降水量8㎜はどのくらいの強さの雨になるんでしょうか?
ゴルフやキャンプとかアウトドアは可能?降水量8ミリは自転車には乗れるんでしょうか?
降水量8㎜はどのくらい?
降水量9㎜の雨はどのくらいなのかというと、まず降水量は次のように定義されています。
降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ(単位は㎜・ミリメートル)
単位を体積に換算にすると
100cm × 100cm × 0.8cm = 8,000cm3(立方センチメートル)
「1リットル=1,000cm3」ですから1m×1mの箱には1時間で8L(リットル)、たった10分でもその1/6に相当する約1.67Lもの雨が降ることになります。
降水量8mmの雨の時に傘はささなければ、まるでプールに飛び込んだ科のように間違いなくずぶ濡れになります。
外に出るのが嫌になるくらい強い雨ですので、合羽を着たり傘をささないで歩くなんていうのはとてもできない雨の強さになります。
一般的に降水量に対して雨の強さはどのくらいの体感になるのかというと、次のような目安があります。
0.5mm未満 しとしと降る程度、傘は必要ない
1mm 傘を差すか差さないかの境界線
3mm 傘がないと濡れる
5mm 傘を差していても足元が濡れる
ここで注意をしなければいけないのは、降水量0mmでも天気予報では雨マークになっているようなケースです。
天気予報の降水量は1m単位で表示されていて降水量0mmといっても実は幅あり0mm~0.9mmの降雨量となります。
降水量1mmであれば1mm~1.9mmとなるので、場合によっては2㎜近い雨の場合も十分に考えられます。
降水量8㎜の雨でも半日とか24時間とか長時間続くようだと、アンダーパスなどは冠水して道路が通行止めになったり、山間では地盤が緩んで土砂崩れの危険が懸念される場所も出てきます。
降水量8㎜でゴルフは?
雨のゴルフとなると、だだでさえ普段通りのスイングでラウンドすることなんてできません。
ティーショットはランが出づらいので、なるべくキャリーで飛距離を稼ぐために低い球筋よりも高めの球筋を心がけなければいけません。
雨の日はグリップが滑りやすいうえ、フェアウエイやラフも芝が水を含んでいます。そのため、アイアンはインパクトが緩まないように強く意識しなければいけません。
なんとかグリーンに乗っても雨で摩擦力が増えることから球が転がらず、パットはショートしがちになることから、いつもよりも強めにミートさせる意識を持たなければいけません。
雨の日は普段より意識しなければいけないことが増えて、スイングも変えなければいけませんから、10打ほどスコアが悪化することは覚悟したほうが良さそうです。
一般的に降水量0.5mm以下であれば、ゴルフはまあまあ普段通りプレーできると言われていて、降水量1mmであれば傘がなければプレーするのは難しくなってきます。
降水量2mm以上にになると傘だけでは雨をしのぐことができなくなり、いよいよレインウェアが必要になります。
降水量5mm以上になってきたらゴルフは中止・キャンセルするのが賢明です。
ただ、ゴルフは自然の中でプレーするスポーツなので「降水量8㎜を超えたら中止」といった基準は基本的にありません。
ゴルフ場がクローズにならない限り、基本的に雨によるキャンセルはキャンセル料がかかるため、降水量1ミリや2ミリ程度の小雨ならプレーするケースが多いでしょう。
ゴルフ場のキャンセル料の相場は天候不良に関わらず一人あたり1,500円~3,000円が大体の相場のようです。
ただし台風接近など暴風雨となることがあらかじめはっきりしている場合には、キャンセル料を無料にしてくれることもあります。
雨の中でプレーする場合、ゴルフウェアの上からレインウェアを着ることになりますが、厚手のゴルフウェアを着ていると動きにくいし蒸れて暑くなります。
汗をかいてしまうと、逆に汗で体が冷えてしまい翌日に隊長を崩すことになりかねないので、降水量8㎜でゴルフを決行するのであれば、ゴルフウェアにもよく気を配るようにしてください。
雨が降ると泥などでウェアが汚れやすいため、汚れが目立つ白いウェアは避けたほうが無難です。
また雨の日のゴルフはクラブのグリップもグローブも濡れて滑りやすくなります。
スイング中に手からクラブがすっぽ抜ける危険もあるため、雨の日は全天候型のグローブや、濡れるとグリップ力が上がる雨に強いグローブなどがおすすめです。
降水量8㎜でびしょ濡れになることがあらかじめ分かっている場合にはグローブを替えられるように2・3枚用意して持っていくと安心ですね。
他にも、
防水スプレー
防水ポーチ・バッグ
があると重宝します。
降水量9㎜でキャンプは?
