2022年1月16日に実施された化学の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)解答速報および難易度速報についてまとめています。
化学の大学入学共通テスト2022解答速報
■化学の問題作成の方針
科学の基本的な概念や原理・法則に関する深い理解を基に,基礎を付した科目との関連 を考慮しながら,自然の事物・現象の中から本質的な情報を見いだしたり,課題の解決に 向けて主体的に考察・推論したりするなど,科学的に探究する過程を重視する。
問題の作 成に当たっては,受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に示された事物・現 象を分析的・総合的に考察する力を問う問題や,観察・実験・調査の結果などを数学的な 手法を活用して分析し解釈する力を問う問題などとともに,科学的な事物・現象に係る 基本的な概念や原理・法則などの理解を問う問題を含めて検討する。
なお,大学入試センター試験で出題されてきた理科の選択問題については,設定しない こととする。
2022年の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)化学の解答は例年だと当日の午後21時前後に大学入試センターや新聞社のホームページで発表されています。
それよりも早く共通試験の解答速報を知るには、予備校の共通試験解答速報ページなどを見る方法があります。
大学入学共通テストの解答速報で定評があるサイトを一覧で紹介します。
例年、どこのサイトでも1分、1秒を争うように大学入学共通テストの解答をサイトで発表し始めます。
早いところだと試験終了から1時間くらいで正解および配点の公開が始まっているようです。
2022年度 大学入試共通試験速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
ベネッセ・駿台 データネット2021 大学入試共通テスト 自己採点集計
その他の方法としてツイッターでも
「#化学 #共通テスト #解答速報」
「#化学 #大学入学共通テスト」
「#化学 #共通テスト」
といったハッシュタグ検索で解答速報を調べることができます。
さらに例年だと5ちゃんねる掲示板にも大学入学共通テストの化学受験生による解答がどんどんを投稿されています。
化学の大学入学共通テスト2022の平均点・配点は?
随時更新
2021年の大学入学共通テスト化学の平均点は100点満点中57.59点でした。
2021年からセンター試験から共通テストに変わったことに伴って、思考力系の問題が重視される傾向になることから平均点が大幅ダウンすると予想されていましたが、前年並みの平均点となりました。
■2021年の大学入学共通テスト化学の配点
大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 物質の構成、物質の状態 20 6 金属元素、結晶の構造、物質の溶解と分子間力、気液平衡
2 物質の状態、物質の変化 20 5 光化学反応、電池、水の状態とエネルギー
3 物質の変化、無機物質 20 6 電気分解、金属元素、化学反応と量的関係
4 有機化合物、高分子化合物 20 6 芳香族炭化水素、油脂、アルコール、高分子化合物、ポリペプチド
5 天然有機化合物、物質の変化と平衡 20 6 グルコース、化学平衡、化学反応と量的関係
第1問は物質の構成、物質の状態、第2問は物質の状態、物質の変化で、いずれも理論分野からの出題であった。第3問は物質の変化、無機物質、第4問は有機化合物、高分子化合物からの出題であった。第5問は、グルコースを題材とした総合問題であり、グラフの描図も含まれていた。
https://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/kyotsutest/21/analysis/4310.html
第3問 問3の鉄(III)の錯イオンの光化学反応に関する実験問題、第5問のグルコースの異性化の平衡および反応など、目新しい問題が目立った。また、第1問 問4の蒸気の圧力の温度変化の問題、第2問 問3の氷の昇華熱に関する問題など、既習の知識を活用しながら問題文や図表を読み解いたり、作図の結果を用いたりして判断する問題が多く、思考力・応用力が重視された。