2020年のマンション管理士試験は下記のような日程・内容で行われました。
マンション管理士試験は合格までに必要な勉強時間は500時間程度(一日3時間の勉強で約半年間)とされ合格率10%を切る難関資格とされています。
ただ実際には準備が不十分なまま受験する人が多いようなので、最新の参考書と問題集で事前にきちんと対策をしておくことが肝心です。
マンション管理士試験の合格者の多くが利用している参考書・問題集は、基本的にアマゾンの売れ行きランキングの上位にランクインしているものになります。
■マンション管理士試験の日程・時間
2020年11月29日(日) 午後1時~午後3時
■マンション管理士試験の出題範囲・問題数
試験問題:四肢択一マークシート式(50問)
【区分所有法等】
マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替えの円滑化等に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等)など
【民法等・管理組合の運営】
管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計など
【建築基準法等・建築設備】
マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物設備の診断、大規模修繕など
【マンション管理適正化法】
マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針など等
■験請負元
公益財団法人 マンション管理センター
https://www.mankan.org/
マンション管理士試験解答速報2020
2020年のマンション管理士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
資格のTAC
アガルートアカデミー
LEC東京リーガルマインド
ユーキャン
twitterのハッシュタグ「#マンション管理士試験験解答速報」
5ch
「資格の大原」ではマンション管理士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#マンション管理士試験」や「#マンション管理士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、
5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、
例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
また、マンション管理センターのホームページでも後日「過去問題ダウンロード」のページで解答が発表されます。
マンション管理士試験の合格率,合格ボーダーラインは?
マンション管理士試験の問題の内訳は例年、
区分所有法等:21問
民法等・管理組合の運営:9問
建築基準法等・建築設備:15問
マンション管理適正化法:5問
といった感じになっていて、合格基準点は明確にされていません。
一般的には7割程度が目安で、50点満点中35点前後が合格ボーダーライン、
8割得点できれば安全圏と言えそうです。
合格率は10%を下回り7~9%の間で毎年推移しています。
年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
平成26年度 14,937人 1,260人 8.4% 36点
平成27年度 14,092人 1,158人 8.2% 38点
平成28年度 13,737人 1,101人 8.0% 35点
平成29年度 13,037人 1,168人 9.0% 36点
平成30年度 12,389人 975人 7.9% 38点
マンション管理士試験の難易度,受験生感想まとめ
マンション管理士となるには実務経験は問われないため、資格取得後すぐに独立・開業することが可能となります。
マンション管理士の平均年収は400万円程度と言われており、平均的なサラリーマンと同じ水準です。