キーメーカーは映画「マトリックス リローデッド」の登場人物の一人。
ソースへの鍵を持つ存在とされますが、キーメーカーとは?正体は何者?
マトリックスのキーメーカーとは?正体は何者?
映画「マトリックス」の世界でキーメーカーの存在はメロビンジアンのようなエグザイルプログラム(削除命令に背いてマトリックスに留まったプログラム)に対するザイオンの人間のアドバンテージです。
メロビジアンは形の上では敵ですが、キーメーカーや予言者と同じようにマトリックスによって用意されたプログラムです。
ちなみに救世主もマトリックスが特別な力を発揮できるように設定したものです。このプログラムは、更新を目的としてる点に注意が必要です。
エグザイルプログラムは正直、マトリックスにとっても厄介な邪魔者でしかなく、その顕著な例が映画「マトリックス リローデッド」以降のエージェント・スミスです。
エージェントは当初こそマトモなプログラムであった分、それなりに高い行動の自由度が認められ低て、ザイオンの人間には太刀打ち出来ません。
下手すればマトリックス更新に不可欠な救世主すら倒される可能性がありました。
そこでエグザイルプログラムによるザイオンの人間の敗北を防ぐため、キーメーカーというマトリックス制御プログラムを味方につけさせ、パワーバランスを保ったわけです。
忘れてはならないのは、マトリックスの存在目的が実は「現状維持」であったこと。
マトリックスを人間の《不完全さ》に適合させるべく、救世主を通して《更新(リロード)》を続ける。
この《更新》はネオがザイオンに来るまでに5回は行われています。
2で設計者(アーキテクト)により、反抗する人をバグとしてザイオンに集めて、救世主をソースコードとして取り込んで更新してきたことが明らかにされます。
この《更新》による《現状維持》を邪魔しかねない自分勝手なプログラム、それがエグザイルプログラムです。
削除命令に背く事ができるためマトリックス及びアーキテクトにも対処できず、よってザイオンの人間に彼らと戦わせるべくキーメーカーというマトリックスにおけるアドバンテージを与えたのです。
ちなみに、映画「マトリックス リローデッド」でキーメーカーを演じていたのは、ランダル・ダク・キムRandall Duk Kimというアジア系アメリカ人の俳優さんです。
実写版ドラゴンボールでの悟空のじっちゃん孫悟飯役だそうです。