数学ⅡBの範囲・内容は?
数学ⅡBで独学だと難しい分野・単元はどこ?
数学ⅡBの範囲は?独学が難しい分野は?
【数Ⅱ】
≪式と証明・高次方程式≫
・式と証明
・高次方程式
≪図形と方程式≫
・点と直線
・円
≪いろいろな関数≫
・三角関数
・指数関数と対数関数
≪微分・積分≫
【数B】
≪数列≫
・数列とその和
・漸化式と数学的帰納法
≪ベクトル≫
・平面上のベクトル
・空間座標とベクトル
≪統計とコンピュータ≫
・資料の整理
・資料の分析
≪数値計算とコンピュータ≫
・簡単なプログラム
・いろいろなアルゴリズム
共通テストの数学IIBの出題範囲は毎年同じですが小問がどの分野から出題されるかわかりません。
「式と証明」「図形と方程式」が出る確率について、平成29年度試行調査:「式と証明」「図形と方程式」の両方が出題されました。
平成30年度試行調査:「図形と方程式」が出題されました。
令和3年度本試験:「式と証明」が出題されました。
令和3年度追試験:どちらも出題されていません。
以上より、確率50%程度だと思います。「式と証明」で出題されているのは、2回とも相加相乗平均の関係です。
「高次方程式」や「図形と方程式」はあまり出ていないと思いますが、共通テストの前身であるセンター試験で2013年には図形と方程式が突然出題されて関係者を驚かせました。
その年は、毎年出題されていた三角関数が全く出題されずに、センター試験史上出題されたことがない図形と方程式が出題されました。
まとめ:数学ⅡBの範囲は?独学が難しい分野は?
数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学Bの範囲
≪数学Ⅰ≫
・数と式(展開・因数分解・平方根の計算)
・2次関数
・三角比(正弦定理など。180°まで)
・データの分析(平均値,中央値や箱ひげ図,分散や標準偏差,共分散など)
≪数学A≫
・場合の数・確率
・整数(GCMやLCM,ユークリッドの互除法,合同式,n進法)
・平面図形・空間図形
※3単元より2つ選択(センター)2次試験などではすべて出題範囲に入ることが多い。
≪数学Ⅱ≫
・式と証明(二項定理・整式の除法・恒等式・等式不等式の証明)
・複素数と方程式(iの計算・解と係数の関係・剰余の定理・高次方程式)
・図形と方程式(円・直線・軌跡・領域)
・三角関数(ラジアン・一般角・加法定理など)
・指数対数関数
・微分積分(整式の微分・積分まで。積分は面積までで体積は含まれない)