらいの手間をかけてやっと連れて行ってもらえる、くらいの扱いだと思われます。
そもそも一般隊士が産屋敷邸へ赴く用事そのものが無い可能性もあります。
ただ柱に関しては、半年に一度、柱合会議が開催されること、鬼殺隊のトップであることなどから、『ごく一部の限られた人間』の中に入っており、詳細な所在地も教えてもらっているため、襲撃の際はまっすぐそこへ向かえた…ということではないでしょうか。
鬼滅の刃|鬼舞辻無惨はなぜ産屋敷耀哉に会う事が出来た?
上弦の弐が藤の花で死ななかったように、また終盤で描かれた珠代さんの毒を解毒しようとしてたことから、毒で死なない、解毒ができるの2点から近づけたのではないでしょうか
なお、体が弱く余命いくばくもない産屋敷耀哉は最後に”闘い”をやりたかったのでしょう。
そして無惨もそれを受けた。
無惨もなにか仕掛けがあるだろうと予想していました。
しかし無惨は陽光以外で滅びることがないという自覚を持っていますので、
なんらかの仕掛けがあったところでなんの躊躇があるでしょうか。
藤の花そのものに何かあるわけではなく、あくまで『そこから抽出した毒』で鬼を倒すものであり、藤の花は単に「あの匂い嫌いだから近寄らんどこ」というだけです。
しばらく気持ち悪いのを我慢すれば無理やり突っ切ることも出来なくはないでしょうし、もしそれで花の毒を受けても、無惨や上弦の鬼たちは藤の花の毒も少し時間をかければ分解して無効化してしまえます。
更に、終盤で産屋敷邸へやってきたときは、『お館さまが自ら情報を流して無惨をおびき寄せた』ものです。
それまで厳重に隠していた屋敷の場所のヒントをわざとばらまいて、無惨が自分のところへやってくるように仕向けた。
だからもし藤の花が植わっていたとしてもお館さまの指示で刈られているだろう、と思います。
また、無惨が産屋敷邸へやってきたのはおそらく鳴女の空間転移能力によるものなので、それであれば藤の花があってもそれを無視して突然敷地内へ現れることが出来るので意味がありません。
鬼舞辻無惨と産屋敷耀哉の関係について
鬼舞辻無惨と産屋敷耀哉の関係は、千年以上に渡る鬼殺隊と鬼の戦いの歴史そのものと言えるでしょう。「鬼滅の刃」から読み取れる両者の関係性は以下の通りです。
宿敵: 産屋敷家は鬼舞辻無惨を討つために鬼殺隊を組織し、千年以上にも渡り対立してきました。 無惨にとっても産屋敷家は自分を滅ぼそうとする唯一の組織であり、最大の敵と認識しています。
因縁: 産屋敷家は鬼舞辻無惨を生み出した一族であるがゆえに、代々早死にの呪いを受けてきました。 無惨は産屋敷家のこの主張を「逆恨み」だと一蹴していますが、無惨が倒された後、産屋敷家は呪いから解放されていることから、無惨の存在が産屋敷家の早死にに深く関わっていたことは間違いありません。
対照的な統率: 無惨は恐怖と力で鬼たちを支配し、自身の目的のために酷使していました。 一方で、産屋敷耀哉は鬼殺隊員たちから厚い信頼を得ており、隊員一人一人に寄り添いながら鬼殺隊をまとめていました。 特に、甘露寺蜜璃や竈門禰豆子への接し方は、無惨の支配とは対照的であり、産屋敷家の慈悲深い人間性が表れています。
このように、鬼舞辻無惨と産屋敷耀哉は、単なる敵対関係を超えた深い因縁で結ばれています。両者の関係性は、鬼殺隊と鬼の戦いの歴史そのものであり、『鬼滅の刃』という物語の根幹を成す重要な要素と言えるでしょう。