鬼滅の刃の時代設定について。
アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」第4話「笑顔になれる」では紙飛行機を飛ばしあうことになりましたが、原作にあった設定なのでしょうか?それともアニオリ(アニメオリジナル)?
鬼滅の刃|紙飛行機は原作?アニオリ?柱稽古編
アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」第4話「笑顔になれる」では、炭治郎と時透無一郎が紙飛行機対決を繰り広げるシーンが印象的でした。しかし、このシーンは原作にあった設定なのでしょうか?それともアニオリ(アニメオリジナル)なのでしょうか?
論から言うと、紙飛行機対決はアニオリです。
原作では、時透無一郎の柱稽古はほんの数コマしか描かれていません。炭治郎との和やかなシーンや、柱同士のバトルシーンもありません
では、なぜアニオリで紙飛行機対決が追加されたのでしょうか?
考えられる理由はいくつかあります。
時透無一郎の意外な一面を描く
炭治郎と時透無一郎の絆を深める
コミカルなシーンで視聴者を和ませる。
鬼滅の刃アニメ柱稽古編|なぜアニオリで紙飛行機?
時透無一郎は普段クールで無表情なキャラクターですが、紙飛行機対決では無邪気な笑顔を見せます。これは、原作では描かれていない彼の意外な一面です。
また、紙飛行機対決を通して、炭治郎と時透無一郎の絆が深まります。最初は炭治郎が圧倒的な強さを持つ時透無一郎に歯が立たなかったのですが、その後他の隊士たちも勝負に参戦し、時透無一郎と交流を深めていきます。
さらに、紙飛行機対決はコミカルなシーンであり、視聴者を和ませる効果があります。鬼滅の刃はシリアスな展開が多い作品ですが、このようなコミカルなシーンがあることで、作品全体のバランスが取れています。
紙飛行機対決はアニオリですが、作品に深みを加える良いシーンだったと言えるでしょう。
鬼滅の刃|紙飛行機の時代設定は?柱稽古編
鬼滅の刃の物語は、大正時代という激動の時代を舞台に繰り広げられます。
この時代は、欧米文化を取り入れ、近代国家への道を歩み始めた一方で、まだ着物や刀が一般的だった時代でもあります。
以下では、鬼滅の刃の時代設定について、より詳しく掘り下げていきます。
■大正時代とはどんな時代だったのか?
大正時代は、1912年から1926年までの15年間を指します。
明治維新を経て近代化が進んだ日本は、欧米列強の仲間入りを果たし、日露戦争にも勝利するなど、国際的な地位を高めました。
一方で、第一次世界大戦の影響を受け、経済は混乱し、社会不安も高まっていました。
また、大正デモや米騒動など、民衆による社会変革を求める運動も活発化しました。
■鬼滅の刃の物語はいつ頃起こっているのか?
鬼滅の刃の物語は、大正元年から大正4年までの間に起こったと推測されています。
これは、第6話に登場した手鬼のセリフから考察されたものです。
■大正時代に刀は所持できたのか?
明治時代から、刀を所持することは禁止されていました。
これは、1876年(明治9年)に出された「廃刀令」によるものです。
廃刀令により、軍人や警察が制服を着用する場合以外に、刀を所持することは禁じられました。
鬼滅の刃の時代は、廃刀令が出されてから35年程経過しているので、帯刀は許されていません。
■大正時代に人はまだ着物を着ていたのか?
大正時代は、まだほとんどの人が着物を着ていました。
炭治郎や柱は、隊服を着ることが多いので、私服での登場はほとんどありません。
しかし、洋服も次第に普及し始めていました。
特に、大正12年に起こった関東大震災をきっかけに、女性の服装は欧米化が進むようになりました。
■鬼滅の刃が大正時代を舞台にした理由
鬼滅の刃が大正時代を舞台にした理由は、いくつか考えられます。
剣士の人気が高い
着物や刀が持つイメージ
激動の時代という舞台設定
大正時代は、刀剣乱舞などの作品でも人気のある時代です。
また、着物や刀は、日本らしさや伝統的なイメージを象徴するものです。
鬼滅の刃は、こうしたイメージを活かして、物語の世界観を構築していると考えられます。
■時代考証について
鬼滅の刃は、時代考証を完全に無視しているわけではありません。
しかし、エンターテイメント作品として、ある程度の時代考証の誤りは許容されていると考えられます。
例えば、大正時代に銃ではなく刀で戦う設定などは、時代考証的には正確ではありませんが、作品の世界観やテーマに合致しているため、許容されています。
紙に後期については、とりあえず、飛行機自体はあったようです。
ライト兄弟の発明が明治36年。日本人が国内で飛んだのは明治43年だそうです。
日本で飛行機の原理を発見したのは、愛媛県出身の二宮忠八です。
折り紙が微妙ですが、歴史自体はかなり古く、江戸になると折り方手本もあったぐらい。
紙を飛ばす折り方もあっていいと思うし、「とんび」と呼ばれるのはあったらしいとか。
まぁ、所詮アニメですし、史実に忠実でなければならないということもないでしょう。
当然、鬼も鬼殺隊もないわけで。
鬼滅の刃|柱稽古編アニメ4話について
鬼滅の刃「柱稽古編」第4話「笑顔になれる」では、霞柱・時透無一郎がメインキャラクターとして登場します。
原作ではほんの数コマしか描かれていない無一郎の柱稽古が、アニメでは大幅に補完されています。
その中でも特に注目すべきポイントは、以下の3点です。
■無一郎の意外な一面
普段はクールで無表情な無一郎ですが、炭治郎に対しては無邪気な笑顔を見せます。
このギャップが非常に魅力的で、視聴者の心を掴んでいます。
また、刀鍛冶の鉄穴森に刀の手入れをしてもらっているシーンや、夜に不死川実弥と伊黒小芭内と実戦形式の稽古をしているシーンなど、原作では描かれていない無一郎の意外な一面が描かれています。
■炭治郎との絆
炭治郎は、無一郎が隊士たちに厳しく接しているのを見て、勝負を挑みます。
勝負内容は、紙飛行機を飛ばしてどちらが遠くまで飛ばせるかというものです。
炭治郎は圧倒的な強さを持つ無一郎に敗れますが、その後他の隊士たちも勝負に参戦し、無一郎と交流を深めていきます。
このシーンを通して、炭治郎と無一郎の絆が深まる様子が描かれています。
■心温まるアニオリシーン
無一郎と炭治郎、そして隊士たちが紙飛行機を飛ばすシーンは、非常に心温まるシーンです。
このシーンを通して、「鬼滅の刃」の世界の平和さが表現されています。