高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)のトイレに入ると、
事故防止の注意喚起や高速道路の工事予定のポスターをしばしば見かけますが、
同じくらい嫌っていうほど「忘れ物はありませんか?」という貼り紙を目にしますよね。
逆に言うと、それだけ高速道路のSA・PAでは忘れ物が大量に発生しているということですが、
巨大カギを設置することで忘れ物を激減させたという取り組みが話題になっています。
巨大カギ設置はどこの高速SA・PA?
高速道路のSA・PAで巨大カギ設置を設置したところ、大量発生していた忘れ物がどれだけ減少したのかというと、
設置前:合計54件(携帯電話22/財布23/鍵1/そのほか小物8)
↓
設置後:0件
なんと、忘れ物の件数がゼロになっていますから、驚きの効果があったと言ってよいでしょうね。
巨大カギは個室トイレ限定にはなるものの、
カギ自体が耐荷重1kgの「小物置き Accessories Tray」プレートになっていて、スマホや財布が置けるようになっています。
うっかり忘れてしまいそうなモノを巨大カギに乗せておけば忘れる心配がないし、
巨大カギに書かれている「忘れ物注意」の文字を読むことで、コートや傘などの忘れ物にも気が付くようになりますね。
そんな巨大カギどこの高速道路のSA・PAに設置されているのかというと、
■道央道
- 八雲PA(上下集約で1か所)
- 静狩PA(上下線)
- 豊浦噴火湾PA(上下線)
- 有珠山SA(上下線)
- 本輪西展望所(上り線)
■その他
- 奥屋PA(上下線)山陽自動車道
- 池田PA(下り線)徳島自動車道
- 南条SA(下り線)北陸自動車道
高速道路の中でも特に交通量が多い東名高速や東北自動車道、
関越道ではまだ巨大カギは設置されていないようです。
ただ、下記の2か所に関しては巨大カギではなくセンサーで忘れ物を感知して、
「お忘れ物はありませんか」と音声アナウンスする仕組みが導入されているそうです。
- 守谷SA(上り線)常磐自動車道
- 蓮田SA(上り線)東北自動車道
高速SA・PAに巨大カギ設置で忘れ物防止に関するツイッターの反応
巨大カギを導入することによって、利用者からの忘れ物の問い合わせへの対応だったり、
実際に忘れ物があるかどうか探しに行くといった職員の手間も3分の1近くに減ったそうなので、
今後のサービス向上も期待できそうですね。