令和4年(2022年)の公認会計士試験(第Ⅱ回短答式試験)は下記のような日程・内容で行われました。
■公認会計士試験の日程・時間
2022年5月29日(日)
試験科目 試験時間
企業法 9:30~10:30
管理会計論 11:30~12:30
監査論 14:00~15:00
財務会計論 16:00~18:00
■公認会計士試験の出題範囲・問題数
短答式試験では、財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の4つの科目が択一式のマークシート形式で出題されます。
公認会計士試験解答速報2022
2022年の公認会計士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#公認会計士試験解答速報」
5ch
「資格の大原」や「ユーキャン」では公認会計士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#公認会計士試験」や「#公認会計士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
公認会計士試験の合格率,合格基準は?
公認会計士試験の短答式試験の配点は、
財務会計論 200点
管理会計論 100点
監査論 100点
企業法 100点
計500点満点となっていて、合格点は4科目の合計で7割(350点)の得点が目安です。
これはあくまでも目安にすぎず、実際のところ合格ラインは毎年試験難易度によって調整が加えられています。
また、合計が7割以上でも1科目につき、その満点の40%に満たない場合には不合格となることがあります。
■参考:公認会計士試験の合格基準の推移
年度 第Ⅱ回 第Ⅰ回
2020 57% 64%
2019 63% 63%
2018 64% 70%
2017 64% 71%
2016 66% 67%
2015 67% 60%
2014 68% 70%
2013 67% 67%
また、公認会計士試験の短答式試験は一回合格すればその合格が2年間有効となるので、その間は短答式を受験せずとも論文式試験にチャレンジすることができるようになります。
年度 第Ⅰ回願書提出者数 第Ⅰ回答案提出者数 第Ⅰ回合格者数
平成25(2013)年 9,984人 7,850人 1,071人
平成26(2014)年 7,689人 5,971人 1,003人
平成27(2015)年 7,207人 5,548人 883人
平成28(2016)年 7,030人 5,479人 863人
平成29(2017)年 7,818人 6,045人 1,194人
平成30(2018)年 8,373人 6,569人 1,090人
令和元年(2019)年 8,515人 6,610人 1,097人
令和2(2020)年 9,393人 7,245人 1,139人
公認会計士試験の難易度,受験生感想まとめ
公認会計士試験は過去問によって難易度に差があるが概して全科目7割の水準はかなり大変な水準です。
一通り講座を受講した後で 制限時間の制約を無くしたとしても7割確実に正当できる受験生は半分もいないと言われています。
そのため、時間が絶対的に不足しがちな短答試験では、解ける問題をより早く解く訓練が要求されるとともに、他の受験生も正答するので必ず解答すべき問題とたとえ正答できたとしても時間がかかりすぎるなどの理由で捨てるべき(或いは解答順序を後にすべき)問題を的確に選抜する為の判断力とその判断を可能にする為の十分な問題演習も要求されます。
学習初期のインプット主体の時期はまず理解する事に重点を置くようにして、学習後半のアウトプットの時期には他の受験生全体のレベルを意識した上でより効率的な得点をする事に意識することが重要です。