「薬屋のひとりごと」で 鳳仙(猫猫の母)が病気(梅毒)に感染した理由は父(羅漢)が原因?
鳳仙はなぜ生まれたばかりの娘・猫猫の小指を切ろうとしたのでしょうか?
薬屋のひとりごと|鳳仙(猫猫の母)に病気(梅毒)をうつしたのは父(羅漢)?
「薬屋のひとりごと」で 鳳仙(猫猫の母)が病気(梅毒)に感染した理由は羅漢が(遊説の為)三年も戻る事が出来なかったので捨てられたと思い込んだ 鳳仙が(妊娠、出産したことによる価値の下落もあって)相手を選ばない 客の取り方をした事で客の一人にうつされました
「小説家になろう」サイトは羅漢に再会する事なく既に死亡、原作である文庫本はまだ生きています。アニメは原作基準なので鳳仙が生きているのが正解です。
なろう版の方は小説を出す前の下書きみたいなもので、設定変更や加筆修正などがされる前なので原作とは所々展開が違います。
なお、文庫本では最終的には猫猫と梅梅の手引きもあり17年ぶりに羅漢と再会、彼は再会に涙しながら鳳仙の身請けを宣言します。この翌年に彼女は亡くなってしまうが、羅漢と囲碁を打って過ごしていたらしい。
薬屋のひとりごと|鳳仙なぜ猫猫の小指を切ろうとした
鳳仙はなぜ生まれたばかりの娘・猫猫を殺そうとしたシーンは、猫猫の小指の先を切り落とす場面です。
あの時鳳仙は自分の薬指も切り落としており、切った指は文と共に羅漢に送り付けています。
まだアニメでは「気に入った妓女がいた」程度にしか羅漢は話していませんが、羅漢は鳳仙の事を心から愛していました。鳳仙も羅漢の事を愛していました。
だけど妓女である鳳仙を妻として迎える為には身請け金が必要で、当時の羅漢には到底払えない金額でした。
金もツテもない2人は、鳳仙の妓女としての価値を落とし他の客からの身請け話を無くす事を考え実行します。
計画は上手く行き、あとは責任を取る形で鳳仙を身請けするだけだったのですが、タイミング悪く羅漢は父親の命で遠く離れた地に追いやられてしまいます。
直ぐに帰れるだろうと羅漢は楽観視していたのですが、予想とは裏腹に3年間帰れなくなってしまいました。
その間、鳳仙は猫猫を産み羅漢が迎えに来てくれるの待っていましたが、3年もの間音沙汰無かったので「羅漢に捨てられた、騙された、嘘だった」と我を忘れてしまいます。
それでも諦めきれなくて、切った指を羅漢に送ることで「本当に愛してる、子供も産んだ」と自分の覚悟と気持ちを伝えようとしました。
日本の遊女が、愛した客に自分の想いが本気であることを伝える為に流行った「指切り」を参考にしたと思われます。
薬屋のひとりごとネタバレまとめ|鳳仙の病気(梅毒)の原因と猫猫の小指
猫猫の小指が無い(形が歪)なのはなぜかというと、羅漢に捨てられたと我を忘れた鳳仙が、「自分は本気で貴方を愛している、嘘じゃない、子供だって産んだ」と想いを伝えるために自分の指と一緒に切り落として羅漢に送ったから。
昔日本にいた遊女たちが心から愛した客に対し、本当に愛していることを伝えるために流行った「指切り」を参考にしたと思われます。
鳳仙は妓女、羅漢は客として出会います。
妓女である鳳仙を妻に迎えるためには莫大な身請け金が必要で、弟に家督を取られた羅漢には到底払えませんでした。
そこで2人が考えたのが、鳳仙の妓女としての価値を落としてしまう事でした。
2人の狙い通り、勝手に一夜を共にした事で鳳仙の価値はほぼ皆無になりますが、タイミング悪く当時後宮の医官だった羅門が失脚し、巻き込まれる形で羅漢は遠い地へ追いやられます。
その事は鳳仙にも手紙で伝えており、羅漢も直ぐに帰れるだろうと考えていたのですが3年もかかってしまいました。
いつか羅漢が迎えに来てくれると信じ猫猫まで産んで待っていた鳳仙でしたが、3年も会えなかった事で「弄ばれた、自分は捨てられた」と思い自暴自棄になってしまいます。
その上、羅漢と勝手に一夜を共にした事で緑青館の信用も落としてしまい、その責任を取るために安い金で客をとるようになります。
性病など病気持ち相手を客に取り、その客から梅毒という性病を移され悪化した事で鼻が腐り落ち、精神もおかしくなってしまいます。