メルカリで「商品の内容をコピーして出品する」という新機能が登場。
他者の出品物に「商品の内容をコピーして出品する」というボタンが表示されるようになりましたが、メルカリの規約では
他会員が撮影した画像または商品説明を無断で使用すること
という記載もみられます。
「商品の内容をコピーして出品する」を使用した場合、無断転載でペナルティの危険はないのでしょうか?
メルカリ|商品の内容をコピーして出品する機能の使い方
メルカリで「商品の内容をコピーして出品する」を使うと、
商品名
カテゴリー
ブランド
商品の説明文
といった出品情報を簡単にコピペできるようになりました。
コピペしたい出品ページ下にある「商品の内容をコピーして出品する」ボタンを、出品画面へ進むだけ。
販売中でも、売り切れでもコピーできますが、1つの商品につき1回しかできません。
なお、コピーしても元の出品者に通知されることもありません。
メルカリ|商品の内容をコピーして出品する無断転載ペナルティは?
メルカリで「商品の内容をコピーして出品する」という新機能が登場したものの、規約を確認してみると、禁止されている行為として、
他会員が撮影した画像または商品説明を無断で使用すること
というのがあります。
違反行為が確認された場合には、アカウントの利用制限等の措置を取る場合があり、利用制限中は、出品・購入・コメント・いいね等の行為ができなくなります。
もし自分の出品が無断転載されていた場合には、該当商品ページに報告という項目がありますので理由にその他を選び、「自分の写真を無断で使用しているのでページの削除等ご対応をお願いいたします。」等記載して事務局に報告します。
無断転載した該当ページのとこから
「・・・」三点リーダーをタップ
報告理由→その他
コメントを入力する欄が出ますので、無断転載である事を入力し送信してください。
ただ、「商品の内容をコピーして出品する」という新機能を使えば、他者の文章を簡単にコピペすることができてしまいます。
無断転載にあたると思われますが、メルカリの利用規約ではさらに、
第 1 条 本サービスの内容及び弊社の役割
本サービスは、オンラインフリーマーケットサービスです。ユーザー(次条で定義します。)間の物品の売買の場・機会を提供するもので、ユーザー間の売買契約、出品、購入等の保証等に関しては、すべて当事者であるユーザーの自己責任とし、弊社は自ら売買を行うものではなく、売買の委託を受けるものでもありません。弊社は、本規約中に別段の定めがある場合を除き、売買契約の取消し、解約、解除、返品、返金、保証など取引の遂行には一切関与しません。また、本サービスは、競りの方法(オークション)により物品の売買を行おうとする者のあっせんを行うものではありません。
と定義されています。
出品手続きに関してはあくまでも自己責任で行い、出品をめぐるトラブルがあった場合にもメルカリは基本的には関与せず自己責任で解決するものと解釈できます。
以上を踏まえると、「商品の内容をコピーして出品する」では結果的にコピペ(無断転載)はできてしまうものの、もし、無断転載されたという通報を受けた場合には、メルカリの違反行為だとみなして対処するということでしょう。
逆に言うと、「商品の内容をコピーして出品する」でコピペ(無断転載)しても、元の出品者から通報などがなければ、メルカリとして処置を下すことはないので、ある意味では、著作権と同じように親告罪と同等の扱いなのかもしれません。
※親告罪(しんこくざい)とは、被害者からの告訴がなければ検察が起訴(公訴の提起)をすることができない犯罪の種類を言います。