京都国際高校野球部は2021年の夏の甲子園(第103回全国高校野球選手権大会)に創部22年目で初出場。
2022年のセンバツ出場は2年連続2度目となった京都国際高校野球部メンバーの出身中学や注目選手をまとめています。
京都国際高校野球部メンバー2022出身中学
背番号 | 選手 | 守備 | 学年 | 出身 | 投/打 | 身長/体重 |
1 | 森下瑠大 | 投手 | 2年生 | 福知山ボーイズ | 左/左 | 179/76 |
2 | 辻井心 | 捕手 | 2年生 | 京都宇治ボーイズ | 右/右 | 168/70 |
3 | 平野順大 | 内野手 | 2年生 | 関メディベースボール学院(中学) | 右/右 | 177/75 |
4 | 小林春輝 | 内野手 | 1年生 | 札幌新琴似リトルシニア | 右/右 | 164/60 |
5 | 上野楓真 | 内野手 | 2年生 | 貝塚リトルシニア | 右/右 | 175/70 |
6 | 武田侑大 | 内野手 | 2年生 | 和歌山北ボーイズ | 右/右 | 176/70 |
7 | 岩内琉貴也 | 外野手 | 2年生 | 京田辺ボーイズ | 右/左 | 182/74 |
8 | 三浦悠聖 | 外野手 | 2年生 | 湖南ボーイズ | 右/右 | 175/70 |
9 | 森大空 | 外野手 | 2年生 | 東海中央ボーイズ | 右/右 | 177/71 |
10 | 森田大翔 | 投手 | 2年生 | 京都ベアーズ | 右/右 | 170/65 |
11 | 杉原望来 | 投手 | 1年生 | 岸和田リトルシニア | 左/左 | 173/66 |
12 | 梅田晃輝 | 内野手 | 2年生 | 京都丹後リトルシニア | 右/右 | 177/75 |
13 | 梶島天 | 内野手 | 1年生 | 全播磨ヤング硬式野球団 | 右/右 | 185/90 |
14 | 石田紘大 | 内野手 | 2年生 | 京都市立伏見中 | 右/両 | 165/62 |
15 | 北代琉晟 | 内野手 | 2年生 | 豊川中央ボーイズ | 右/左 | 177/85 |
16 | 濵田泰希 | 内野手 | 1年生 | 神戸須磨クラブ | 右/右 | 188/72 |
17 | 小山田要 | 外野手 | 2年生 | 兵庫夙川ボーイズ | 右/左 | 167/63 |
18 | 亀田樹 | 内野手 | 2年生 | 京都丹後リトルシニア | 右/左 | 175/70 |
19 | 佐藤甲愛 | 内野手 | 1年生 | 和歌山南紀ボーイズ | 右/右 | 171/65 |
20 | 佐藤有悟 | 捕手 | 2年生 | 川北ストーム | 右/右 | 174/69 |
京都国際高校野球部メンバー2021の出身中学
背番号 選手 守備 学年 出身 投/打 身長/体重
1 森下瑠大 投手 2年生 福知山ボーイズ 左/左 179/76
2 中川勇斗 捕手 3年生 愛知尾州ボーイズ 右/右 175/73
3 金田大記 内野手 3年生 愛知プリンスヤング 右/左 –
4 植西龍雅 内野手 3年生 湖南ボーイズ 右/左 175/78
5 辻井心 内野手 2年生 京都宇治ボーイズ 右/右 168/70
6 武田侑大 内野手 2年生 和歌山北ボーイズ 右/右 176/70
7 後藤陸斗 外野手 3年生 京都丹後リトルシニア 右/左 181/78
8 松下恵富 外野手 3年生 阪神ボーイズ 右/左 171/70
9 岩内琉貴也 外野手 2年生 京田辺ボーイズ 右/左 180/70
10 森田大翔 投手 2年生 京都ベアーズ 右/右 170/65
11 金森塁 投手 3年生 東海中央ボーイズ 左/左 182/79
12 加藤蒼 内野手 3年生 京都宇治ボーイズ 右/左 175/78
13 前川宗海 内野手 3年生 岸和田リトルシニア 右/右 –
14 三浦悠聖 内野手 2年生 湖南ボーイズ 右/右 177/73
