君たちはどう生きるか（映画）片山一良が助監督

映画「君たちはどう生きるか」で出征する兵士の名前が片山一良？

宮崎駿監督のジブリ映画「君たちはどう生きるか」は吉野源三郎が原作の小説や漫画のストーリーとは全く違う オリジナルストーリー

「片山一良」という名前の兵士が出征するのを見送るシーンがありましたが、兵士の名前は助監督の片山一良氏にちなんでいるのでしょうか？

君たちはどう生きるか（映画）片山一良が助監督

映画「君たちはどう生きるか」は激化する太平洋戦争のなか、母を亡くした少年「牧眞人」が、父の新たな妻となる母の妹が住む疎開先で、疎外感や鬱屈から離れ、人間の言葉を話すアオサギに導かれ、異世界への冒険を経て成長するというストーリー。

序盤で、主人公・眞人の父親が夏子（ナツコ）と再婚すると、ナツコの住む屋敷に移り住むために引っ越してきますが、その際、眞人とナツコが2人で屋敷に向かう途中で出征する兵士を見送るシーンがあります

兵士の名前は「片山一良」でしたがエンディングテロップで助監督は片山良一となっています。

モデルが本人なのかどうかについては「氏名の偶然の一致」と言う可能性もなくはないですが、モデルであると考えた方が自然でしょう。

そもそも、ジブリでは『耳をすませば』の時に鈴木敏夫が西司朗の音楽仲間の役で声優出演したりするなど、スタッフを使った遊び心が結構あります。

まとめ：君たちはどう生きるか（映画）片山一良が助監督

映画「君たちはどう生きるか」で出征する兵士の名前にもなっている助監督の片山一良さんはフリーランスのアニメーション監督・アニメーション演出家

京都府立城南高等学校（現・京都府立城南菱創高等学校）卒業後、漫画家を目指して東京デザイナー学院（現・東京ネットウエイブ）へ進むも、『ルパン三世 カリオストロの城』を観てアニメーターになろうと1979年に学院を中退し、テレコム・アニメーションフィルムに採用試験を受け、同社の2期生として入社する。

『ルパン三世（第2TVシリーズ）』や『じゃりン子チエ』などの動画を担当した後、テレコムを退社し、フリーランスのアニメーターとなる。その後、演出家に転向し、『魔法の妖精ペルシャ』や『魔法のスター マジカルエミ』などの演出を担当する。

妻は元アニメーター・漫画家の洞沢由美子。