鴻巣麻里香さんは福島県白河市でこども食堂と民間シェルターを運営するスクールソーシャルワーカー。
テレビ番組「セブンルール」でも紹介された鴻巣麻里香さんの気になるプロフィールをまとめています。
鴻巣麻里香wikiプロフィール
名前:鴻巣麻里香(こうのす まりか)
出身地:埼玉県
生年月日:1979年
年齢:42歳(2021年現在)
出身大学:一橋大学
最終学歴:一橋大学大学院社会社会学部(中退)
職業:KAKECOMI代表、精神保健福祉士、福島県スクールソーシャルワーカー
鴻巣麻里香さんは日本人の父とオランダ人の母の元に生まれ、こども時代には母親が外国籍であることを理由にいじめを経験しています。
小学生の頃に栃木県の山奥に移住すると容姿が異なっていたことで目立ってしまい、「ガイジン」「バイキン」と仲間なずれをされるように。
自分がいじめられていることを両親に言うときっと悲しませることになると打ち換えることもできず、加えて、家は経済的に豊かではなく(むしろ貧しく)、両親の不仲も相まって、居場所がない子供時代を過ごしています。
自分の価値や生きる目的が見いだせないままなんとなく大学院まで進学する。
学校では排除され、家では秘密を抱え、惨めな思いをしていたこども期の体験は、おとなになってからの鴻巣麻里香さんの価値観や行動に大きく影響を与えることになりました。
鴻巣麻里香の経歴
自分なんて価値がない、何をやってもうまくいかない、自分は誰にも愛されない」といった思いを抱えながら鴻巣麻里香さんは大学院に進学。
そこで精神科病院関連施設のボランティアを経験したことで、多様性と弱さを受け入れる地域社会づくりを目指すようになります。
大学卒業後は精神科医療機関等で心の病・悩みを抱えた人の心と生活のサポートに従事するようになり東日本大震災後は『ふくしま心のケアセンター』で被災者・避難者のメンタルケアにも携わっています。
自治体や公共機関で市民を対象とした心の相談、セルフケアやメンタルヘルス、コミュニティケア等のワークショップや講演活動など経て、より地域に根ざした活動をすべくフリーランスのソーシャルワーカーとなるとKAKECOMIを立ち上げます。
かつての自分と同じような経験をしている子供、そうした体験を引きずったまま大人になった人たちを呪縛から解き放つために、何ができるだろう?と自分自答した結果、「学校でも家でもない、ただ安全に過ごせる場所をつくる」というアイデアにたどり着きます。
KAKECOMIでは誰も孤立しないための居場所づくりに「まかないこども食堂たべまな」を運営。
スクールソーシャルワーカーとして貧困や虐待、いじめなどに苦しむこどもと家族の支援を行なっています。
他にもシェアハウス「女性と子どものシェルター」を運営しています。
2019年9月にはミネルヴァ書房より『ソーシャルアクション!あなたが社会を変えよう』を出版しています。
こうした鴻巣麻里香さんの活動はテレビ番組「セブンルール」でも紹介されました。
■放送内容
今回の主人公は、福島県白河市でこども食堂と民間シェルターを運営するKAKECOMI代表・鴻巣麻里香。彼女が運営する「こども食堂 たべまな」では、いじめ、不登校、貧困などさまざまな課題を抱える子供たちに週一回自宅を開放し、無料で食事を振る舞っている。「学校に行きたくない」「家にいたくない」など、それぞれの事情がある幼稚園から高校生までの子供たちに寄り添い、安全なかけこみ寺のような場所を提供する。また、DVなど家庭環境に問題を抱える人たちの居場所として、民間シェルター「森のたべまな」も運営するなど、ソーシャルワーカーとして彼女の仕事は多岐に渡る。
日本人の父とオランダ人の母の元、埼玉県に生まれた彼女は、小学生の頃に父が脱サラし栃木県の山奥に移住。田舎の小学校には外国にルーツを持つ子供がほとんどおらず、ハーフだという理由で無視や仲間外れといった一通りのいじめを経験することに。そんな当時の彼女が必要としたのは「家でも学校でもないような居場所」「信頼できる大人」だったと語る。
また、35歳の時に脳腫瘍を患ったことも、彼女の人生の大きな転機に。精神科医療機関に従事し、約10年間悩みを抱える人たちのケアを行っていた彼女だったが、“いつでも助けを必要とする側に回ってしまう”ことを経験し「KAKECOMI」を立ち上げた。過去のさまざまな経験が今につながっている。
今回カメラは、干渉しすぎることもなく程よい距離感で困難を抱える人に寄り添う彼女の日常を映し出す。生きづらさを抱えている人たちが、やんわりとつながり支え合える居場所を作り、“誰かのために”日々駆け回る鴻巣麻里香の7つのルールとは。
https://www.ktv.jp/7rules/program/210831.html
鴻巣麻里香の病気
鴻巣麻里香さんは関東震災前から脳に腫瘍があることを知らされていました。
「頭の中の爆弾」があることは自覚していたものの、2014年になってとうとう脳腫瘍が大きくなり、左側の顔面をキリで刺されるような神経痛が襲い、けいれん・麻痺などのひどい症状が現れはじめます。
鴻巣麻里香さんは後遺症が残る危険があることも承知で開頭手術を決意。プライベートでは、離婚も重なって約1年の間は娘と離れて暮らさざるを得なかい時間を経験。
それまで順調に流れていた日常が一度に崩れ去ったことが、改めて「自分には何ができるだろう」と考えるきっかけとなり、それまでの仕事を辞めて独立するきっかけとなりました。
鴻巣麻里香のツイッターやインスタグラム
鴻巣麻里香のツイッター
@marikakonosu
鴻巣麻里香のインスタグラム
鴻巣麻里香のフェイスブック
鴻巣麻里香の高校や大学など学歴は?
鴻巣麻里香さんの通っていた高校については学校名は明らかになっていないものの、一橋大学に進学すると大学院社会社会学部に進学しています。
ただ卒業は待たずに大学院は中退しています。
大学院に経験した精神障害の人が集まる精神科病院の関連施設での仕事は、牛や馬の世話をしながら、集団生活をしている人たちと一緒に過ごしていたいたそうです。
社会的に生きるのが困難だとされる人が生き生きと自分らしく過ごしているのを見て「思い悩んでいる人たちのために自分らしくいられる場所をいつか作りたい」という思いを持つようになります。
鴻巣麻里香の結婚した旦那(夫)や子供は?
鴻巣麻里香さんは結婚して子供を出産していますが2014年ころに離婚をしているようです。
ちょうど脳の手術を受けるころですが、鴻巣麻里香さんは自分の娘に対して
「(障害が残り)いままでママができていたことができなくなるかもしれないけれど、手術はうまくいけばいいと思っている。とにかく信じてちょうだい」と言い聞かせたそうです。