遊戯王マスターデュエルではデュエル時の画面右下にチェーンの発動確認のボタンがあります。
「ON」と「Auto」といった設定がありますが違いはどうなっているんでしょうか?
マスターデュエル発動確認ボタンスイッチ設定は?オート・ホールドは?
遊戯王マスターデュエルでデュエル時のチェーン発動確認ボタン(スイッチ)は、
OFFの場合
→全ての場合においてチェーンを組まず全てスキップされます。
AUTOの場合
→モンスターの召喚、特殊召喚や、カードの効果発動など代表的なタイミングでチェーン確認を行います。
ON
→全てのタイミングでチェーン確認を行います。全てのタイミングとは、本当に発動可能な全てのタイミングで、たとえば相手が優先権を放棄して、フェイズを移行する場合に、自分が発動可能なクイックエフェクトがあった場合、AUTOの場合はスルーされますが、ONの場合は必ず発動確認を行います。
例えば、相手のメインフェイズ開始宣言、つまりスタンバイフェイズの優先権放棄のタイミングで、虚無空間を撃ちたいという場合、AUTOであれば発動できませんが、ONならば発動できます。
チェーン発動確認ボタン(スイッチ)が登場する以前だと、いちいちフェイズ確認のたびにカードの発動確認なんか行ってたら、ゲームのテンポめちゃくちゃ悪くなっていました。実際のOCGでもその辺は飛ばしちゃったりします。
スタンバイフェイズ等に発動したいカードもあるので、無視することもできません。
それを解決したのがこのチェーン確認のAUTOとONの違いのようです。
■遊戯王の「チェーン」とは
チェーンというのは、
後から発動した効果を、先に発動した効果よりも
早く使うことができるルールです。
例えば、自分がモンスターを召喚したときに
チェーン1 奈落の落とし穴
チェーン2 亜空間物質転送装置(召喚したモンスターを対象)
チェーン3 サンダー・ブレイク(召喚したモンスターを対象)
このような順番でチェーンした場合、
チェーンは後から発動した効果から先に使うので、
チェーン3 サンダー・ブレイクで召喚されたモンスターを破壊
チェーン2 召喚されたモンスターがいないので無意味(不発)
チェーン1 召喚されたモンスターがいないので無意味(不発)
このように発動した順番と逆の順番で効果が適用されます。
このことをチェーンの逆順処理と言います。
チェーンは必ず自分と相手が交互に組みます。
相手がチェーンしたいのに、自分が勝手に2回連続でチェーンする事はできません。
(相手がチェーンしないなら、続けてチェーンできます)
上の例ではモンスターを破壊するためにチェーンしていますが、
チェーンするカードは前の効果と関係ないものでもかまいません。
例えば、強欲で謙虚な壺にチェーンして王宮のお触れを発動する、
というようにしても大丈夫です。
ただし、どのカードでも好きにチェーンできるわけではありません。
効果ごとに「スペルスピード」という効果の速さがあって、
スペルスピードが小さいカードは大きいカードにチェーンできません。
①スペルスピード1(一番遅くて、他のカードにチェーンできない効果)
誘発即時効果以外のモンスター効果
速攻魔法以外の魔法
②スペルスピード2(カウンター罠以外にならチェーンできる効果)
誘発即時効果(相手ターンの好きな時に使える罠に似たモンスター効果)
速攻魔法
カウンター罠以外の罠
③スペルスピード3(全てのカードにチェーンできる効果)
カウンター罠だけ
スペルスピード3の効果は、3、2、1全てにチェーンできます。
スペルスピード2の効果は、2と1にだけチェーンできます。
スペルスピード1の効果は、基本的に他のカードにチェーンできません。
このルールに従ってチェーンを組まなければいけません。