小麦粉と片栗粉って、見ただけで区別がつくんでしょうか？見分け方は？
小麦粉（薄力粉）と片栗粉の見分け方について、触ってみるか、舐めてみないとわからない？
片栗粉と薄力粉の違いは？
小麦粉と片栗粉の見分け方｜薄力粉は？
小麦粉（薄力粉）と片栗粉の見分け方について、以下の3点があります。
色が異なります。小麦粉はややクリームがかった白で、片栗粉は雪のように純白です。
片栗粉はスーパーホワイト、小麦粉は木なりががった白です。
粒子の大きさが異なります。小麦粉は粒子が大きくざらざらしていて、片栗粉は粒子が小さくしっとりしています。
そのため、手で摘まんでこすってキュッキュッとするのが片栗粉です。
また、水に溶ける性質が異なります。小麦粉は水に溶けにくくダマになりやすいのに対し、片栗粉は水に溶けやすくなめらかになります。
小麦粉と片栗粉の見分け方｜違いは？
小麦粉と片栗粉にはつぎのような違いがあります。
原料が異なります。小麦粉は小麦を挽いたもので、片栗粉はじゃがいものでんぷんを乾燥させたものです。
とろみの出方が異なります。小麦粉は加熱すると白っぽく濁るのに対し、片栗粉は透明感のあるとろみになります。
とろみの出る温度が異なります。小麦粉は高温でとろみが出るのに対し、片栗粉は低温でとろみが出ます。
使い分け方は料理によって異なります。小麦粉は衣やソース、パンやお菓子などに使われます。片栗粉は中華料理や和食などのあんかけや汁物に使われます。
■小麦粉の特徴：
小麦の粉末を精製したもので、白っぽい色をしていることが多い。
水を加えるとペースト状になる。
粘りが強く、伸ばすときに弾力がある。
焼いたり煮たりすると、固くなる。
グルテンが含まれるため、パンやパスタ、クッキーなどに使用されることが多い。
■片栗粉の特徴：
トウモロコシのでんぷんを精製したもので、白っぽい色をしていることが多い。
水を加えるとサラサラした液体になる。
粘りが弱く、伸ばすときに弾力がない。
焼いたり煮たりすると、とろみがつく。
グルテンフリーで、とろみをつけたいときや揚げ物の衣などに使用されることが多い。
以上が、小麦粉と片栗粉の主な違いの特徴です。ただし、小麦粉と片栗粉はともに粉末状であり、見分けるのが難しい場合があるため、注意が必要です。
小麦粉・片栗粉は代用できる？
小麦粉と片栗粉は、機能や性質が異なるため、完全に置き換えることはできません。そのため、一部の料理や調理法では代用が可能ですが、すべての料理や調理法において代用が可能かどうかは異なります。
片栗粉は、水や液体に加えるととろみをつけるための材料であり、小麦粉の代用として使われる場合があります。ただし、片栗粉は小麦粉とは違い、グルテンが含まれていないため、加熱調理によって小麦粉のようにパンや生地を作ることはできません。
代用として考えられるのは、とろみ付けや衣つけなどに利用する場合です。例えば、カリッと揚がる天ぷらや、とろみのあるソースなどに利用することができます。また、グルテンフリーの食材を必要とする人にとっては、片栗粉は小麦粉の代用品として利用されることがあります。
しかし、小麦粉の特徴や機能を完全に代替することはできないため、料理の味や食感に変化が生じる場合があります。そのため、代用する際には、使い方や使用量を工夫する必要があります。
■ポイント：小麦粉の代用として片栗粉は使えますが、注意点があります。
小麦粉は片栗粉よりもでんぷんの含有量が少ないので、とろみづけやつなぎに使う場合は、片栗粉の2倍の量を使う必要があります。
小麦粉は片栗粉よりもたんぱく質の含有量が多いので、加熱すると色や味が変わりやすいです。そのため、透明感や風味を損なわないように、低温で短時間に加熱することが大切です。
小麦粉は片栗粉よりも水に溶けにくいので、水に入れて混ぜる前にふるっておくとダマになりにくくなります。
まとめ：小麦粉と片栗粉の見分け方｜薄力粉は？
小麦粉と片栗粉の見分け方は
色
粒子の大きさ
水に溶ける性質
といった点に気を付けると良いでしょう
小麦粉と片栗粉が色が違う
小麦粉は通常、白っぽい色をしており、一方で片栗粉は透明な白色をしています。小麦粉は小麦の粉末を精製したものであるため、白い色をしているのです。一方、片栗粉はトウモロコシのでんぷんを精製したもので、自然の色は透明ですが、製造工程で加熱処理されることがあり、白色になる場合もあります。
■ポイント
小麦粉は小麦を細かく挽いて粉状にしたもので、ややクリームがかった白色です。片栗粉はじゃがいもを擦り下ろして水にさらし、沈殿したじゃがいもでんぷんを乾燥させて粉末状に砕いたもので、雪のように純白です。
粒子の大きさが異なる
小麦粉の粒子は細かく、均一に粉砕されているため、細かい粉状になっています。一方、片栗粉は小麦粉よりも粒子が大きく、不均一な形状をしています。片栗粉の粒子が大きいため、水に混ぜた際には、すぐに沈殿していきます。
■ポイント
小麦粉は粒子が大きくざらざらしているので、指で触るとザラザラとした感触があります。片栗粉は粒子が小さくしっとりしているので、指で触るとサラサラとした感触があります。
水に溶ける性質が違う
小麦粉は水を加えると、ペースト状になります。このペーストは、時間がたつと固まってしまいます。一方、片栗粉は水に溶ける性質を持っており、水を加えるととろみがつくため、とろみ付けや衣をつくる際に使用されます。また、片栗粉は水に溶けるため、加熱しても粘りが増すため、とろみをつけたい料理やスープなどにも適しています。
■ポイント
小麦粉は水に溶けにくくダマになりやすいです。水に入れて混ぜると、表面が白くなって固まります。片栗粉は水に溶けやすくなめらかになります。水に入れて混ぜると、透明でツルツルとした液体になります。