15 山口吟太 捕手 3年生 湖南ボーイズ 右/右 –
16 高橋集 内野手 3年生 神戸西リトルシニア 右/左 –
17 松本陸 外野手 3年生 東住吉リトルシニア 右/左 –
18 平野順大 投手 2年生 関メディベースボール学院(中学) 右/右 175/70
19 佐々木康耀 投手 3年生 大阪西成リトルシニア 右/右 –
20 石田紘大 内野手 2年生 京都市立伏見中 右/右 –
京都国際高校野球部メンバー2022スタメン
京都国際高校の甲子園スタメンは直近の試合のベンチ入りメンバーとほぼ同じになると予想されます。
2021年10月の高校野球近畿大会秋季 高校野球秋季地区大会 準々決勝・和歌山東高校との対戦は、以下のスタメンで行われました。
打順 | 守備 | 名前 | 学年 |
1 | 遊 | 武田侑大 | 2年生 |
2 | 三 | 上野楓真 | 2年生 |
3 | 捕 | 辻井心 | 2年生 |
4 | 投 | 平野順大 | 2年生 |
5 | 一・右 | 森大空 | 2年生 |
6 | 中継 | 森下瑠大 | 2年生 |
7 | 左 | 岩内琉貴也 | 2年生 |
8 | 中 | 三浦悠聖 | 2年生 |
9 | 二 | 小林春輝 | 1年生 |
京都国際高校野球部メンバー2021甲子園スタメン
打順 守備 名前 学年
1 遊 武田侑大 2年生
2 一 金田大記 3年生
3 二 植西龍雅 3年生
4 捕 中川勇斗 3年生
5 三 辻井心 2年生
6 投 平野順大 2年生
7 右 岩内琉貴也 2年生
8 中 松下恵富 3年生
9 左 後藤陸斗 3年生
勝てば甲子園が決まる全国高等学校野球選手権京都大会決勝で京都国際高校野球部は京都外大西高校と対戦。
京都国際高校野球部は1点を追う4回、4番中川勇斗捕手(3年)が逆転の2ランツーランホームラン。
守備でもエース森下瑠大(りゅうだい)投手(2年)が2回途中から9回まで無失点に初の夏の甲子園に出場となりました。
■選手権京都大会
決勝 京都外大西 6-4
準決勝 東山 11-8
準々決勝 塔南 4-0
4回戦 洛東 9-2
3回戦 洛水 8-1
2回戦 京都翔英 3-0
京都国際高校野球部メンバー2021の注目選手
森下瑠大
名前:森下 瑠大(もりした・りゅうだい)
出身地:京都府福知山市
球速:143km/h
ポジション:投手
投打:左投左打
身長:179cm
体重: 76kg
小学校:昭和小学校
出身中学:南陵中学校
中学所属:福知山ボーイズ
中学3年次には、
鶴岡一人記念大会関西選抜
ボーイズリーグ京都府選抜
村瀬杯京都府選抜
といった実績を持つ長身左腕。
昭和小学校1年生から昭和ガッツで野球を始めると南陵中学校では福知山ボーイズに所属。
角度のある最速143キロのストレートを武器に、京都国際では1年時秋から背番号1でベンチ入り。
打撃力も高いことから2年春の選抜には全2戦に4番・投手としてスタメンで出場しています。
チームは2回戦・東海大菅生に逆転サヨナラ負けを喫するも9球団のスカウトが視察に来るほど注目を集めていました。
球種は他にも110km/h台のスライダー、100km/h台のカーブ、110km/h台のチェンジアップを織り交ぜて打者を翻弄します。
2年秋の大会では7試合(42回2/3)を投げて、防御率1.48(出場選手11位)、被安打33、奪三振52(同8位)、1回当たりの奪三振数1.24(同2位)
武田侑大
出身地:和歌山県橋本市
利き腕:右投右打
身長:176cm
体重:70kg
遠投:90m
50m走:6.2秒
ポジション:内野手
出身小学校:橋本市立紀見小学校
出身中学:橋本市立紀見東中学校
父の利幸さんが少年野球の監督(紀見少年スポーツクラブ)をしている影響で、小学1年生から野球を始めると主に捕手でプレー。
中学では和歌山北ボーイズに所属。和歌山県選抜に選出され、関西ブロック支部対抗オールスター大会で満塁本塁打
