「食い尽くし系」と呼ばれる他人の分まで食べるという、いわゆる「食い意地の悪い」人たちがいるようです。
ネットでは「気持ち悪い」「本当にいるの？」とも言われる食いつくし系。
食卓に出した大皿料理を、妻や子供の分を考えずに一人で食べ尽くしてしまうという「食い尽くし系」の心理は？
食い尽くし系の心理はなぜ？病気？
「食べ尽くし系」の心理は、食への欲望が非常に強く、他人の食べ物やストックしている食糧まで平らげてしまうという特徴を持っています。この行動は悪気がないため、本人にとっては問題視されない場合もありますが、周囲にとっては迷惑をかける行為であり、ストレスを与える要因となります。
この心理の原因は、家庭環境や性格、疾病など複数の要素によって引き起こされる可能性があります。
家庭環境や性格の要素としては、共働きで冷蔵庫が食事の場であるために自由に食べることができる状況で育ったケースや、子供時代に常に大皿に盛られた形式の食事をしていて自由に食べることができた経験があるケースが挙げられます。また、自分が他の人よりも上位の立場であることを示したい、優位であることを確認できないと不安に感じるという心理も原因として考えられます。
また、疾病の要素としては、特定の強迫感情による強迫性障害や発達障害、摂食障害などが関与している場合もあります。例えば、毒が盛られているという強迫的な思いから自分が食べなければならないと感じる場合があります。
周囲からの反応としては、食事のマナーがなっていないために異性から敬遠される傾向があるとされています。飲食店で横柄な態度を取ったり、クチャクチャと咀嚼音を立てて食べるなど、食事におけるマナーの欠如が問題となります。
対策としては、冷蔵庫周辺にホワイトボードを設置して指示を書く、食事は全員が揃うまで待つ、境界線を明確にするためにランチョンマットを敷く、個別に盛り付けるなどの方法が挙げられます。これによって、「食べ尽くし系」の人が周囲に迷惑をかける行動を減らすことが期待されます。
総じて、「食べ尽くし系」の心理は、食への欲望が非常に強く、他人の食べ物やストックしている食糧まで平らげてしまう行動に現れます。これは家庭環境や性格、疾病などの要素によって引き起こされる場合があります。周囲に迷惑をかける一方で、本人には悪気がないため、理解や対策が求められます。
食い尽くし系の口コミ・体験談
「私の旦那は食べ尽くし系で、家族の食事がいつもストレスです。子供の分まで平らげてしまって、冷蔵庫のものも勝手に食べてしまいます。注意しても改善しないので困っています。」
「友人との食事でも食べ尽くし系の人がいて、本当に迷惑です。食べる前に写真を撮る暇もなく平らげられてしまいます。マナーがなっていないと異性にも敬遠されるので、改善してほしいです。」
「食べ尽くし系の彼氏とのデートがストレスです。咀嚼音がクチャクチャと響いて、食事のマナーがなっていないので恥ずかしい思いをします。これでは将来の結婚も考えられません。」
「食べ尽くし系の人のせいで、非常時の食糧まで食べられてしまいました。家族のためにストックしていたのに、困った人です。」
「食い尽くし系の夫に悩まされています。冷蔵庫にホワイトボードを設置しても、指示を守ってくれません。本人は悪気がないようですが、ストレスがたまります。」
ほかにも、
「私のパートナーは、食べ尽くし系なんです。食事のときに、他の人の分まで食べてしまうので、困っています。
例えば、子供の誕生日にケーキを買ってきても、パートナーが全部食べてしまうことがあります。誕生日の子供は、ケーキを食べられないので、とても悲しんでいます。
また、冷蔵庫の中身も勝手に食べてしまうので、困っています。私が料理を作っても、パートナーが全部食べてしまうので、残らないことが多いです。
私は、パートナーに何度も注意していますが、改善してくれません。もう、どうしたらいいのかわかりません。」
食い尽くし系の心理の対応方法・対策は？
食べ尽くし系は、本人に悪気がないことが多いため、対処が難しいものがありますが、食べ尽くし系に対処するためのヒントをいくつか紹介します。
- 本人に自分の行動が迷惑になっていることを伝える。 食べ尽くし系の人は、自分の行動が周りに迷惑になっていることに気づいていないことが多いため、まずは自分の行動が迷惑になっていることを伝えることが大切です。
- 食べ尽くし系の行動をコントロールする方法を考える。 食べ尽くし系の人は、自分の行動をコントロールするのが難しい場合があります。そのため、食べ尽くし系の行動をコントロールする方法を考える必要があります。例えば、食べ物に制限を設けたり、食事を規則正しくとるようにしたりするなどの方法があります。
- 専門家の力を借りる。 食べ尽くし系の行動が深刻な場合や、自分で対処できない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。例えば、臨床心理士や精神科医に相談することで、自分の行動の原因を理解し、対処方法を学ぶことができます。
まとめ：食い尽くし系の心理はなぜ？病気？
- 「食べ尽くし系」の行動には、仕事や人間関係には支障がない。
- 現状では主に男性が該当している。
- 多くの場合、家庭内での行動に限定されている。
- 注意や対策をしても改善されない。
子供時代の食べ物に関する経験が影響している可能性がある。
幼児退行の可能性がある。
まだ子供の気分が抜けていない可能性がある。
上記の要点と考察から、食べ尽くし系の行動の原因として、子供時代の食べ物への価値観や幼児退行が関係している可能性が浮かびます。幼児退行により、夫が妻に対して母親のような存在としての愛情を求めている可能性があります。しかし、注意されても改善しない点は説明が難しいです。
また、若い男性の場合は料理の大変さやマナーの理解が不足している可能性も考えられます。女性の視点で考えると、食べ尽くしの迷惑さが想像できるかもしれません。
以上の考察は推測であり、具体的な状況や個人の特性によって異なる場合があります。問題の解決には、本人や関係者とのコミュニケーションや専門家の支援が重要です。
