1942年に真珠湾攻撃にも参加した空母加賀は、「赤城」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」の合計六隻と共に、
- 米太平洋艦隊の主力戦艦8隻
- 軽巡洋艦・駆逐艦・水上機母艦など10隻
- 300機以上もの敵機を撃破
という大戦果を挙げ、ラバウルなど南方の攻撃作戦に参加していましたが、
ミッドウェー海戦でアメリカ軍の猛攻撃を受け大爆発を起こし沈没。
空母加賀が撃沈した場所(海域)ははっきりとしていなかったものの、
これまでに数多くの沈没船を探り当ててきた故ポール・アレン氏の調査チームがまたもや、
沈没した空母加賀を発見して話題になっています。
空母加賀の発見場所はどこ?ミッドウェー沖合?
空母加賀が沈められたミッドウェー海戦では、日本時間午前7時22分から始まった
アメリカ機動部隊艦載機30機の奇襲を受け、1000ポンド爆弾を3発目まで回避するも、4発(あるいは5発以上)が命中。
そのうちの一発が艦橋のそばにあった航空機用ガソリンを満載した給油タンク車に命中したため、
艦橋を吹き飛ばすほどの大爆発を招き、岡田次作大佐(加賀艦長)以下
幹部のほとんどが戦死し空母加賀はほぼ戦闘不能状態に陥り、
なすすべもないまま16時25分に2回目の大爆発を起こし転覆、艦尾から沈没したとされていました。
※空母加賀撃沈までの経緯には他にも様々な証言があり、ここで紹介したのはそのうちの一説になります。
今回、故ポール・アレン氏の調査チームが発見した旧日本海軍の空母加賀はどこの場所(海域)だったのかというと、
アメリカ・北西ハワイ諸島の海洋保護区内とされています。
水深約5400メートルの海底で直立した状態で発見されたということで、
公開された動画や画像を見る限り、空母加賀が大爆発を起こした形跡が確認できます。
加賀以外に発見された旧日本海軍の空母・戦艦は?
故ポール・アレン氏の調査チームはこれまでにも数多くの旧日本軍の戦艦・空母を発見しています。
- 2015年3月2日 戦艦「武蔵」
- 2017年12月15日 駆逐艦「島風」
- 2019年4月19日 重巡洋艦「摩耶」
- 2019年5月8日 重巡洋艦「最上」
- 2019年4月26日 軽巡洋艦「神通」
- 2019年2月4日 戦艦「比叡」
特に日本人に衝撃を与えたのは戦艦「武蔵」の発見かもしれませんね。
NHKでもこの発見で特集番組が組まれ、不沈艦とも言われた戦艦「武蔵」がなぜ沈没したのか?
その原因が詳しくまとめられていました。