公務員面接では
民間企業と公務員(行政職)の違いは?
といった質問されることがありますが、どのように回答するのが良いんでしょうか?模範解答は?
公務員面接で民間と公務員の違いとは?模範解答・例文は?
公務員は国民のための奉仕者という位置づけとなっていますが、仕事の面での違いを述べることが最も無難です
利益の追求といった抽象的な内容ではなく、具体的に述べる必要があります。
公務員は国、地域のために動く
民間は自社の利益のために動く
シンプルにいえばこれだけなんですが例えばまちづくり、地元企業活性化の取り組み、環境問題への取り組みなど様々な分野があります。
やってみたい仕事は何かという質問も鉄板ですので、自分の興味のある分野でかまいませんから考えをまとめておくと良いと思います。
そもそもこの手の質問はなぜ公務員を選ぶのかという趣旨の質問で、志望動機とリンクする質問です。違いを挙げるならば性質よりも役割や公務員にしかできない仕事を端的に述べて自分の志望動機と結びつけるようにしましょう。
公務員の仕事は利益を上げることよりも市民、国民に平等に公的利益を提供する役割が大きいですから、対価を支払った者にだけサービスを提供する民間企業とは基本的に向いてるベクトルが違います。そのことを常に頭に置けばもっと違った異なる点が多く見えてきます。
民間との違いで「解雇がない」という表現は面接官の立場から聞くと「ただ安定しているから公務員を選んだのだろう」と受け取られてしまいます。
利益の追求を引き合いに出すにしても、公務員には公共の利益を追求する側面がありますので一概に民間と違うとは言えないわけです。こういう表現は公務員の面接官は一番敬遠します。私が面接官でも評価を低くせざるを得ません。もっと、これから公務員になるんだという気構えを盛り込む必要があります。
民間は営利、非営利(NPO)も含めて事業者として活動する団体や企業です。その中には、法人、個人いろいろあります。自分で会社を興せばそれは民間企業になります。
民間企業の奉仕と公僕の奉仕はちょっと違います。
民間企業は基本的に利益優先主義になります。利益が出るから事業として参入します。利益がなければ、その地域事業から撤退することもあり得るのが民間です。
要は、必ずこの事業を継続しなければならないという義務がないのが民間です。そのため、勝手に参入して勝手に撤退もできるのが民間。
ただし、国の機関から民営化されたNTTなど通信インフラを管理する企業は、赤字でも地域からの撤退ができないように法的に拘束しているケースがあります。これは、民間の歪みの部分になるかな?
ちなみに、民間企業でもNPOなど一部の事業者には社会奉仕を原則とした団体がいくつもありますので、全てがそうではありません。
また、奉仕者という意味には、サービスとして特に安く売ること。サービス。(BIGLOBE辞書より)
という意味もありこれと混同すると民間企業でも、ディスカウントストアやエブリデイロープライスを打ち出す事業者は奉仕者です。
それに対して、利益はともかく生活向上やインフラ整備、地方自治(戸籍移住情報管理、生活インフラ整備、最低限の生活サービス支援、最低限の生活保障)などを行うのが公僕である公務員です。
これらは、利益が出にくい事業であり、元々お金を貰うことより、民間企業など一般の利益の一部を税金として徴収することで運営されている事業になります。
そのため、奉仕者と言えます。利益を優先しないという意味で奉仕なのです。奉仕とは社会生活向上のために利益を優先せずに尽くすという意味があります