ペーパーハウス(la casa de papel)のシーズン5後半で教授からのメモによって金がポルトガルに運ばれるようになりました
シエラとラファエルの手紙(メモ)にはそれぞれなんと書いてあったんでしょうか?
ペーパーハウスでシエラの手紙・ラファエルのメモの内容は?シーズン5
ペーパーハウス(la casa de papel)で実は教授とベルリンは異母兄弟。
教授がベルリンの息子であるラファエルに手紙(メモ)を渡すと、なぜラファエルがあっさりと金を持ち運ぶことを許したのか?
ラファエルが金をベルリンの元妻と共謀して教授たちから奪ったのは、本当は金が欲しかったからじゃないと思っています。
最終話のタイトルは『家族の伝統』となっていますので、強盗というのは単なる仕事ではなく、家族(教授やベルリンやラファエル)の伝統という事をラファエルは父のベルリンから説教されていました。
ラファエルと父(ベルリン)の関係を見ると、どうもラファエルは父に対しコンプレックスみたいなものを抱いていて、父を超えて自分のことを認めさせたい欲求が強かったのかもしれません。
ある意味、父の元妻と不倫をしたのも父への対抗心がそうさせたような気もします
そして、父の弟でもある教授の天才的な計画を出し抜いてまんまと金を強奪することで、自分は強盗として偉大な父の上をいったという自己満足感が得たくて元妻と共謀したのじゃないかと。
だからシエラがやって来て地面の下に隠した金がバレてしまい、お互いのチームが銃を向け合う場面でシエラから渡されたメモには、教授からの『君と私は家族だ。だから金は私のモノでもあるし、君のモノでもある。強盗は私たち家族の伝統だろ?』みたいな事が書いてあって、そこで家族の絆みたいなものを確認したんじゃないかと思います。
金が掘り起こされて大きな穴の空いた地面を眺めながら、父の元妻が『本当に分け前をくれると思う?』みたいなことを聞いたら、ラファエルは『彼(父)も(あの世で)それを望んでいる。家族の絆だから。』と答えていました。
ラファエルは天才の教授を出し抜いて金を奪ってみせることで、父を超えたという実感を持てたからもうそれほど金を独占したいという気持ちはなかった。
だから、分け前をもらうという約束だけでアッサリと教授チームに金を託したんじゃないかと思っています。
教授は自身の父親が銀行強盗で殺されたことから、所詮、金は幻だと言ってましたが、ラファエルにとっても金は幻のようなもんで大事なのは家族の絆(特に父との)だったんじゃないでしょうか。
教授はラファエルの他にシエラにも手紙(メモ)を渡していますがその理由・目的は金塊を分け合おうということかと。
金塊を教授たちから持ち逃げして地面の下に隠したのはいいが、結局シエラたちに見つかってお互いが銃を向け合うという緊張した状況になりました。
あの場面ではどちらにも勝ち目がない。そうなると和解するしかないわけで、それを見込んで教授はベルリンの息子に簡単なメッセージを送ったんじゃないでしょうか?『君と私は家族だ。金塊は私のモノでもあるが君のモノでもある。強盗は私達の家族の伝統だろ?』みたいな感じで。
どうもベルリンの息子はベルリンに対しコンプレックスを抱いていたようだったので、強盗は金塊を手にするのが目的じゃなくて、強盗として偉大な父親の上を行くことが目的だったような気がします。それを教授を出し抜いたことで証明できたから、もうそれほど金塊を全部自分が独り占めする気持ちはなかったから、教授のメッセージが心に響いたんじゃないかと。