君の名で瀧の母親は死亡?三葉の母(二葉)の死因は?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

映画「君の名は。」で瀧はどうしてお父さんしかいないのでしょうか?なぜ母親が登場しない?死亡している?

また三葉の母(二葉)は亡くなっていて父と祖母だけのようですが死因は?

スポンサーリンク

君の名で瀧の母親は死亡?

映画「君の名は。」で瀧の母親に関しては詳細は設定されていません。

父が食事当番の話を息子と事務的な日常会話の調子ですることが母親がいないことを示唆しているでしょう。

新海監督によると

「数年前に離婚したんだと思っています。そういうことは当たり前に起こり得ることだし、瀧も特に執着したりはしていないのです。」

との事です。

ちなみに、瀧の父親の名は特に決まっていないそうです。

新海監督から語られたのは、

・瀧は1人っ子である事。
・母親は数か月前に離婚している。(と新海監督自身は思っている。)
・そうした事(離婚)は当たり前に起こり得る事であり、瀧も特に執着してはいない。

という事のみです。

君の名で瀧で三葉の母(二葉)の死因は?

映画「君の名は。」で三葉の母・二葉の死因は不明ですが、重い病気で、しかも二葉の方から治療を拒否したという事情があります(としきは何度も入院を勧めたが聞き入れなかった)

その後、としきは二葉を殺した宮水の血に復讐を誓うのです。宮水の名を使い、糸守を活性化させて、神社を盲信する糸守の風習をぶち壊したかったのです。その権力を握るため宮水の名を利用していました。

ただ、映画のクライマックスでは三葉の真剣な面持ちから、なぜ二葉があのタイミングで死んだのか、なぜ自分が権力ある町長の椅子に座っているのかを悟るのです。

映画「君の名は。」の設定によると、三葉の母方の家系、宮水家の娘は、だいだい巫女であり三葉のように入れ替わり能力を持っています。

おばあちゃん(一葉さん)も気付いていたことから、少なくとも一葉、三葉ママ(二葉)、三葉は入れ替わり能力を発揮してきたのでしょう。

憶測ですが、宮水家の三葉ママまでの巫女は入れ替わった相手の男性と結ばれて結婚した娘はいないと考えています。

三葉ママは入れ替わり能力を発揮しますが、三葉パパとは別の男性と入れ替わってしまったのです。

しかし三葉パパはそんな話を受け入れることも信じることもできません。(三葉ママは、自身が持つ入れ替わり能力と三葉パパの態度の中で葛藤や摩擦で苦しみ、精神的な病から倒れ亡くなる)三葉ママの死は、三葉パパにとってトラウマです。三葉ママは突然妄言を言い始めたり何かに取り憑かれたように行動が普段と違う。

一葉は、宮水に伝わる入れ替わり力が理由だといい始める。でももしかしたら、その現象を受け入れられない自分に非があるのかもしれない。

三葉パパは、そんな三葉ママを受け入れられなかった自分が殺してしまったのかもしれないという十字架を背負います。

そんなトラウマを抱えた三葉パパが、まさか自分の娘までが三葉ママのように何かに取り憑かれたような異常な行動とりはじめたらどう感じるでしょうか。

トラウマがよみがえり、恐ろしさのあまり思わず叫ぶのではないでしょうか、「お前は誰だ!」と。

四葉もまた宮水の血を引くので入れ替わり能力を潜在的には持ってると思われます。

しかし三葉が未来を改変したおかげで、四葉は能力が発現する前に能力を失ったのではないでしょうか。

宮水家の使命は、次回彗星が落ちるときのためのものです。彗星が落ちて糸守町を木っ端微塵に壊滅すれば、宮水は入れ替わりという呪いから解放されて入れ替わり能力も失効するのではないでしょうか。

