トヨタのタイ法人からマジェスティ(ハイエースベースの高級ミニバン)が発表されました。
バンコクインターナショナルグランドモーターセール2019(バンコク国際貿易展示センター)で、
現行のベンチュリ―の後継モデルとして「ハイエース」の高級モデルのマジェスティが発表されるや否や、
日本のファンからも「欲しい!」という声が相次いでいます。
マジェスティ(ハイエースベースの高級ミニバン)とは?
タイではもともと、「ベンチュリ―」という200系ハイエースベースで
インテリアはアルファード、ヴェルファイアを凌駕する高級ミニバンがありました。
大型の液晶モニタが設置されていたり、
オットマン付のレザーキャプテンシート、
木目パネルなどなど、内装の作りが単に豪華なだけではなく、
エクステリアも純正クオリティのエアロパーツを用意。
タイでも高級バンに需要は高く日本でも人気の「アルファード」を販売してきたものの、
アルファードの価格帯が高額であることがネックで販売台数が伸び悩んでいたようです。
そこで、「アルファード」よりもお手軽な価格帯に抑えつつも、
高級感をしっかりと持たせた究極のラグジュアリーミニバンとして、
「ハイエース」を超える高級ミニバンモデル「マジェスティ(Toyota Majesty)」の登場。
マジェスティでは、「ベンチュリ―」になかった充実した装備と、
高級感・エレガントさを追加した仕上がりとなっています。
マジェスティ(ハイエースベース)の仕様は?
マジェスティはホワイトパールとブラックマイカの2色のボディーカラーが用意されていて、
2.8リッターディーゼルエンジンを搭載。
最大トルク420Nm/1600-2200rpmを発揮し6速ATに対応。
燃料はバイオディーゼル燃料を20%混合した燃料「B20」に対応しています。
エクステリアはアルファードを髣髴とさせるモダンで洗練されたデザインで、
クロムフロントグリルに加え、LEDのヘッドライト・テールライトとフォグランプを装備。
室内空間では、2列目シートにマッサージ機能付きキャプテンシートが装備され、
USB充電ポートを7箇所に設置して居住空間の快適性を向上させているほか、
9個のエアバッグやトヨタセーフティセンスといった安全性能も工場。
4リンクサスペンションなどによる優れた乗り心地で、
高速走行時の振動もかなり静粛性は高いんじゃないでしょうか。
- スタンダード(Standard):約589万円~
- プレミアム(Premium):約655万円~
- グレンデ(Grande):約758万円~
の3グレードがラインナップされています。
マジェスティ(ハイエースベース)の日本逆輸入は?
マジェスティ(ハイエースベース)の仕様を見れば見るほど、
ぜひ日本でも欲しい!と思う人が多いと思うんですが、日本逆輸入ははどうやら難しいようです。
まず乗車定員が11人となっているので、
日本で運転するとなると中型自動車(限定なし)以上の運転免許が必要で
運転できる人が限られてきます。
また、逆輸入するとなるとそもそも通関手続きや国内登録の大変な上に、
リヤヒーターが無いという問題があります。
温暖な気候のタイで生産されているため、日本で乗るには必須ともいえるヒーター装備が無いと、
広大な室内空間を持つハイエースの居住性が極端に悪くなってしまいますからね。