結論から言うと、天気予報で降水量8㎜が予想される日にキャンプをするのは避けたほうが賢明です。
ただ、キャンプは自然を相手にしたアクティビティなので「降水量8㎜を超えたらキャンセル」といった基準は基本的にありません。
キャンプ場の方で閉鎖とならない限り、基本的に雨によるキャンセルはキャンセル料がかかるため、降水量1ミリや2ミリ程度の小雨ならキャンプに出掛ける人がほとんどじゃないでしょうか。
降水量が1mm~2mm程度の雨ならば、装備次第ではなんとか設営・撤収できる雨の強さですが2.9mmを超えてくると体感的にはかなり強烈な雨になります。
キャンプ慣れしている人なら、設営日の降水量が8㎜だったとしても撤収日が晴れるか小雨程度なら出かける、という人も多いようです。
降水量8㎜でキャンプをするならレインコートは必須で、傘とは違って両手が自由になるため雨の中でもテント設営ができます。
地面が砂利だと靴が濡れる心配はありませんが、土のキャンプ場はぬかるむので長靴もあると便利です。
あらかじめ撥水スプレーを雨具や靴、テントやタープに吹いておけば、泥の跳ね返りで汚れにくくなるので、帰った後のお手入れ手間も減らせます。
また、降水量8㎜だと基本的にあらゆるものが濡れる前提のキャンプとなりますが、撤収日に備えてぞうきん・タオルを多めに持っていき、できるだけ乾いた状態のものを残しておくようにしましょう。
テントやタープの水気をとる他、濡れたチェアの足などを拭いて、濡れたテントやタープを入れるのに、大きいビニール袋があると便利です。
90リットルくらいの大きさなら100均でも売っていますし、2ルームテントでも入ります。
次の雨キャンプに備えて防水性の高い「ドライバッグ」を用意しておくと重宝すると思います。
テントの設営ではテントに加えてタープを設置すると簡易的な屋根と壁を作れます
タープは風や日差しを遮ってれるほか、雨の侵入も防いでくれるので、タープがあればキャンプ中ずっとテント内でと過ごす必要もなくなります。
昼夜の寒暖差が大きいところでは夜露で荷物が濡れますが、これもタープである程度防げます。
注意点としては、テント・タープ共にたるみがあると、その部分に雨水が溜まってしまうこと。
サイズが大きくなるほど溜まる雨水の量も増え、その重みでテント・たーっぷ倒壊する危険があるので、雨水が溜まらずに流れ落ちるように設営するように配慮する必要があります。
また、雨の影響でとくに劣化しやすいのが、鉄製品や革製品。それぞれ適切な方法でメンテナンスを行ないましょう。
降水量8㎜で自転車は?
人が傘をさすかどうか迷う降水量は0.5㎜と言われています。
0.5㎜は霧雨程度の雨で長時間、外にいるようであれば、傘があった方が良い雨量で、降水量が1mmになるとほとんどの人が傘を指すことになります。
降水量1㎜程度なら濡れるのを覚悟して自転車に乗っても良さそうですが、降水量8㎜だとそうは行きません。
降水量5mm以上になってくると傘をさしていても濡れてしまう程の雨になるので、降水量8㎜だと自転車はとても乗ることはできません。