コンビニで切手の値段を尋ねるのは違法なのでしょうか?
コンビニでは郵便物の重さを測ってくれるんでしょうか?切手代を教えてくれる?くれない?
コンビニで切手の値段を聞くのは違法?重さを測ってくれる?
手紙を送る際の郵便料金は、大きさだけでなく重さによっても変動します。一般的に、コンビニエンスストアでは郵便局のような計量器が備わっていないため、切手を購入する際にコンビニで料金を計測してもらっても、実際の郵便局での計量には誤差が生じる可能性があります。そのため、コンビニ店員が料金を設定することは、違法とは言えませんが、余計なトラブルを引き起こす可能性があるため、控えるべきです。
「法律で教えられないようになった」という言葉についてですが、最近に法律が変更されたわけではありません。昔から、コンビニなどの切手販売所は郵便料金表を掲示することが義務付けられています(郵便切手類販売所等に関する法律第5条)。ですが、店舗は個々の郵便物の料金を案内する義務はなく、それを行うか否かは違法性の解釈によって異なります。
一方で、郵便事業に関しては、日本郵便以外の者がその業務に携わることは禁止されています(郵便法第4条)。コンビニの切手販売は法的に認められた正当な商売ではありますが、個々の郵便料金を案内することは、違法性の解釈によって議論されます。
最近になって「法律で教えられない」という言葉が広まっている理由は、コンビニでの切手販売において、個別の郵便料金案内を避ける方が安全だと判断されるようになったからかもしれません。
コンビニ店舗が郵便料金を案内しないのは、法律ではなく、郵便局の規則によるものです。一部の店舗は切手代を提示することを制限されていますが、自分で重さを測る秤を利用したり、直接郵便局に確認することは自由です。郵便物を店内ポストに入れることや店員が直接預かることは許可されていないため、注意が必要です。
コンビニで切手の値段を教えられない理由
切手の値段は、郵便物の種類や大きさ、重さによって異なります。
コンビニには、郵便局のような計りがありません。そのため、店員さんがお客さんの郵便物を計って、切手の値段を教えるのは、正確には難しいのです。
また、コンビニは、郵便局から切手の販売を委託されているだけです。郵便局の業務全般を委託されているわけではありません。
そのため、コンビニ店員がお客さんの郵便物の料金を決めるのは、郵便法で禁止されています。
コンビニに売ってる切手の種類と値段
ンビニで取り扱われていることが多いのは、手紙やはがきの郵送でよく使用される下記の切手です。
63円切手:はがき、ミニレター
84円切手:定形郵便(25g以内)
94円切手:定形郵便(50g以内)
120円切手:定形外郵便(50g以内)
140円切手:定形外郵便(100g以内)
定形郵便物に該当する封書、いわゆる手紙を発送するのに必要な切手の額は、25g以内は84円、50g以内は94円。また通常はがきは63円で発送できます。
84円(25g以内)で送付できる内容の目安は、7g以下の定形封筒(12cm×23.5cm)とA4サイズ用紙5枚程度と覚えておくといいでしょう。
ローソン(コンビニ)の切手と店内ポスト
ローソンには店内ポストがあることもありローソンのサイトには下記の記載があります。他のコンビニでも同様ですが、封筒で送料が決まってるわけではないので25gなら84円50gなら94円と郵便局のサイトに書いてある内容をアドバイスするのは問題ないでしょう。
ただ大きさや重さを計測することは原則として違反になるので利用者側も注意しなければいけません。
まとめ:コンビニで切手の値段を聞くのは違法?重さを測ってくれる?
コンビニ店員に切手の値段を尋ねると、「法律で教えられない」と言われるのは、法律の変更ではなく、コンビニと郵便局の間で取り決められたルールの変更によるものです。
正確な切手の値段を知りたい場合は、郵便局で計測してもらうか、郵便料金表で確認するようにしましょう。
■ポイント
- 切手の値段は、郵便物の種類や大きさ、重さによって決まります。
- コンビニには、郵便局のような計りがありません。
- そのため、店員さんがお客さんの郵便物を計って、切手の値段を教えるのは、正確には難しいのです。
- コンビニは、郵便局から切手の販売を委託されているだけです。郵便局の業務全般を委託されているわけではありません。
- そのため、コンビニ店員がお客さんの郵便物の料金を決めるのは、郵便法で禁止されています。