共通テストリサーチの判定ってどのくらい信ぴょう性ある?
共通テストリサーチはどこの会社が1番信頼性が高いでしょうか?
a判定でも落ちるとかd判定でも受かることもあるとか言われますが実際には?
共通テストリサーチ結果|信憑性はどこが高い?
共通テストリサーチの判定は、共通テストの受験者データをもとに、各大学の合格可能性を判定したものですが、その信ぴょう性については、さまざまな意見があります。
一般的には、参加者数が多いほど信ぴょう性が高いと考えられています。共通テストリサーチに参加する受験者数は、2023年度は河合塾が約43万人、駿台が約42万人、ベネッセが約41万人となっており、いずれも全受験者の約8割をカバーしています。
また、過去の入試データをもとに、共通テストの得点と合格最低点の関係を分析することで、より精度の高い判定が可能になります。河合塾と駿台は、過去の入試データが豊富なため、その点でも信頼性が高いと言えるでしょう。
ただし、共通テストリサーチの判定は、あくまでも可能性を示すものであり、絶対的なものではありません。実際に合格するためには、判定を参考にしながら、自分の実力と志望校の合格最低点との差を埋める努力をすることが大切です。
共通テストリサーチの判定を利用する際のポイント
共通テストリサーチの判定を利用する際は、以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。
複数の会社のリサーチを比較する
各社によって、判定方法やデータの取り方などが異なるため、複数の会社のリサーチを比較することで、より客観的な判断をすることができます。
判定よりも席次と合格最低点を重視する
判定はあくまでも可能性を示すものであり、実際の合格可能性を判断するには、席次と合格最低点も確認する必要があります。席次が合格最低点に近いほど、合格可能性は高くなります。
判定をあくまでも参考にする
共通テストリサーチの判定は、あくまでも可能性を示すものであり、絶対的なものではありません。実際に合格するためには、判定を参考にしながら、自分の実力と志望校の合格最低点との差を埋める努力をすることが大切です。
共通テストリサーチ結果|a判定で落ちる/d判定で受かる?
共通テストリサーチでA判定でも落ちる、D判定でも受かるということは、実際にあります。
その理由は、以下の2つが挙げられます。
共通テストリサーチはあくまでも過去のデータに基づいた予測であり、絶対的な保証ではない。
大学の入試は共通テストだけでなく、二次試験も重要である。
共通テストリサーチは、過去の受験データに基づいて、共通テストの得点から合格可能性を判定するものです。しかし、過去のデータと今年の受験生の学力は必ずしも一致するとは限りません。また、共通テストの難易度や大学の入試の競争状況も、年によって変動します。そのため、共通テストリサーチの結果が必ずしも現実に当てはまるとは限りません。
また、大学の入試は共通テストだけでなく、二次試験も重要です。二次試験の成績が共通テストの成績よりも高ければ、A判定でも落ちる可能性はあります。逆に、二次試験の成績が共通テストの成績よりも低くても、D判定でも受かる可能性はあります。
まとめ共通テストリサーチ|信憑性は高い?a判定で落ちる/d判定で受かる?
具体的な信ぴょう性の評価は難しいです。ただし、河合と駿台の共通テストリサーチは母数が多いため、比較的信憑性があるデータと考えてもよいでしょう。
席次や合格最低点を見て、自分がどの位置にいるのか、また二次試験でどれだけの点数を取ればよいのかを確認することがおすすめです。これにより、より具体的な情報を得ることが可能です。
次に、各予備校の信頼性についてです。国公立大学に関しては、駿台が有力とされ、私立大学においては河合塾が評価されている意見もあります。
一般的に、多くの高校ではベネッセ・駿台と河合塾のデータを採用しており、これらのデータを見比べて総合的な判断を下しています。ただし、進学実績の多くない学校は河合塾と提携していない場合があり、その場合はベネッセ・駿台のデータのみを使用することもあります。
浪人生の場合、在籍する予備校のデータを使用します。地方の予備校はベネッセ・駿台のデータに参加することが一般的で、駿台や河合塾とも学校を通さなくても登録できるため、浪人生でも両方に登録することがあります。
共通テストリサーチにおいて、参加者数が多いベネッセ・駿台と河合塾のデータを軸に検討することが一般的です。これらのデータは全受験者のおよそ8割をカバーしており、信頼性が高いとされています。
ただし、東進のデータは他社とは異なり、共通テストの得点から2次の得点も予想して大学の配点に応じて加算しているため、注意が必要です。東進のリサーチでは共通テストだけでなく、2次の偏差値も確認できるため、これらを照らし合わせて判断するとよいでしょう。
a判定でも受からないこともあるし、d判定でも受かることもある、というのは確かにあります。しかし、基本的にはab判定ならほぼ受かるとされています。c判定は受かるか落ちるか半々くらい、または少し落ちる可能性が高いです。d判定は受かる可能性はないわけではないけれど、ほぼ落ちる傾向があります。
ただし、これらはあくまで合格可能性の判定であり、実際の結果は入試が行われるまで誰にも分かりません。リサーチの仕組みを考えると、どの判定もあくまで予測であり、絶対的なものではありません。
過去の事例として、D判定でも受かったケースや、B判定でも落ちたケースが存在します。しかし、これらは限られたケースであり、合格可能性の範囲内での出来事です。判定に一喜一憂する理由がないのは、リサーチは終わった過去の事であり、結果は入試が行われるまで分からないからです。
判定が厳しい予備校や、判定の範囲が異なる東進などが存在しますが、それぞれの予備校の判定が異なるだけで、結局は入試が最終的な結果を示します。受験校の昨年度学力分布図を見ることで、合格の可能性が高いかどうかが分かります。ただし、これもあくまで予測であり、確定的なものではありません。
大事なのは、判定ではなく、ボーダーとの差がどれだけ離れているかです。2次試験の点数や他の受験生よりも取れる見込みがあれば、まだ受かる可能性があります。しかし、逆に離れている場合や点数が取れない場合は、諦めることも一つの選択です。