薬屋のひとりごとで羅漢が猫猫が怪我をしたことに対して驚いた表情になっているのはなぜ?
羅漢と壬士はどんな内容の話をしていたのでしょうか?
薬屋のひとりごと|羅漢と壬士の会話は?
「薬屋のひとりごと」では柱が落ちて猫猫が怪我する描写があります。
マンガ・アニメ19話にて壬士が怪我を負った猫猫をお姫様抱っこして大衆の目の前で救助していますが、羅漢にとっては
猫猫が予想以上の大怪我をしたこと
壬士が皇族なこと。
猫猫が彼を助けたこと。
自分の依頼と判断の結果、娘が傷ついたこと。
遊びのつもりの依頼が、暗殺計画に繋がっていたこと。
などの理由で驚いてしまったのでしょう。
祭事を行っているのは「やんごとなき身の御方」、つまり皇族です。
宦官であるはずの壬氏が祭事をやっていたことから、壬士が皇族だということに気づいて羅漢が驚いた、ということだと思います。
薬屋のひとりごと|羅漢は猫猫の怪我でなぜ驚く?
羅漢と猫猫は形式的には親子関係になりますが、壬士は猫猫との会話「だけ」から羅漢との関係性を読み取ったわけではありません。
まず、壬氏は羅漢との対話の中で「妓女の価値を下げる」と言う話題を出されています。その際の羅漢の発言内容は、一部は事実ですが、一部は壬氏を煽るために脚色しています。
また、この時に羅漢は、本来なら彼は興味が無い無いはずの「下女」についても言及しました。
猫猫が緑青館に縁のある出自であることは、壬氏は把握しています。
その上で、町での猫猫との会話の中で、彼女の養父が優れた薬師であり、更に大まかにではあるものの、後宮務めの医官であったことを掴みます。
この条件に合致するのは、壬氏と「もう一人」が生まれた時の医官であった羅門だけです。
羅門は羅漢の親族であり、妓楼に縁のある猫猫は羅漢が壬氏に出した「妓女の価値を下げる方法」を即答しました。
その手段である孕んだ妓女の父が羅漢であり、だからこそ猫猫の養父が一族の羅門なのだろうと推定できたわけです。
ただ、裏付けは無かったので高順に調べさせましたし、確定したのは羅漢が「娘」と口にしたからです。
まとめ:薬屋のひとりごと|羅漢と猫猫の怪我
薬屋のひとりごとで、柱が落ちて猫猫が凄我するシーンではつの事件が重なりあいます。
1の事件はコウネンさんが塩入の酒で死んだ事件です、コウネンさんはあの倒れた梁なんかの管理をしていたお役人です。
2の事件はボヤ騒ぎです、あのボヤで壬氏がやっていた祭祀に使う道具の一部を作り成します。
3の事件は金物職人に遺産相続の話しです、あの金属が事件の引き金になってます。
ボヤで焼けた道具を修理しようとしたらその担当者が死んでいてよく分からないので、職人を探したら前回の職人が死んでいてその息子たちに任されたら事件が起こったのです。猫猫はあの息子(末弟)が金具の修理に関わったと知って低温で合金が溶ける性質を思い出して気づきました。
翠苓がどこまで関わっているかははっきりわかりませんが、発端のボヤ事件を仕組んだのが翠苓だと思われます。