1年時は春、夏の大会は新型コロナのために中止となり、秋も右すねの故障で出場はなかったが、秋以降11月の練習試合で特大ホームランを放つなど1ヶ月で3本塁打を放った。
京都国際高校野球部メンバーの進路
申成鉉(元広島・現韓国プロ野球・斗山)
曽根海成(広島)
清水陸哉(ソフトバンク)
上野響平(日本ハム)
早真之介(ソフトバンク)
釣寿生(オリックス捕手)
中川勇斗
ポジション:捕手
身長:174.0cm
体重:72.0kg
投打:右投右打
遠投:95m
50m走:6.2秒
セカンド送球:1.8秒
出身地:愛知・小牧市
中学所属:愛知尾州ボーイズ
中学2年時に全国大会に出場を経験。
京都国際高校野球部では高校2年秋からレギュラーに定着。
確実性の高い打撃、ホームランも放つパンチ力に加え50m6.2秒の俊足を生かし9試合で2盗塁を決めています。
ただしセカンド送球1.8秒と3試合で8盗塁を許してしまった点が課題として残ります。
京都国際高校野球部の監督
京都国際高校野球部の監督は2008年から指導している監督歴15年目の小牧憲継監督です。
■小牧 憲継プロフィール
生年月日:1984年
年齢:38歳(2022年現在)
出身地:京都府
出身高校:京都成章高校
出身大学:関西大学
指導歴:京都国際高校(2005年~コーチ、2008年~監督)
現役時代は身長165cmと小柄ながら1年次より、内野手としてレギュラーを掴むと主に二塁手としてプレー。
高校3年時は主将を務めていますが、甲子園などの全国大会への出場はならず。
関西大学でも野球を続けますが現役時代はけがに悩まされ続けいたことから大学卒業後はプロ野球は諦め2006年に滋賀銀行に入校。
2006年の秋に京都国際高の当時の監督と共通の知り合いを通じて「土日だけでも、京都韓国学園で野球を教えてほしい」と誘われ、野球部の外部コーチを勤め始めます。
もともと指導者を希望していたことから、銀行をわずか半年で退職すると2007年には正式に同校の教諭として赴任し2008年に監督に就任しています。
ただ監督に就任した当初の野球部は、運動能力の高い半面、やんちゃな選手ばかりで野球やる以前の問題だったそうです。
チーム力どうこう以前の問題だったことからまず体育会系にありがちな無駄な上下関係を排除することからはじめチームの風通しを良くしていきます。
部員に対しては自分で考え主体的に行動するように求める指導を続けた結果、監督就任の13年目・2020秋季近畿大会でベスト4進出を果たします。
その後、春夏通じて初の甲子園出場に導いています。
■小牧 憲継の指導戦績
2016年春京都府大会ベスト4、
2018年春京都大会優勝、春の選抜出場
2018年夏京都大会ベスト4、
2019年夏京都大会準優勝、
2020年秋季京都大会3位、近畿大会ベスト4。
2021年夏京都大会優勝、夏の甲子園出場
京都国際高校野球部の練習でもう一つ特徴的なのは「ライフキネティックトレーニング」のメソッドを取り入れていること。
ドイツの運動指導者ホルスト・ルッツが独自に研究開発した「運動と脳トレを組み合わせたエクササイズ」です。
ヨーロッパではプロサッカーチームも導入していることで知られる最新のトレーニングで、より効率よく認知能力、判断能力、運動能力を高めるメニューがあります。
京都国際高校野球部の戦績
■京都国際高校2021戦績
秋季府大会 ベスト4
秋季近畿大会 ベスト4
第93回春選抜大会 2回戦で敗退
春季府大会 優勝
春季近畿大会 ベスト4
夏季府大会 優勝
第103回夏季選手権大会 ベスト4
■京都国際高校甲子園戦績
出場回数(春選抜大会) 2回
(夏選手権大会) 1回
優勝 0回
準優勝 0回
京都国際の前身は京都韓国学園というもともとは高校ではなく高卒資格のない民族学校でした。
生徒は韓国からの留学生がほとんどでしたが1999年に野球部が創部され、同年夏に外国人学校として府大会に参加するようになった経緯があります。