そして呪いから解放された宮水は、入れ替わり能力のために愛する人との不和が生まれていましたが、三葉の時代で彗星が落ちたおかげでそんな因縁とはおさらばです。

三葉と四葉は全く新しい世界で、宮水の運命とは無関係に自分の道を歩んでいけるんじゃないでしょうか。

「君の名は。~Another Side:Earthbound」(角川スニーカー文庫)という外伝のアナザー小説があります。

新海誠監督の原作を別の作家の加納新太という方がサイドストーリーとして書いています。

三葉としての瀧
勅使河原
四葉
三葉の父の俊樹

という4人の視点で描かれた4つの短編の物語が書かれています。

そして三葉の父の俊樹の章にて三葉の父の俊樹と母の二葉との出会いから映画での糸守町の全住民避難を決断する場面までが書かれています。

俊樹は、結婚前は大学勤務の民俗学の学者でした。

その取材の関係で宮水神社を訪れ、二葉と知り合い、やがて恋に落ち、結婚を決意しました。

しかし一葉おばぁちゃんは猛反対しました。
しかし二葉はどうしても説得に応じない為に最後は渋々承諾しました。

けれども一葉おばぁちゃんはその条件として、

①宮水家の婿養子に入る事
②宮水神社の神主となる事

という条件を出し、俊樹はそれを「それでかまいません」と受け入れました。
(一応二葉は「そこまでは…」と反対をしましたが…。)

ちなみに、俊樹は溝口家の長男で実家の方には実家が勝手に決めた許婚がいました。

そしてその許婚は職場上の恩師の孫娘さんでした。
実家、恩師からも二葉との結婚には猛反対されました。
しかし俊樹はついに説得に応じませんでした。

ですので、俊樹は二葉の結婚に当たって、実家からは絶縁され、恩師の顔に泥を塗る形となったので大学の職場も退職せざるを得ませんでした。

自分の親族も、職業も、学者としての未来も全て失ってしまった訳です。

二葉はこれらの事を俊樹に詫びていましたが、

俊樹「君が手に入るなら、何もいらない」

と全く後悔していませんでした。

その二葉ですが、彼女は糸守町の一部の町民から神格視される程、霊感が強い人物でした。
俊樹との初対面時も、

「ああ、私はこの人と結婚するんだな。」

となぜか思ったと語っていました。

そして俊樹と結ばれた二葉は幸せに暮らしていましたが、
やがて二葉は糸守町内の病院で亡くなりました。
免疫系の病気だったそうです。
この病状は本来は糸守町内の病院で手に負えるものではありませんでした。

宮水家・宮水神社・二葉は糸守町の人々と深く結びついていました。
そしてその為か二葉は病状が悪化しても外の世界の大病院に行くことを拒み、糸守町内の病院に留まり続けました。
もちろん二葉本人の意思であるわけなのですが…。

二葉は生前の日常の中で三葉の父の俊樹に
「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」

と言っていました。

糸守町内の入院した病院でも同じような事を弱々しく言っていました。
俊樹はその『二葉が若くして病死するのが定められた運命』という事を納得しなかったし、むしろ宮水家・宮水神社・糸守町という地域帯が二葉を縛り付けているという怒りさえ覚えていました。

ですので、
最愛の二葉を守るため、日本中の専門病院を探し、ついに千葉県内の専門病院を探し当て、密かに強制転院手続きを進め、専門病院は受け入れ体制が整うまでになっていました。

しかし時すでに遅く、二葉は若くして、ついに糸守町内の病院にて病死してしまいました。
俊樹に最後の言葉を伝言で残して…。

「これがお別れではないから」と

映画内での父親の俊樹の
「救えなかった~!!」

という嘆きはこの事かも知れませんね。

そして二葉の死後、糸守町の人々が一定期間後には二葉の死を
「神様のもとへ帰った」

一葉おばぁちゃんも
「二葉がこれが定められたことと言うんやったら、そうなんやろ」

などとあっさり受け入れ、涙も見せなくなった事に、俊樹はついに激しい怒りを爆発させました。
(一葉おばぁちゃんが本心から言った言葉では無いと思いますが…。)

最愛の妻である二葉の死への悲しみは、二葉をこの地へ縛り付けていたと感じた宮水神社・宮水家・糸守町という地域帯への増悪へと俊樹を駆り立てました。

そして、宮水神社と宮水家に伝わる災害の伝承や「起きたまま見る夢」という不思議な出来事は全て「妄言」と思い込むようになって行きました。
そして一葉とも衝突が多くなり、ついに俊樹は宮水神社から出て行きました。

