マイオカインという美肌ホルモンが「カズレーザーと学ぶ」(2024年8月27日)で紹介されました。
なお、アスタキサンチンがマイオカインの分泌を促進するという研究結果が出ています。
アスタキサンチンは、イクラやエビ、カニなどの赤い色の魚介類に多く含まれていますが、毎日これらの食品を食べることは容易ではないため、サプリメントで摂取するのも有効な手段です。
また、アスタキサンチンには、紫外線による肌の老化を防ぐ効果も期待されています。
マイオカイン(美肌ホルモン)効果・増やし方は?カズレーザーと学ぶ(8月27日)
2024年8月27日放送の日本のテレビ番組「カズレーザーと学ぶ」では特に鮭に含まれる「マイオカイン」と呼ばれるホルモンが、夏のダメージからの回復、美肌効果、筋力アップに効果的であると紹介されました。
番組では、マイオカインを増やすための運動や食事方法、特に鮭とアスタキサンチンの関連性についても解説。
また、 マイオカインと健康の関係についての専門家の意見や研究結果も紹介されており、視聴者に健康的なライフスタイルを推奨していました。
マイオカイン(美肌ホルモン)効果は?カズレーザーと学ぶ(8月27日)
マイオカインとは、筋肉が収縮する時に分泌されるホルモンやペプチド等の物質の総称です。現在、約50種類ほどが確認されています。筋肉は体を支えたり、内臓を守ったりする以外にも、ホルモンのような生理活性物質を分泌して他の臓器とやり取りしながら体を最適な状態に保つ働きをしていることが近年の研究で明らかになってきました。体の中で最大の臓器とも言える骨格筋から分泌されるマイオカインは、まるで「体の中の美容液」とも言われ、健康と美しさに深く関わっています。
マイオカインの効果・効能
マイオカインの効果・効能として、以下の様なものが挙げられます。
- 美肌効果:
- マイオカインは、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制し、メラニンを分解する効果があることが最新の研究で明らかになりました。
- 皮膚の細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促進し、肌荒れを防止し、肌のハリを保つ効果もあります。
- 脳細胞の活性化:
- 脳の機能を活性化させる「脳由来神経栄養因子(BDNF)」の発現を高め、脳機能を改善して認知機能やうつなどの精神疾患を改善する効果があると考えられています。
- その他:
- 大腸がんの抑制
- 骨を強くする
- 血糖値を下げる
- 血管の機能を改善する
- 神経の活性化
- 肝臓からのグルコース放出を促進
- インスリンの増加
- 筋肉量の増加
- 抗炎症作用と免疫力の向上
- 脂肪の分解
マイオカイン(美肌ホルモン)増やし方は?カズレーザーと学ぶ(8月27日)
筋肉量が多い人ほど、シミができにくいという研究結果が出ています。これは、筋肉から分泌されるマイオカインが、メラニンを内側から分解し、シミの発生を抑制するためです。
マイオカインを増やすには?
運動
マイオカインを増やすには、運動が効果的です。筋力トレーニングなどを行うと、マイオカインの分泌量が増えます。特に、スクワットなど、下半身の大きな筋肉を鍛える運動が効果的です。
- 運動強度が高いほど、マイオカインの分泌量も多くなると考えられています。
- 毎日運動するのが難しい場合は、通勤時に歩く距離を増やしたり、階段を使ったりするなど、日常生活の中で体を動かすことを意識してみましょう。
- 週末には、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動や、筋トレなどのレジスタンス運動を行うと良いでしょう。
食事
マイオカイン自体は食品から摂取できませんが、鮭に含まれるアスタキサンチンという成分が、マイオカインの分泌を促進することが分かっています。
- マウス実験では、アスタキサンチン含有食を与えたマウスの筋肉からは、通常よりも50%多くのマイオカインが分泌されたというデータが出ています。
- 1日に鮭の切り身を2枚程度摂取することで、短期間でも美肌効果や筋力アップが期待できるとされています。
その他
- よく噛んで食べること:
- 咀嚼にも筋肉を使うため、マイオカインの分泌を促すことができます。
- 硬いものをよく噛んで食べることで、顎の筋肉も鍛えられ、リフトアップ効果も期待できます。
- 腸内環境を整えること:
- 発酵食品(味噌、チーズ、納豆、キムチ、ヨーグルトなど)を摂取することで、腸内環境を整え、マイオカインの分泌を促進することができます。
- タンパク質を十分に摂取すること:
- 肉、魚、卵、豆腐、チーズなどのタンパク質を多く含む食品を食べることで、筋肉の修復を促し、マイオカインの分泌を促進することができます。
マイオカイン(美肌ホルモン)を増やすにはアスタキサンチン
マイオカインとアスタキサンチンの関係について、アスタキサンチンがマイオカインの分泌を促進するという研究結果が出ています。
具体的には、鮭に含まれる赤い色素成分であるアスタキサンチンを摂取したマウスの実験で、筋肉から分泌されるマイオカインの量が通常よりも50%増加したというデータが報告されています。
番組内で京都府立大学の青井渉准教授は、1日に鮭の切り身を2枚程度摂取することを推奨しています。
アスタキサンチンは、鮭以外にもイクラやエビ、カニなどの赤い色の魚介類に多く含まれています。しかし、毎日これらの食品を食べることは容易ではないため、サプリメントで摂取するのも有効な手段です。
また、アスタキサンチンには、紫外線による肌の老化を防ぐ効果も期待されています。
まとめ:マイオカイン(美肌ホルモン)とは?カズレーザーと学ぶ(8月27日)
マイオカインは、健康と美容に欠かせない物質です。運動や食事、生活習慣を見直すことで、マイオカインの分泌を促進し、健康で美しい体を手に入れましょう。