鳴潮における情報漏洩・個人情報の流出について
「鳴潮」はプレイヤーが「漂泊者」として記憶を探す旅に出るオープンワールドゲーム
Unreal Engineを使用しており、フォトリアルな表現が特徴ですが、情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミスにより炎上騒ぎとなりました。
鳴潮の炎上|情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミス
「鳴潮」ではプレイアブルキャラクターは「集音」というガチャで入手可能で、戦闘にはパリィや壁登りなどのダイナミックなアクションが含まれます。
2023年5月23日にリリースされましたが、リリース直後に多くの不具合が報告されました。その中でも特に問題となったのが、個人情報の流出と翻訳ミスに関するトラブルです。
翻訳ミスについて
ゲームのキャラクター「忌炎(キエン)」の武器に関する説明文に誤訳がありました。日本語版では「変奏スキル・共鳴スキル発動後、重撃ダメージが24%アップ」と記載されていましたが、正確には「変奏スキル・共鳴解放発動後、重撃ダメージが24%アップ」となるべきものでした。この誤訳により、多くのユーザーが誤解してガチャを引いたため、クレームが多数寄せられました。
運営側はこの誤りを認め、全ユーザーに対してお詫びとして「星声×160個(ガチャ1回分)」を配布しました。しかし、多くのユーザーはこの対応に不満を持ち、個別対応を求める声が上がりました。
個人情報の流出について
誤訳に関する問題への対応として、運営は専用フォームを設けて個別対応を行うことを決定しました。しかし、この対応過程で致命的なミスが発生しました。個別に問い合わせをしたユーザーに対して、運営はBCCではなくCCでメールを送信してしまったのです。これにより、メールを受信した全員が他の受信者のメールアドレスを見られる状態になり、200人以上のユーザーのメールアドレスが流出してしまいました。
鳴潮で運営のkuro games謝罪|情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミス
情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミスについて、鳴潮で運営のkuro gamesは以下の対応を行いました:
謝罪と説明:運営は謝罪し、問題の原因について詳細に説明しました。メールの管理を委託していたパートナー企業がミスを犯し、返信する際にBCCではなくCCを使用したことが原因であると説明しました。
再発防止策:今後同様のミスが発生しないよう、社内で個人情報の取り扱いに関する注意喚起とルールの厳格化を行うことを発表しました。
補償:情報が流出した全てのユーザーに対して、1万円分のAmazonギフトカードを提供することを決定しました。
鳴潮|情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミスの影響
この一連の問題により、「鳴潮」の運営に対するユーザーの信頼は大きく揺らぎました。翻訳ミスによりガチャを引いたユーザーは、正しい情報に基づいていれば引かなかったかもしれないという不満を持ち、さらに個人情報が流出したことでプライバシーの侵害を受けたと感じています。
運営が提供した補償(1万円分のAmazonギフトカード)は一部のユーザーにとっては納得のいくものでしたが、それでもゲームを辞めるユーザーが少なくありませんでした。特にガチャに多額の費用をかけたユーザーは、1回分のガチャ補償では満足できず、運営に対する不信感が残りました。
鳴潮の炎上まとめ|情報漏洩・個人情報の流出・日本語の翻訳ミス
鳴潮は、リリース直後から様々な問題が発生し、炎上することになりました。
■主な問題点
〇日本語版の翻訳ミス
一部の武器やスキルの説明が誤っていた。
この問題により、ガチャを引いたプレイヤーが損害を受ける可能性があった。
〇個人情報漏洩
個別に問合せをしたユーザーへの返信メールをCCで送信し、メールアドレスが漏洩してしまった。
この問題により、約200人のプレイヤーの個人情報が漏洩した。
■炎上への対応
〇謝罪と補填
翻訳ミスのあった武器を引いたプレイヤーに対して、個別補償を実施した。
個人情報漏洩に対して、Amazonギフト券10,000円分を配布した。
〇再発防止策
個人情報取り扱いの管理体制を徹底する。
電子メールの運用ルールを徹底する。
■現在の状況
翻訳ミスは修正済み。
個人情報漏洩の被害を受けたプレイヤーには補填が実施されている。
再発防止策が講じられている。
鳴潮は、これらの問題を乗り越えて、今後も運営を続けていくことができるのか注目されます。