また父親の俊樹ですが、一葉おばぁちゃんとの衝突が多くなり宮水神社を去る事になりましたが、実はその時に三葉・四葉を一緒に連れて行こうとしていました。

俊樹は2人に手を差し出しました。
しかし 三葉は後ずさって首を振り、四葉は一葉おばぁちゃんの後ろに隠れたままでした。
母親の二葉の死後、日々一葉おばぁちゃんと激しく口論する父親を見て、 一緒についていく事に戸惑ったのかも知れません。

父親の俊樹は、三葉・四葉は一緒について来るものと思ってました。
それなので、
「三葉・四葉はやはり『宮水家の血筋』だ」との思いに駆られ、
また三葉には嫌われているとの思いを抱きながら宮水家を去りました。
一方、逆にまだ幼い三葉は「父に捨てられた」という心の傷を抱える事になりました。

つまり、父親の俊樹はと三葉は、お互いに相手から嫌われていると思い込んですれ違って行ってしまったのです。
そして年数を経るごとに増々お互いを直視できなくなって行ってしまい、映画内での状態になってしまっていました。

そして俊樹は、二葉を縛り付けた宮水神社と糸守町の社会構造を作り変えてやろうと町長になる事を目指して2年後に当選しました。

このように三葉の父の俊樹は、現在は宮水家・宮水神社を増悪しており、娘の三葉に関しては成長にするにつれて最愛の人の二葉に似て来ている事が、かえって直視できずにすれ違ってお互い気まずく(さらに悪化の状態)なっていました。

ですので、
三葉としての瀧が町長室へ訪ねて来た最初の時、町長である俊樹を全く説得できる状況ではありませんでした。

ただ、三葉が明らかに三葉自身では無い事を直感的にも感じており、彼が否定していた不可思議な現象が目の前で実際に起こった事には大変ショックを受けてはいました。

そして彗星落下の間近の停電時、学校からの放送をやめさせた直後、
俊樹はふと考えました。

「偽の『避難指示』など出して何をするつもりだったのか?」
「……人を集めて、避難させる…。」

そしてそのタイミングで町役場に一葉ばぁちゃんと四葉がやって来ました。
特に俊樹と犬猿の仲である一葉おばぁちゃんが町役場に面会に来るのは異常事態でした。

そして一葉ばぁちゃんと四葉の2人は、俊樹に朝から三葉の行動が異常なほどおかしいと伝えます。

・彗星の落下の予言
・一葉ばぁちゃんと四葉への町外への避難指示

などなど…。

そしてとにかく三葉の話を聞いてやって欲しいと告げます。

そして俊樹は町長室の窓を開け、夜空に走る彗星がすでに2つに割れているのを見た時、遠い日の事を思い出しました。

宮水俊樹が昔まだ溝口俊樹という民俗学学者だった頃、 宮水神社での取材で二葉と初めて会って宮水神社の伝承などを話した合った時の事を思い出しました。

彗星を龍として
その龍は織物で絡めとられ克服される。
織物は組紐。
組紐は人と人とをつなぐ物

と言う話。

そしてそこへ本物の三葉が泥だらけでノックもせずに

「お父さん!」

と駆け込んで来ました。

俊樹は三葉を見てはっきりとイメージ出来ました。
星が流れるイメージ、組紐がほどけてその星を絡めとるイメージが…。

そして二葉の言葉が思い出されました。

「この世のすべてはあるべきところに収まるんやよ。」

三葉の父の俊樹は、自分自身ががあれほど宮水神社に反発して町長に就任した事さえも、『あるべきところ』であったのかと気づきます。

なぜならば、
彼は今、糸守町の全住民に避難指示をできる立場にあるからです。

そして彼が宮水神社を去って以来6年間閉ざされていた心がついに開かれました。
彼は三葉が言葉を発する前に全てを理解しました。
そして三葉を見つめた俊樹は、彼女のその顔に懐かしい面影が残っている事に気づきます。

そしてその最愛の妻の二葉が言い残した事も再び思い出しました。

「これがお別れではないから」

タイトルとURLをコピーしました