鬼門の方角に南天を植えると良いというのは本当?
風水では南天を鬼門 ・裏鬼門 どちらかに植えると良いとされるんでしょうか?
鬼門の方角に南天・柊は風水で縁起が良い?
鬼門とは、北東の方角を指す風水の用語で、鬼が出入りする場所とされています。南天は、葉にトゲがあり、実が赤く縁起が良いことから、鬼門対策として植えられることが多いです。また、南天は常緑樹で、冬でも葉を落とさないため、家を災いから守ってくれるとも言われています。
柊(ひいらぎ)は、葉にトゲがあり、冬でも緑色の葉を保つ常緑樹です。日本では古くから縁起の良い植物とされており、鬼門除けとして玄関先に植えられることが多いです。
邪気を避ける
鬼門は邪気が入ってくるとされる方角ですが、南天は強い生命力を持つとされ、邪気を避ける効果があると信じられています。
災厄を防ぐ
南天は丈夫な樹木として知られており、自然災害や他の災厄から守ってくれるとされています。そのため、鬼門に南天を植えることで、災厄を防ぐ効果が期待されます。
縁起を招く
南天は中国の伝統的な植物であり、縁起が良いとされています。その美しい緑の葉が、幸福や繁栄を象徴すると考えられています。鬼門に南天を植えることで、良い運気や繁栄を招くと信じられています。
鬼門の方角に南天や柊の植え方・育て方は?
南天や柊は、比較的育てやすい植物ですが、枯れさせてしまう原因もいくつかあります。ここでは、南天を枯れさせないように育てるコツをご紹介します。
日当たりと水はけの良い場所に植える
適度に水やりをする
肥料を適切に施す
病気や害虫に注意する
また、柊はトゲがあるので、植える場所に注意しましょう。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、安全な場所に植えることが大切です。
日当たりと水はけの良い場所に植える
南天は日当たりと水はけの良い場所を好みます。日当たりが悪すぎると葉が黄色くなり、水はけが悪いと根腐れを起こします。
適度に水やりをする
南天は乾燥に強い植物ですが、夏場は特に土が乾燥しすぎないように、定期的に水やりをしましょう。
肥料を適切に施す
南天は肥料を好みます。植え付け時に元肥を施し、その後は年に2回、緩効性肥料を施しましょう。
病気や害虫に注意する
南天はカイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生しやすいです。見つけ次第、早めに駆除しましょう。
南天・柊の方角は表鬼門?裏鬼門?
表鬼門は北東の方角を指し、男鬼門とも呼ばれます。一家の男主人、跡継ぎに影響のある方角です。また、揉め事の絶えぬ方角とも言われます。
風水では、表鬼門を尊ぶ色は「白」です。
理由はよく知りませんが、「鬼門」とは人ならぬものの通る道の入り口に当たり、神様、もののけ、魑魅魍魎(チミモウリョウ)などが家の中に入ってくる門とのことです。「白色」は穢れのない色なので、そのような荒々しい場所にふさわしい色である、と聞いたことがあります。清めや鎮まりを意味するとのこと。また、争いごとも白で落ち着かせるそうです。
反対の方角の「裏鬼門」は南西の方角で、「女鬼門」とも呼ばれます。
女性にとって大切な方角と言われ、穏やかさ、静けさ、女性らしさをあらわす「赤色」を丸く祀るのが良いと聞いたことがあります。
どれも年寄りからの受け売りなので、信ぴょう性は「はてな?」で申し訳ありませんが、我が家では、北東の鬼門に当たる花壇では、白の植物を多めに植え、いつもきれいに掃除しています。ただ、白の中にピンク色などの穏やかな色を少々混ぜるとなおよし、とのことですので、薄いピンク色の草花も混ぜています。
反対に女鬼門の南西には、背の低いこんもりとした低潅木や、可愛らしいユリやギボウシなどを植えています。
鬼門の方角に植えると演技が良いと言われる南天とは?
- 「難を転ずる」とされる、縁起のよい木。果実の色は、赤実のほか、白実と黄実がある。(ただし、黄実といっても、鮮やかな黄色ではなく、桃色を帯びている。)「滝の川南天」のような、斑入り葉の品種もある。
- 矮性種に、高さ10~60cmほどで葉幅の広い「オタフクナンテン」、高さ10~50cmほどで葉が糸のように細い「キンシナンテン」がある。これらは、生長が遅く、実付きも悪い。
- 「キンシナンテン」には、「遠州錦糸」「折鶴筏」「織姫」「玉獅子」「千羽鶴」「曽我筏」「千鳥」など、昔から伝わる園芸品種が複数存在する。が、品種名を明示して売られていることは、あまりない。
- 「オリヅルナンテン」は、葉や葉軸が著しく奇形化し、一見、ナンテンには見えない。「キンシナンテン」とは別系統らしいが、「キンシナンテン」の一種として扱われることが多いようである。「チモトナンテン」は、株元に、多数の低い枝が茂り、数本の枝だけが、普通種と同じように伸び上がる性質がある。
- 生け花で使われる「ササバナンテン」は、普通のナンテンより葉が小さく、密に茂る。また、「イカダナンテン」は、枝が石化(帯化)し、平べったく変化したものである。「シナナンテン」は、普通種のナンテンに似るが、果穂が枝垂れずに立ち上がる。(普通種は、結実すると、果穂が重みで枝垂れる。)
- とても丈夫で、切り株だけにされてもすぐに芽を出し、葉を茂らせるので、木の大きさを調節しやすい。ただし、果実を楽しみたい場合は、そのような強剪定をしてはいけない。
- 自分の花粉だけでは実付きが悪くなるので、二株以上用意するとよい。なお、開花中に雨に当て放題にすると、花粉が流されて受粉しにくくなる。
- 紅葉を楽しみたいときは、春以降、しっかり日光に当てて育てると、鮮やかに発色する。赤実種と黄実種は紅葉、白実種は黄葉する。(白実種でも、一部、紅葉する種類があるらしい。)
- 夏頃に、葉先や葉の縁から褐色の斑点が広がり、その周囲が紅色になるのは、紅斑病である。一見美しいが、れっきとした病気なので、トップジンMやマンネブダイセンMなどで予防する。
- この他、ウイルス病にかかりやすい。罹病株は、葉が萎縮・変形するが、治療方法はない。気になる場合は、タネをまくなどして、別の株に更新する。(種子感染はしない模様。)
- のど飴で知られるように、咳止めなど、さまざまな薬効のある植物だが、素人療法はおすすめしない。なお、果実の色に関わらず、薬効は同じ。
- 祝儀に添えるときは、葉を表に向け、不祝儀のときは、葉を裏返して添えるという。
まとめ:鬼門の方角に南天・柊は風水で縁起が良い?
鬼門とは、北東の方角を指す風水の用語で、鬼が出入りする場所とされています。柊は、葉のトゲで鬼を退治し、冬でも葉を落とさない常緑樹であることから、鬼門除けとして適していると考えられています。
ただし、鬼門はあくまでも風水の考え方であり、科学的根拠はありません。南天や柊を植えることで必ずしも良いことがあるとは限りませんので、植えるかどうかは個人の判断に委ねられています。