マークシートで鉛筆の濃さは2b?BやHは?シャーペンがダメな理由は落ちた?

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マークシート形式の試験が大学共通テストなどで採用されています。

選択肢の中から正答を番号を選んで丸を塗りつぶしていきますが、鉛筆の濃さはどのくらいにすべきなんでしょうか?

またマークシートではシャーペンがダメ?鉛筆じゃないと落ちる?マークシートのテストでシャーペンでマークしたら採点不可となるんでしょうか?

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マークシートで鉛筆の濃さは2b?BやHは?

マークシート形式の試験では

「HBの黒鉛筆でマークすること」

と指定されていることがあります。

マークシートは機械でマークを読み取るものなので、HBより濃い方は問題ないでしょう。

HやHBが推奨されているのは、B以上の濃い鉛筆を使った時に、消した跡が残ってしまって誤って読み取られる恐れがあるからです。

多くの場合マークシート型の共通試験は専門の業者にて識別・判定されるため、重なった紙同士が擦れ合ったりして滲みや色落ち等起き易い。

硬い鉛筆の場合紙の表面に凹凸が出来やすい分紙同士の摩擦による影響が少ないと思われます

マークシートでシャーペンがダメな理由は落ちた?

シャープペンシルと鉛筆の芯の成分が全く同じだと勘違いをしている人は多いです。シャープペンシルの芯も本来は鉛筆の芯と同じく黒鉛なんですが、シャーペンの芯の商品パッケージを見ると分かりますが、折れにくく、そして濃く書くために、黒鉛以外の成分も多く入っていて、同じ濃さに塗ったつもりでも、黒鉛自身の濃さはものすごく薄い、という商品もあります。HBのつもりが、黒鉛の濃さでは4Hくらいしかないということもあります。

有名メーカーから「マークシート用」のシャーペンの芯が売っているのはそのためです。

「機械は炭素に反応して採点しているからシャーペンでもいいはず。」という話は、前提が既に間違っています。

大学共通テストで使用する高速読み取りをする機種や、高校や私大でよく使われる安価なマークシート読み取り機は、この黒鉛は反射する光を読み取っています。

けっして「黒い色」を読んでいるのではないんです。

このタイプのマークシートを読み取る機械が、シャープペンシルが苦手な理由は、もう2つあります。

光の反射を読むため、紙が凸凹にされるのに弱いんです。

そして、シャープペンシルだと塗りつぶすのではなく、塗ったつもりで面ではなく線の集合になってしまっていることがあります。これだと塗ったことになりません。

競馬のマークシートなど、黒い色を読むタイプのモノもありますが、これだと、サインペンでもボールペンでも読み取ります。そして、比較的シャープペンシルで塗ったものにも強い傾向にあります。

マーク欄が卵形の場合、真ん中を濃く塗り、周囲が薄いのがOKとされるのが、黒鉛を読み取るタイプです。まんべんなく薄く塗っているのが良く、真ん中だけ濃いというのがNGの場合は、黒色を読み取るタイプの物が多いようです。

「私大は鉛筆じゃなくてシャーペンでいい」というのは、読み取り方式で、少なくともセンター試験と違って、私大では、濃さを見るところもある、ということですね。

まとめ:マークシートで鉛筆の濃さは2b?BやHは?

大学入試センターの鉛筆硬度の規定では、H/F/HBの鉛筆を使用するとの規定があります。また、一般の公的機関(役所や病院など)では、HB以上の硬度を使用すると規定されています。

マークシートは、OCR/OMRという光学式のマーク読み取り装置で、黒鉛に赤外線を照射して、その反射率で読み取りをします。

一般に、マークシート用鉛筆は、カーボングラファイト鉛筆と呼ばれるもので、一般の鉛筆が黒鉛粉に粘土を混ぜ合わせて成型・焼成して作るのに対して、カーボングラファイト鉛筆は粒子の細かい黒鉛粉と樹脂を混ぜ合わせ、成型・焼成して作ります。

黒鉛粉の粒子が細かいほど、黒鉛は紙に均一に付着し、均一な線質が引け、黒鉛濃度も高くなり、同時に消しゴムで消してもキレイに消すことができます。

その為に、文字周辺が汚れにくく、一般の鉛筆よりもカーボングラファイト鉛筆の方が読み取りの誤りが発生しにくくなります。

以上を踏まえると、三菱のHi-uniは、黒鉛粉が超微粒子粉を使っており、粘土を混ぜて成型・焼成された鉛筆の中では、黒鉛粉の紙への付着がよく、更に黒濃度も濃い鉛筆です。マークシート用鉛筆に勝るとも劣らない鉛筆です。

シャープペンシルについては、現在のシャープペンシル芯はグラファイト芯なのですが、0.3/0.4/0.5/0.7mmなど細くて折れにくい芯を作るために、樹脂の配合比率が一般鉛筆よりも多く、黒鉛配合率が低いために、黒濃度においては鉛筆に劣ります。

そのような理由から、シャープペンシルを使用するよりも鉛筆を使用したほうが安心です。

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