降水量9㎜はどのくらいの雨量になるんでしょうか?ゴルフやキャンプはできるの?自転車には乗れる?
降水量9㎜はどのくらい?
降水量9㎜の雨はどのくらいなのかというと、まず降水量は次のように定義されています。
降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さ(単位は㎜・ミリメートル)
アメダスや気象台で観測時刻までの一定の時間の間に観測された数値が降水量となりますが、一般的には1時間単位となっています。
気象庁をはじめ地方公共団体などでは「転倒ます型雨量計」を使用して1時間当たりの降水量を数値化しています。
ちなみに降水量とよく似た言葉に「降雨量」があります。
降雨量とは「降った雨が流れ去ったり地面にしみ込んだりせず、その場にとどまった場合のたまった水の量」を意味していて単に「雨量」と呼ばれることもあります。
一般的に降水量に対して雨の強さはどのくらいの体感になるのかというと、次のような目安があります。
0.5mm未満 しとしと降る程度、傘は必要ない
1mm 傘を差すか差さないかの境界線
3mm 傘がないと濡れる
5mm 傘を差していても足元が濡れる
ここで注意をしなければいけないのは、降水量0mmでも天気予報では雨マークになっているようなケースです。
天気予報の降水量は1m単位で表示されていて降水量0mmといっても実は幅あり0mm~0.9mmの降雨量となります。
降水量1mmであれば1mm~1.9mmとなるので、場合によっては2㎜近い雨の場合も十分に考えられます。
ちなみに、天気予報では降水量によって雨の強さを言い表す表現方法が決まっていて、下記のような漢字になります。
やや強い雨:10mm 以上 20mm 未満
強い雨:20mm 以上 30mm 未満
激しい雨:30mm 以上 50mm 未満
非常に激しい雨:50mm 以上 80mm 未満
猛烈な雨:80mm 以上
降水量9㎜以下はまだ「強い」という表現は使われないものの、すでに触れたとおり場合によっては降水量10㎜近い雨の可能性もあるので、そこそこの勢いで雨が降っていることになります。
雨音で「強い雨だな」ってほとんどの人が思うレベルでハザードマップに出てくるような地域では注意報・警報が出始めます。
降水量9㎜の雨でも長時間続くようだと、道路が通行止めになったり、山間では土砂崩れの危険が懸念される場所も出てきます。
降水量9㎜でゴルフは?
降水量9㎜
雨のゴルフとなると、だだでさえ普段通りのスイングでラウンドすることなんてできません。
フェアフェイでも球も転がらなくなるのでクラブ毎の飛距離もいつもよりも短くなります。
ドライバーだと飛距離が平均10~20ヤード短くなって、スコアは2~3打くらい悪化することが想定されます。
雨でフェアウェイのライも悪くなるのでダフったりトップしたりで、さらに2~3打の悪化。
バンカーにハマってしまったら、雨の影響で砂が固く締まってボールをミートさせる難易度が高くなり、一発で出なかったりホームランが出たりで、2~3打の悪化。
なんとかグリーンに乗っても雨で摩擦力が増えることから球が転がらず、パットがことごとくショートして、2~3打の悪化。
雨の日は普段より10打ほどスコアが悪化することは覚悟したほうが良さそうです。
一般的に降水量0.5mm以下であれば、ゴルフはまあまあ普段通りプレーできると言われていて、降水量1mmであれば傘がなければプレーするのは難しくなってきます。
降水量2mm以上にになると傘だけでは雨をしのぐことができなくなり、いよいよレインウェアが必要になります。
降水量5mm以上になってきたらゴルフは中止・キャンセルするのが賢明です。
ただ、ゴルフは基本的に雨でも実施するスポーツとされていて、「降水量9㎜を超えたら中止」といった基準は基本的にありません。
ゴルフ場ごとに規定はありますが、JGA(日本ゴルフ協会)統一ルールでの降水量何ミリで中止というルールは定められていません。
ゴルフ場がクローズしていない状態で、予約をキャンセルする場合はキャンセル料が発生します。
ただし台風接近など暴風雨となることがあらかじめはっきりしている場合には、キャンセル料を無料にしてくれることもあります。
ゴルフ場のキャンセル料の相場は天候不良に関わらず一人あたり1,500円?3,000円が大体の相場のようです。
キャンセル料は後日、予約者の登録住所あてに請求書が送られてきて銀行振込となるケースが一般的です。
ゴルフ場によってはキャンセル料を徴収する代わりのゴルフのラウンド日程を振替予約をすることでキャンセル料が発生しない措置を取っているところもあります。
降水量9㎜でキャンプは?
結論から言うと、降水量9㎜が予想される日にキャンプをするのは避けたほうが賢明です。
降水量が1mm~2mm程度の雨ならば、装備次第ではなんとか設営・撤収できる雨の強さですが2.9mmを超えてくると体感的にはかなり強烈な雨になります。
設営・撤収の場面でかなり苦労することが予想されます。
降水量9㎜ということは最大で1時間に10㎜近い雨が降ることになりま鵜s。
仮に雨が半日降り続いた積算雨量は120㎜(12㎝)にも達する計算となりますから、山の斜面だってもろくなことは十分に想定できます。
川だって増水し氾濫危険水位に達することも予想されるし、道路だって海抜が低いところだと交通規制がかかったり、アンダーバスが水没する可能性も出てきます。
キャンプに慣れている人であれば、降水量5㎜を超えなければ何とかやっていけると思われます。
キャンプ場で降水量1㎜の雨はなんとか傘を差さずに歩いても我慢ができるレベルで3㎜の雨は傘を差さないと我慢できないレベルのかなり強い雨になってきます。
降水量5㎜近くに達するとカッパを着て設営しても間違いなく全身がビショビショになってしまうレベルの強い雨になってきます。
5㎜を超えてくるとキャンプ慣れしている人でも設営が困難なレベルの雨の強さになってきます。
また降水量9㎜のような強い雨じゃなくても雷を伴う雨となることが予想される場合には、キャンプや中止するのが賢明です。
雷まで発生するともはやキャンプを楽しむどころではなく一晩中、雷の音で眠れず不安を抱えたまま夜を明かすことになります。
降水量9㎜で自転車は?
人が傘をさすかどうか迷う降水量は0.5㎜と言われています。
0.5㎜は霧雨程度の雨で長時間、外にいるようであれば、傘があった方が良い雨量で、降水量が1mmになるとほとんどの人が傘を指すことになります。
降水量1㎜程度なら濡れるのを覚悟して自転車に乗っても良さそうですが、降水量9㎜だとそうは行きません。
降水量5mm以上になってくると傘をさしていても濡れてしまう程の雨になるので、降水量9㎜だと自転車はとても乗ることはできません。