2023年度大学入学共通テスト(旧センター試験、共通テスト)では各予備校の分析によると科目ごとに「難化」「易化」にばらつきがみられます。
平均点は「昨年より上昇」か 河合塾は文系543点、理系555点と予想していますがボーダーは下がるんでしょうか?それとも上がる?
共通テスト2023ボーダー下がる?上がる?予想は?
昨年平均点低迷の数学 今年は「易しく」 共通テスト予備校分析
大学入学共通テスト2日目の15日、数学と理科の試験が行われた。大手予備校の分析では、昨年平均点が低かった数学の問題は今回は易しくなった。理科は昨年並みの難易度の科目が目立った。
平均点が過去最低となった昨年の数学Ⅰと数学Ⅰ・Aは、大学入試センターの外部評価で難易度が「あまり適正でない」とされた。その反動からか、今回はともに「昨年より易化」(ベネッセコーポレーション・駿台予備学校)した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5419572808a440e4d9d12b5bac06139214560df
データネット(ベネッセ・駿台)の予想では、
文系5教科8科目:520点(900点満点)
理系5教科7科目:533点(900点満点)
で、昨年度の平均点より文系+12点、理系+20点となっています。
科目ごとで見ていくと、
国語 106点
世界史B 58点
日本史B 55点
地理B 59点
現代社会 55点
倫理 60点
政治・経済 49点
倫理/政治・経済 61点
英語(リーディング) 53点
英語(リスニング) 61点
数学I・A 51点
数学II・B 57点
物理基礎 30点
化学基礎 31点
生物基礎 25点
地学基礎 34点
物理 61点
化学 45点
生物 39点
地学 55点
と予想しています。
大学入試センターは平均点を1月18日に中間集計、大半の採点を終えた20日に発表する予定。
科目間の得点が大きく開いた場合の得点調整の有無は20日に明らかにされますが、国公立大の2次試験の出願は1月23日から始まります。
共通試験のボーダーに関しては、差し当たって河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」の公開を待つことになりそうです。
志望校合格可能性判定サービス「バンザイシステム」と「ボーダーライン一覧」は大学入試センターの発表に合わせて公開される予定となっています。
「バンザイシステム」は、共通テスト(旧センター試験)の自己採点得点を科目ごとに入力し、大学を選択すると志望校の合格可能性判定ができるサービス。また、地区、志望学部系統、必要科目などを指定すれば、自分の成績から合格可能性の高い大学を検索することも可能だ。
「大学別ボーダーライン一覧」では、河合塾が予想する大学別の入試予想難易度(ボーダーライン:合格可能性 50%のライン)を提供。
上位層がくずれなければボーダーはそれほど下がることはないと思われます。
その大学の今年の志願者の増減まで踏まえないとわかりません。大幅増ならむしろ上がることすらあり得ます。
平均点は全体の傾向をあらわしているとは限りません。