「鬼滅の刃」で竈門家を襲った鬼はなぜ禰豆子（ねずこ）以外を殺して禰豆子（ねずこ）だけを鬼にしたんでしょうか？
魘夢は禰豆子が人間に味方するのに無惨に殺されないのを不思議がっていましたが、なぜ殺されない？
【鬼滅の刃】禰豆子（ねずこ）はなぜ鬼になった？
竈門家を襲った鬼がどこの誰、というのは明らかにはなっていませんが（その後で出会った雑魚鬼ではない）、竈門家を襲ったのは、無惨で間違いないようです。
炭治郎は、浅草で「家に残っていた匂い」を辿って、無惨と初めて邂逅していることから、そうと知れます。
また、無惨はこの時に炭治郎の耳飾りを見て、縁壱のことを思い出しています。
その時の様子からみて、それまで縁壱のことも日の呼吸のこともすっかり忘れ去っていたように思われます。
その後話が進むにつれ、禰豆子は人間の血肉の代わりに睡眠で命を繋いでいたり、太陽を克服したり、普通の鬼とは異なる特殊例である、無惨が探している『完全な不老不死』のための重要なピースとなる人物である、と描写されていますので、何かしらの理由があって、瀕死の禰豆子が無惨の血を浴びる状況になってしまって鬼化した、という可能性。
鬼に襲われその血を浴び、本来であれば普通の鬼の血には人間を鬼化させる作用は無いので他の家族同様に死ぬはずだったものが、偶然禰豆子の中で何かの能力が芽生えて、鬼化という形で変異を起こすことで命を繋ぐことになった…という可能性。
あと、アカザが煉獄さんを「鬼になれ」と誘っていましたし、上弦の六である堕姫と妓夫太郎が人間だった頃、殺されかけて瀕死のところに童磨が出てきて、「血をやろう、鬼にしてやろう」と言っていたかと思います。
なので、『鬼に出来るのは無惨だけ』である設定と若干矛盾するのですが、あるいは一部の（上弦の？）鬼たちには例外的に、無惨に頼らず自分たちで鬼を増やせるような差配がされているのかもしれません。
それに日の呼吸と型を知る者は、四百年前に無惨と黒死牟で徹底的に殺し尽くしています。
実際四百年の間、日の呼吸の使い手も、日の呼吸の型を知る者も現れなかった訳ですし。
なので無惨にしてみれば、日の呼吸と日の呼吸の型は、完全に途絶えたと考えていると思います。
【鬼滅の刃】禰豆子（ねずこ）が無惨に殺されない理由はなぜ？
禰豆子（ねずこ）が無惨に殺されない理由はなぜかというと、人間を鬼に変えられるのは無惨の血だけです。
鬼たちの体内には全て、無惨の血が混ざっています。
この『無惨の血』はある種のGPSのようなもので、鬼たちの体内から、「この鬼は今どこそこの地点にいます」「こういうことを考えています。こんなことをしゃべりました」と言うのを全部本体である無惨に伝えているので、今あの鬼が私のことを人間に喋ろうとしたな、というのが伝わった瞬間に、鬼の体内の血を介してその鬼を殺してしまったりも出来ます。
作中ではそれらのことを『無惨の呪い』と呼んでいます。
本来鬼はこの呪いを解除できないのですが、禰豆子は何故か解除してしまっており、GPSの電波が飛ばないので無惨は禰豆子の居場所や思考を読み取ることが出来ませんし、血を介して殺してしまうことも出来ない…ということです
【鬼滅の刃】禰豆子（ねずこ）はなぜ鬼になった？無惨に殺されない理由は？
無惨は元々、日光を克服する鬼を見つける為に家族全員を鬼にしようと思っていた。しかし、禰豆子以外は無惨の血に適応できずに死んでしまったが、禰豆子は血に適応したため鬼になって生き残っていた
無惨が竈門家を炭治郎がいないタイミングで襲ったのは、全くの偶然です。
禰豆子だけが鬼にされた理由ですが、公式ファンブックで吾峠先生は「無惨は太陽を克服する鬼を生み出す為に、それまで鬼にしたことの無い体質や血質の人を選んで鬼にしている。
また、強い鬼も欲しいので、上弦の鬼に似ている人も鬼にしている。」という宗のことを云っています。
つまり禰豆子は前記のいずれか、あるいは両方にあたったので鬼にされた。
竈門家のそれ以外の人は、どちらでもなかったので殺された。
ということになるでしょうか。
ちなみに太陽を克服することは、その鬼の体質なので、その鬼を取り込むことで、無惨が太陽を克服することが可能になります。
日の呼吸を始めとする呼吸方は、個人が鍛練を積み重ねた結果として会得する“技術”なので、呼吸方を会得している人を取り込んでも、呼吸方を使えるようにはなりません。
もしそれが可能であるならば、鬼狩りを喰った鬼達、例えば多くの柱を喰った上弦の鬼は全員、何らかの呼吸を使えるようになっているはずですが、実際にはそうなっていないことをみれば明らかです。
念の為、黒死牟が月の呼吸を使えるのは、人間だった時に修得したからです。
