MCK70Xはダイキンの空気清浄機「MCK70シリーズ」の2020年モデルで、従来の機種と比較をすると抗菌加湿フィルターの強化が大きなポイントとなっています。
MCK70Xのスペックレビュー
MCK70Xは、
MCK70U（2017年モデル）
MCK70V（2018年モデル）
MCK70W（2019年モデル）
と続いてきたMCK70シリーズの2020年モデルで、加湿空気清浄機としての性能はほぼ同じでMCK70Wからはスマホ連携機能が搭載。
Googleアシスタント Amazon Alexaにも対応しているので専用アプリから外出先からでもMCK70Xの操作が可能となっています。
ちなみに、「ぴちょんくんのお店」というダイキンの店舗で販売されているACK70シリーズとMCK70シリーズは中身は一緒で、
販路が家電量販店か直営店化の違いで型番が違うだけとなっています。
MCK70Xは下位モデルのMCK55Xと比べるとストリーマユニット数が1つから2つに増加された「ツインストリーマ」で空気清浄機能が格段にアップ。
おまかせ運転機能によって、使用状況に合わせて運転状況を自動で調整してくれます。
そのほかの特徴を揚げると、撥水・撥油効果の高いTAFUフィルターという高性能フィルターを使用し、
汚れが広がりにくく、静電力が落ちにくいので、長期間の仕様でも空気清浄能力が落ちにくくなっています。
「きれいサーキュレーター」は室内の温度ムラを抑えるよう温度変化を検知して自動的に風量を変えてくれる機能で、
空気清浄機をエアコンの側に置くことで、より効率的に運転することが可能。
花粉運転
ダイキンも花粉の捕獲に適した専用モードでの自動運転が可能。ダイキンの場合は5分ごとに風量が標準と弱が切り替わり花粉が床に落ちる前に吸い込めるよう適した気流をおこす。
MCK70Xはコロナウイルス対策になる？
MCK70Xには空中で汚れを捕まえて吸い込んでから内部のストリーマで分解して除去する「アクティブプラズマイオン」機能がああります。
シャープの「プラズマクラスタ」と似たような機能なので、新型コロナウイルス対策に使えそうな気がしますが、
MCK70Xの「アクティブプラズマイオン」はイオンをカビ菌やアレル物質の表面に付着させ効率よく空気清浄機に吸い込むための仕組み。
ウイルスに対しての空中での抑制効果はないものの、そもそも「プラズマクラスタ」がコロナウイルスに効果があるとは断言できるわけではありません。
コロナウイルス対策に関しては、空気清浄機に頼るよりも、帰宅した際の手洗いうがいと人混みなどではマスクを着用することがよっぽど大切です。
MCK70XとMCK70W(型落ち)の違いは？
MCK70Xからは新装備として「抗菌加湿フィルター」が採用されました。
小林製薬株式会社の持続性抗菌剤『KOBA-GUARD（コバガード）』という潜水艦内の細菌の増殖を抑制するために開発された抗菌技術を業界で初めて空気清浄機に応用したフィルターが使用されています。
MCK70Wまではマイナーバージョンアップのみで特に仕様には大きな変更はなかったものの、
MCK70Xでは大幅なバージョンアップが行われました。
今後のダイキンの空気清浄機では「コバガード」搭載機種が主流となってくるとみられるので、
空気清浄機を（壊れるまで）長く使い続けることを考えると、MCK70Xを選んでおいたほうが良さそうです。
ただもちろん、型落ちとなるMCK70Wのほうが値段はぐんと安くなるので、コスパを重視するならMCK70Wを選んでも良いんじゃないでしょうか。
MCK70X最安値は楽天？アマゾン？
MCK70Xはダイキンの空気清浄機の中では上位モデルとされているので、性能と値段は比例しています。
もしコスパを重視するのであれば、MCK70Xの競合機種となる「シャープ KI-JS70」を選ぶと良いです。
2018年に販売されたモデルで、シャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスター25000」を搭載
MCK70Xと同じく置き場所を選ばない、スリムボディのスタンダードモデルでストッパー付きキャスターでお部屋のお掃除の時など、片手で簡単に移動可能。
もちろん、ストッパーで固定もできるので、小さな子供が過ごす部屋でも転倒する心配がありません。
MCK70Xと同じくスマホ連携もあって外出先から操作可能ではあるものの、空気清浄フィルターがTAFUフィルターよりも性能が劣るHEPAフィルターを使用しています。
今後はMCK70Xで使用されているTAFUフィルターが主流になってくるとみられ、10年も経つとHEPAフィルターの生産が終了しフィルタ交換できなくなる可能性はあります。
