くらやみ祭の2023年の日程、会場へのアクセスと周辺駐車場を紹介しています。
また、くらやみ祭りの始まりについて紹介し、くらやみ祭りの語源の意味を紹介しています。
最後に、くらやみ祭の各行事のスケジュールを紹介しています。
くらやみ祭の最大の見所は、5月5日に行われる神輿渡御で、大太鼓が打ち鳴らされて神輿が8基出されるそうです。
くらやみ祭の日程
日程:例年5月第三金曜日~日曜日
大國魂神社のくらやみ祭りは、主に5月3日から6日にかけて、東京都府中市の大國魂神社で行われる例大祭です。
くらやみ祭りは、その名の通り暗闇の中で神輿を担ぐことから名前がついたお祭りで、六所宮を集めてお祀りしているので、神輿の数が多いことでも有名です。
総勢8基のお神輿が練り歩く様子は壮大な眺めです。くらやみ祭りは、東京都指定無形民俗文化財に指定されています。
くらやみ祭りの歴史・始まりは?
くらやみ祭りは、昔の武蔵国の国府祭が始まりとされていて、東京にある府中市の大國魂神社で開催される例大祭だそうです。
また、東京都指定無形民俗文化財になっていて、伝統と格式の高さがあり、お祭り期間がゴールデンウィーク中ということも相まって、約70万人の人で大変な賑わいを見せるそうです。
武蔵国(むさしのくに)とは、現在の東京都、埼玉県、神奈川県の川崎市や横浜市の一部を含めた昔の国名。
くらやみ祭りの語源の意味は?
くらやみ祭りは、古来からの言い伝えで、神様が神社から神輿に乗り移る時に、その姿を人目に晒すことができない、くらやみで行われなければならないという、神社の古い伝統から、現在まで続いているそうです。
しかし、しばらくすると、くらやみ祭に多くの提灯が飾られ始めたため、「ちょうちん祭」と呼ばれたり、「出会い祭」や、「けんか祭り」とも呼ばれた時代があったそうです。
くらやみ祭の駐車場・アクセス
会場:大國魂神社
所在地:東京都府中市宮町3-1
●電車
京王線 府中駅、徒歩5分
JR・南武線・武蔵野線 府中本町駅、徒歩5分
●車
中央高速国立府中IC、10分、調布IC、15分
●駐車場
あり:有料(200台)
くらやみ祭の各行事のスケジュール
●日程:4月30日
品川海上禊祓式
時間:9時30分~15時30分
くらやみ祭の始まりの儀式で、神職たちが品川海上で身を清めると同時に、清めの汐水を神社に持ち帰る。
●日程:5月1日
祈晴祭
時間:9時30分
くらやみ祭の期間中に雨が降らない事を祈る儀式。
●日程:5月2日
御鏡磨式
時間:19時30~20時
神輿の魔除けの鏡を塩で磨き清める儀式。
●日程:5月3日
山車の競演
時間:18時~20時
山車がケヤキ並木に約8台出てはやし立てる。
競馬式
時間:20時
6頭の馬が旧甲州街道の一之駒から六之駒までの150mの距離を3往復し、馬が多く生まれることを祈る行事。
●日程:5月4日
御綱祭
時間:9時
神輿のお祓いをするために、神輿に飾りの縄がかけられて神さが乗られる準備を行う行事。
萬燈大会
時間:12時30分~14時
地元の青年会により万灯のその年の出来具合やそれを扱う者の力量を競い合う。
万灯(まんどう)とは、例祭などに使われる紙を貼った四角い箱に長い柄が付けられたもので、中に火が灯される。
子供神輿渡御
時間:13時30分
子供神輿がお祓いされ、その後、参道からけやき並木へと町を練り歩く。
太鼓の響宴
時間:17時~18時
神社大鳥居前から日本最大級の大太鼓が府中に向けて打ち鳴らされる。
山車の巡行
時間:18時~21時
24台の山車が提灯の明かりに灯され、大鳥居前の旧甲州街道とけやき並木を中心に祭囃子と共に練り歩く。
●日程:5月5日
例祭
時間:10時
最も重要な祭儀である例祭が行われる。
道清め
時間:13時30分
神輿と太鼓の通る道をお祓いする儀式。
宮乃咩神社奉幣
時間:14時
奉幣行事が境内摂社宮乃咩神社で行われる。
太鼓送り込み
時間:14時30分
町内から各宮の大太鼓が拝殿前に送り込まれて約1時間余り打ち鳴らされる。
御饌催促の儀
時間:15時30分
神饌の調理催促をする儀式。
動座祭
時間:15時30分
一般非公開で行われる行事で、神様を本殿から神輿に移す事を神前に報告する。
威儀物授与
時間:17時20分
刀や弓を奉納する儀式で、神輿の露祓いの意味がある。
御霊遷の儀
時間:17時20分
神様を本殿から各神輿に移す儀式。
神輿渡御
時間:18時
くらやみ祭の最大の見どころで、大太鼓が花火の合図とともに打ち鳴らされ、「おいで」と言われる8基の神輿が出される。
坪宮奉幣
時間:20時30分
奉幣の儀式が境外末社、坪宮にて行われる。
野口仮屋の儀
時間:22時30分
野口家は、大國魂大神がこの地に降臨された時に一泊されたと伝えられていて、宮司や神職により、その様子を再現する儀式。
やぶさめの儀
時間:23時
野口の仮屋から、宮司が神馬に乗って御旅所へ戻る時に、北門前から弓を引いて的を射る儀式。
御旅所(おたびしょ)とは、神輿を各宮から移して後に、しばらくの間、安置する場所。
●日程:5月6日
神輿還御
時間:4時~8時
午前4時の早朝に、御旅所から各神輿が出発し、町内を大太鼓とともに練り歩き、7時30分までに神社境内まで戻り、8時頃までに、神社参道に8基の全ての神輿が集まる。
鎮座祭
時間:9時
くらやみ祭の最後の行事で、神輿から神様を本殿に納めて、無事にお祭りが終えたことを報告する。
まとめ
くらやみ祭の2022年の日程は、毎年4月30日~5月6日のゴールデンウィークの期間中に開催されるようですね。また、くらやみ祭と呼ばれていた理由は、街の明かりが消された、深夜のまっくらな暗闇の中で行われていた、お祭りだからだそうです。