岸田奈美さんはnoteに投降した「弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった」などがバズって話題となったwebライター。
中学生で父親を亡くし知的障害のある弟と、下半身不随となった母親という一見するとハードモードな家庭環境ではあるものの、岸田奈美さんの底抜けにポジティブでセンスのあるエッセイが評判を呼んでいます。
岸田奈美wikiプロフィール
名前:岸田奈美(きしだ なみ)
出身地:兵庫県神戸市
生年月日:1991年7月25日
年齢:29歳
出身高校:神戸鈴蘭台高校
最終学歴:関西学院大学人間福祉学部社会起業学科
職業:作家(以前:株式会社ミライロ 広報部 部長)
岸田奈美さんは岸田家の長女として誕生すると、弟に知的障害があったことや母親が病気が原因の下半身不随となったこと背景に、大学は福祉を学べる学校に進学。
大学に通いながらユニバーサルデザインを手掛ける株式会社ミライロの起業メンバーとして活動しつつ、
noteにも自身の考えや体験をしたためていたところ、2019年に公開したnoteの記事「弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった」が予想外の反響を呼びます。
翌年には会社を退職し作家として2020年3月に独立して現在に至ります。
岸田奈美の経歴
「弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった」ではお金を持たずに出かけたダウン症の弟が(物を買うという仕組みを理解できていないため)コンビニの商品を持ち帰ってしまい、図らずも万引きをしてしまったのかと思いきや、コンビニの店主がなんと……!という、意外な顛末が描かれています。
日本財団の投稿コンテストでは準グランプリを受賞するほど評価されました。
岸田奈美さんが作家として独立するまでに務めていたのは、大学在学中から「バリアフリーのコンサルティング事業で起業を考えている」と話していた垣内俊哉さんが創業したミライロ。
垣内俊哉さん自身も車椅子の利用者で、障害の有無や性別、年齢、国籍にかかわらず、誰もが利用しやすいデザイン「ユニバーサルデザイン」の必要性を肌で感じていました。
ミライロは起業コンテストでの受賞をきっかけに2010年に学生が設立したベンチャー企業で、これまで様々な企業・テーママークにサービス提供しています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設改善提案
ザ・リッツ・カールトン大阪の接客応対研修
日本財団パラリンピックサポートセンターのオフィス設計
など数多くの実績を持ています。
岸田奈美さんはミライロの広報部部長という肩書で限りなくゼロに近い予算から年間200件以上のメディアに取り上げられるなどの手腕を発揮。
しかも、それらをすべて自分一人でこなしていたそうですが、岸田奈美さんの人の心を動かす文章力はどうやって培ったのかというと、
5歳の時に父にMacを買ってもらったところまでさかのぼるようです。
10代前半からすでにネットに文章を書くことが岸田奈美さんにとってライフワークの一つとなっていたようです。
2020年9月24日には初の著書『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を出版。発売後即日重版を達成。
経済サイト「NewsPicks」のプロピッカーとしても活動しているほか、
2020年6月の世界経済フォーラム(ダボス会議)が任命する「グローバルシェイパーズ(20歳~33歳までの若きリーダーたちで構成された組織)」に選出。
2020年10月には経済誌「Forbes」が世界を変える30歳未満のイノベーターのアワード「30 UNDER 30 JAPAN」に唯一の作家として選出されています。
岸田奈美の本
■『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
車いすユーザーの母、ダウン症で知的障害のある弟、ベンチャー起業家で急逝した父――
文筆家・岸田奈美がつづる、「楽しい」や「悲しい」など一言では説明ができない情報過多な日々の出来事。
笑えて泣けて、考えさせられて、心がじんわりあたたかくなる自伝的エッセイです。
他にも岸田奈美さんは普段からやはりたくさんの本を読んでいるようで、「働く」を考える本として次のような書籍を紹介しています。
1.『猫を棄てる 父親について語るとき』(村上春樹、文藝春秋)
2.『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(幡野広志、ポプラ社)
3.『ママ、死にたいなら死んでもいいよ 娘のひと言から私の新しい人生が始まった』(岸田ひろ実、致知出版社)
4.『もものかんづめ』(さくらももこ、集英社文庫)
5.『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(二村ヒトシ、イースト・プレス)
岸田奈美のツイッターやインスタグラム
岸田奈美のツイッター
@namikishida
岸田奈美のインスタグラム
岸田奈美のフェイスブック
@nami.kishida
岸田奈美の高校や大学など学歴は?
岸田奈美さんの通っていた小学校や中学校については学校名は明らかになっていないものの、高校・大学は、
神戸鈴蘭台高校
関西学院大学人間福祉学部社会起業学科
に進学しています。
岸田奈美の家族構成は?母親と父親の仕事は?
岸田奈美さんは2020年時点で
母親:ひろ実52歳
弟:良太(25歳)
祖母:(79歳)
という家族構成で暮らしているそうです※岸田奈美さんは実家を出て一人暮らし。
岸田奈美さんの弟は知的障害があり診断的に知的レベルは3歳児程度だそうです。
岸田奈美さんの父親は、阪神大震災をきっかけにリフォームデザイン会社を起業したそうですが、まだ岸田奈美さんが12歳の時に若くして心筋梗塞による突然死。
母親(岸田ひろ実)は岸田奈美さんが17歳の時に過労がたたって大動脈解離で緊急手術をしたものの後遺症で下半身麻痺が残り、車いす生活を余儀なくされます。
母親は弟がいじめにあったり仲間外れにされないように、むしろ自分が学校で人気者になることで弟も人気者にしてしまうような人で、
障害者手帳の印字は、身体障害者1級(重度)という半身麻痺となった時こそ、弱音を吐いたこともあったようですが、現在はミライロの研修講師として正社員で働き、年100回以上の講演をこなすほど。
手動運転装置付きの車を自分で運転して乗り回し、飛行機や新幹線で国内外どこでもはせ参じるスーパー車いすユーザーです。
岸田奈美の年収は?
調査中
岸田奈美は発達障害?
岸田奈美さんは自分自身のことを次のように評価しています。
興味の移り変わりが激しく話している最中にもガンガン思いついたそばから話してしまう
皆が当たり前にできることを、自分は満足にできない
タイムカード押したりとか、経費精算をしたりできない
会社員時代に遅は200回くらい
「社会人として駄目だ」と言われ続け、コンプレックスがずっとずっと、奥底にあるとインタビューで話しています。