2020年の第2回高卒認定試験〈旧大検〉は下記のような内容で実施となりました。
高卒認定試験〈旧大検〉に合格することで高校卒業と同等の学力があると認められ、
通常の高校卒業資格と同じように大学・専門学校への進学の他、就職に有利に働いたり資格取得の要件を満たすことができます。
■時間割
【11月7日(土曜日)】
9時30分~10時20分 物理基礎
10時50分~11時40分 現代社会又は政治・経済
11時40分~12時40分 昼食・休憩
12時40分~13時30分 国語
14時00分~14時50分 英語
15時20分~16時10分 数学
16時40分~17時30分 科学と人間生活
【11月8日(日曜日)】
9時30分~10時20分 倫理
10時50分~11時40分 日本史(A・B)・地理(A・B)いずれか1科目
11時40分~12時40分 昼食・休憩
12時40分~13時30分 世界史(A・B)いずれか1科目
14時00分~14時50分 生物基礎
15時20分~16時10分 地学基礎
16時40分~17時30分 化学基礎
■試験内容
回答方法マークシート(選択肢は4択~6択程度)
【必須科目】
国語
世界史
数学
英語
【選択科目】
「日本史」か「地理」どちらか1科目
「現代社会」1科目を選ぶか、「政治経済・倫理」の2科目を受験する。(※現代社会を選ばない場合、受験科目が1科目増える)
科学と人間生活」を選ぶ場合、「物理・化学・生物・地学」のうち1科目を受験。
「科学と人間生活」を選ばない場合、「物理・化学・生物・地学」のうちどれか3科目を受験。
※「科学と人間生活」を選ばない場合と現代社会を選ばない場合には、受験科目が1科目増えることになります。
高卒認定試験〈旧大検〉解答速報
2020年の高卒認定試験〈旧大検〉は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
河合塾
J-Web School
twitterのハッシュタグ「高卒認定試験解答速報」
5ch
twitterのハッシュタグでは他にも「#高卒認定試験」や「#高認解答速報」で解答が続々と投稿されるし、
5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、
例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
なお、文部科学省のHPでも「高等学校卒業程度認定試験問題 過去実施問題」のページで後日、正式な解答が発表されます。
高卒認定試験〈旧大検〉の合格基準・合格率は?
高卒認定試験〈旧大検〉の出題範囲は中学生~高校1年生修了程度で、国家試験であるものの難易度はそれほど高くはありません。
高校1年生程度の学力を身に着けるだけの勉強と、試験問題に慣れれば合格することができます。
合格基準は科目ごとにA(100~80点)、B(79~60点)、C(59点~最低点)の3段階評価がつけられ、
合格の最低点は、だいたい40~45点くらいが目安になるのではないかといわれています。
つまり、半分の50点を取れれば、合格点を越えることができるようで、実際に科目ごとの合格率はほぼ90%以上となっています。
高卒認定試験〈旧大検〉ではただ全科目で合格点を取らなければいけないことから、
合格率(全科目合格者) は約40%でとどまっています。
救済措置として高卒認定試験〈旧大検〉では1度合格した科目は次回の受験が免除され有効期限もないことから、
1度に全部の科目を1発合格しなくても2度目の受験でほぼ合格を実現することができそうです。
高卒認定試験〈旧大検〉合格率の推移
年度 | 受験者 | 高卒認定試験 合格者 | 高卒認定試験 合格率 | 一部科目 合格者 | 一部科目 合格率 |
平成26年度 | 23,743 | 10,427 | 44% | 12,044 | 51% |
平成27年度 | 23,170 | 10,755 | 46% | 11,392 | 49% |
平成28年度 | 22,539 | 10,185 | 45% | 10,986 | 49% |
平成29年度 | 21,744 | 10,451 | 48% | 10,195 | 47% |
平成30年度 | 21,220 | 10,177 | 48% | 9,782 | 46% |
令和年度(第1回) | 10,479 | 4,581 | 44% | 5,022 | 48% |