5月3日の「グッドモーニング」内のクイズ「ことば検定」で出題された問題は「インテリは本来は何を指す言葉?」でした。
答え:インテリは本来は何を指す言葉?【ことば検定】
青:知性
赤:社会的階層
緑:カレーの本場、首都
答え:社会的階層(赤)
緑のボケは「インドのデリー」
インテリはインテリジェンスの略語ではありません。
インテリジェンスは、英語の「intelligence」を由来とするカタカナ語です。
インテリは、ロシア語の「интеллигенция(インテリゲンチャ)」を由来とするカタカナ語です。
英語のインテリジェンスは、「知性」「知能」「知恵」という意味。
一方、ロシア語のインテリは、「知識階級」「知識人」「学問・教養のある人」という意味。
知能指数を意味するIQ(intelligence quotient)のIも、人工知能を意味するAI(artificial intelligence)のIもintelligenceのIです。
ラテン語にはintellegentiaという単語もあって、こちらは「理解」「知性」「知覚」といった意味で使われているが、フランス語を経由して英語圏で使われるようになったのがintelligence。
一方、ロシア語のインテリゲンチヤ(интеллигенция)はフランス語のintelligenceが元になっており、ラテン語のintellegens(「理解する人」「知っている人」の意味)を基に作られた単語
ちなみに、カンパの語源もロシア語で「kampaniya(カンパニア)」が由来となっています。