漫画「薬屋のひとりごと」には
ビッグガンガン
サンデーGXコミックス
2種類でコミカライズされていますが、理由はなぜ?違いは?
薬屋のひとりごと2種類の違いは?
漫画「薬屋のひとりごと」は小説が原作となっていますが、
ビッグガンガン
サンデーGXコミックス
2種類でコミカライズされています。
違いを端的にまとめると、
原作準拠のストーリー重視ならGXコミックス
絵柄重視ならビッグガンガン
といった感じです。
どちらもネットで試し読みができるので、絵柄の好みで選べばよいかと思います。
ビッグガンガンの方は構成か作画の人の解釈で現代の物が描かれていたり、結構重要な事件の答えが曖昧な感じになっているのが違和感を覚えるかもしれません。
■ビッグガンガン版
概ね原作に則ってストーリーは進んでいくが、なぜか後々重要となる部分が端折られたりしている。
作画担当の他に構成まで挟んでいるのに、漫画化する際に既刊分まできちんと読まなかったのかな?と思うほど。
確かに原作の1行でさらっと書かれた部分が、2巻で再登場したりして、構成の人が原作を1巻ずつしか読んでいなかったなら端折られても仕方ないかもだけど…。
その代わり、原作でエピソードがしっかり取ってあるところはそのまんまイチエピソードとして描かれている。
色恋が関わるところはちゃんと丁寧に漫画化してるのかも?
でも、原作で明言されていないことは漫画でも明言していないため、読者の知識と想像力がないとよく分からず進んでいったりもする。
■サンデーGXコミックス版
だいたい原作通りに話が進むが、改編も多い。
原作とエピソードの順番が変わっていたり、まったく違う表現にしていたりもする。
でも、こちらは既刊までしっかり読んだんだろうなむしろ読み込んだうえで改編したんだろうなという印象で、原作を読んで知識と想像力が必要だったところがしっかり説明されていて分かりやすい。
薬屋のひとりごと2種類ある理由はなぜ?
漫画「薬屋のひとりごと」がなぜ2種類あるのかというと、たまたま2社で同時期にコミカライズが制作されしまったからだと思われます。
ネットでは「小説家になろう」を始めとする小説投稿サイトがありますが、その多くが「他サイトにUPしている作品でもOK」としています。
結果、
①出版社Aが運営する小説投稿サイトCに投稿された「xxx」という小説が、人気が出たのでコミカライズする
②その作者が出版社Bが運営する小説投稿サイトDに全く同じ小説を投稿していてそれもコミカライズされる
という事になると、時期は多少ずれるもののダブルコミカライズにされるケースが実は珍しくありません。
逆に言うと、同じ出版社でダブルコミカライズは無いです。
漫画家としても小説の売れ行きが良かったことと、小説を読まない層にも作品を知ってもらうた目的があった可能性もあります。
ちなみに、「薬屋のひとりごと」以外でも
「魔導具師ダリヤはうつむかない ?今日から自由な職人ライフ?」
「魔導具師ダリヤはうつむかない ?Dahliya Wilts No More?」
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい ?輪環の魔法薬?」
「アラフォー賢者の異世界生活日記」
「アラフォー賢者の異世界生活日記 ?気ままな異世界教師ライフ?」
「エノク第二部隊の遠征ごはん」
「エノク第二部隊のはらぺこ遠征ごはん」
「転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します?お飾り王妃はマイペースに最強です?」
「転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理しますR?お飾り王妃はマイペースに最強です?」
などがあります。